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チラシの裏~勇者弐位のゲーム日記

 ゲーム大好きな大阪のオバチャンのほぼゲームのことしか書いてない日記。10年やってたブログがプログラム書き換えられて海外の怪しいサイトに飛ばされるようになったんで、2017年4月に引っ越ししてきました。10年分の過去記事が36MBもあるし、データが壊れてるのか一部送れないものもあり、まだまだインポートの途中(;^_^   過去記事分は引っ越しで持ってきたものなので、表示が一部おかしいかもm(__)m  

第三章:記載なきイベント その6

 

屍人荘の殺人 〈屍人荘の殺人〉シリーズ (創元推理文庫)
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 今日の屍人荘の殺人はどうかな?


 肝試しの準備ができたとお呼びがかかり、葉村たちは再び広場に集まった。出目の姿はない。おそらく脅かし役としてどこかに潜んでいるのだろう。立浪が紙袋を差し出した。
 「それじゃクジでペアを決めよう。女の子が引いてくれ」
 葉村の相手は比留子で、スタートは4番目ということになった。
 ちなみに他のペアは、七宮・下松組、進藤・星川組、明智・静原組、重元・高木組、立浪・名張組だ。
 目的となる神社は湖沿いを東に進み、途中で合流する山からの道を登った先にあるという。そのお堂にあるお札を取ってくればクリア。
 午後9時、まずは1組目の七宮・下松組が出発する。
 5分ほどの間隔をおいて、2組目、3組目がスタートする。
 葉村たちの順番が回ってきた。
 肝試しはペアで手を握るというルールが設けられた。
 葉村は比留子の手を握り、しばらく湖沿いの道路を進む。
 「ねえ、葉村君。実は君に話しておきたいことがあるんだ」
 「なんのことですか」
 「君をこの合宿に誘った目的について。私は君を口説きたくてこの合宿に誘ったんだよ」
 「は?」
 「私はこれまで何度か難解な事件に関わってきた。そしてこれからもいくつもの事件に携わることになると思う。そこで、単刀直入に言おう。私の助手になってよ。私にも君が必要だ」
 「いやいやいや、俺はただの読書好きですよ。専門的な知識もないし、天才的に閃くこともない」
 「そんなのワトソンだってそうじゃないか。ごく一般的な意見を横から挟むに過ぎない。けれどそれで事件が解決するなら万々歳だ。すぐに返事をくれとは言わないよ。合宿が終わるまでに考えといてほしい」
 「なんで俺なんです?」
 「それは内緒」
 「明智さんには話してもいいんですか?」
 「少し待ってて。ある意味彼とのコンビを解消させるようなものだ。君はきっと彼にも必要不可欠な存在だろうし、そのうち私から明智さんに話をさせてもらうよ」
 左手にあった雑木林が開けて、山側から下りてくる細道が見えてきた。その時だった。 にほんブログ村 ゲームブログ 今日やったゲームへ
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勇者弐位
性別:
女性
職業:
大阪のオバチャン
趣味:
ゲーム
自己紹介:
 ゲーム大好きな大阪のオバチャンです。
 やりたいゲームは発売日に買ってるが、プレイする時間がまったく足りてないでの、クリアするのはいつになるのやら・・・

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