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チラシの裏~勇者弐位のゲーム日記

 ゲーム大好きな大阪のオバチャンのほぼゲームのことしか書いてない日記。10年やってたブログがプログラム書き換えられて海外の怪しいサイトに飛ばされるようになったんで、2017年4月に引っ越ししてきました。10年分の過去記事が36MBもあるし、データが壊れてるのか一部送れないものもあり、まだまだインポートの途中(;^_^   過去記事分は引っ越しで持ってきたものなので、表示が一部おかしいかもm(__)m  

荒井エンディング№10:戦下の友情


 今日のアパシー学校であった怖い話1995特別編はどうかな?


 4週目開始!
 1人目は新堂誠を選択→シナリオ:戦いのゴングがなって→新堂エンディング№19~24を見る


 2人目は荒井昭二を選択!


 2年B組の荒井昭二が「怖い話が好きなんですか?」と聞いてきた。
  1. 好き
  2. 人並程度
  3. 嫌い
 「さっきから震えているように見えたのは、怖い話が嫌いだったからなんですね。
 ところで、あなたはどうして鳴神学園を選んだのですか?」
  1. 自分の意思で
  2. 親の意思で→シナリオ:誕生日プレゼント
 「そうですか、でしたら、鳴神学園のどこに惹かれたのですか?」
  1. 設備のよさです
  2. 歴史があるからです1人目か2人目の時に出現
  3. 答えたくありません
  4. 美人が多いからです→呪いのヒトガタ
  5. 教師陣がすぐれているからです
  6. 友達を作りたかったからです(5人目か6人目の時に出現)→シナリオ:ゲーマーの条件
 「あたなもご存じのように、ここは大正時代に創立された、由緒ある学園です。いわば、この学園は歴史の生き証人なのです。
 これから僕は、それにちなんだ話をしましょう。
 ところで、あなたは戦争に話に抵抗はありませんか?」
  1. 大丈夫
  2. 実はちょっと・・・→シナリオ:呪いのヒトガタ

 シナリオ:戦下の友情


 「僕の手元にこんな資料があります。
 鳴神学園卒業生 三上康幸
 同 種田三郎
 1944年9月鳴神学園卒業。
 徴兵検査を経て、同年12月予備生徒として海軍に配属される。
 これは若くして運命を狂わされた少年たちの記録なのです」


 三上は当時東条内閣により発令されたばかりの『在学徴集延期臨時特例』により、半年卒業を早められて、海軍予備生徒となりました。
 三上は、同じ鳴神学園出身の種田とともに戦闘機の操縦士を目指し、毎日厳しい訓練に明け暮れていた。
 厳しい日常の中、唯一の心の安らぎである消灯前のひと時、三上は隣の種田に話しかけられた。
 「なあ、三上、知っているか?」
 「どうした、そんな深刻な顔をして、お前らしくもないぞ」
 「この訓練所だがな、実は特攻隊員を養成するためのものらしい」


 特攻隊。
 これは敗戦が濃くなった軍部が生み出した、狂気の産物ともいえる戦術だった。
 爆弾を搭載した航空機に乗り込み、敵の戦艦や空母に体当たりを仕掛ける、いわゆる人間爆弾だった。もちろん操縦者は生きてはいられない。まさに命を懸けた最終兵器だった。


 その夜、三上は体が震えてなかなか眠ることができなかった。
 種田の話は本当だった。
 ある日、朝礼に並んだ三上たちの前で上官は特攻隊員への志願者募集の知らせを告げた。
 三上や種田も、うつむいてじっと自分の足元を見つめいた。
 朝礼が終わり、解散の号令が出されても、皆の足取りは重かった。

  1. 怖いと思う→荒井エンディング№08:廊下の幽霊荒井エンディング№09:悔恨
  2. 逃げ出すと思う
    • →「逃げ出されば、どんなに良かったでしょうね。ですが、彼らは自分の命よりも大事なものを守るため、己が運命を受け入れたのです」
  3. わからない
    • →「わからない・・・そうやって、考えを放棄できたら、どんなに楽なことか。でも、彼らは自分の国が、仲間たちが苦しんでいるのを、見て見ぬ振りのできない性格だったのです」
 その夜、消灯前のひと時、三上は種田を人気のない廊下へと呼び出した。
 「実はな、俺、特攻隊へ志願しようかと思っているんだ」
 「え?お前、そう簡単に口にするなよ。特攻の意味がわかっているのか?」
 「俺だって、みすみす死ぬとわかって志願するのは辛い。だが、誰かがやらなければいけないことだ」
 「だからって、何でお前が!お前には、家族がいるじゃないか!」
 「その家族を守るためさ。大本営は勝利ばかりを伝えているが、本当のところはどうだろう。物資は切り詰められ、俺たち年端も行かぬ生徒まで前線に駆り出されるなんて、相当行き詰った証拠じゃないか?」
 「それは皆、口には出さぬが、薄々感じているんじゃないか」
 「そうだろう。沖縄の前線が取り崩されれば、いよいよ本土決戦。そうなれば、この国土が戦場になるんだ。俺たちを育んだ山河が蹂躙され、愛する家族が、敵の刃に晒されるのだぞ!
 なぁ、俺たち兵士はどうせ降伏したら命はないんだ。同じ死ぬのなら、確実に敵艦に一矢報いてやれる方法を選ぶのが、この命をここまで育ててくれた国は、家族の恩に報いるということじゃないのか」
 「馬鹿、三上・・・」
 「言うな種田。俺はもう決めたんだ。笑顔で見送ってくれ」
 種だは何も言うことができず、ただ涙をこらえて、グッと口をつぐんでいた。
 三上は、その肩を軽く叩くと、一足先に宿泊所へと戻って行った。


 翌日、朝礼で特攻隊に志願した者たち数名の名前が発表された。しかし、その中には三上の名前はなく、替わりに種田の名前が告げられた。
 朝礼の後、三上は種田に詰め寄った。
 「種田!あれはお前の仕業か!!
 なぜ俺ではなく、お前が志願したことになっているんだ!!」
 「・・・お前、一人っ子だったろう。
 お前が死んだら、誰が家の跡を継ぐんだ。親御さんの気持ちを考えたことがあるのか?
 その点、俺は3人兄弟の末っ子だ。幸い二人の兄も生きている。それに・・・」
 種田は、三上の胸ポケットをそっと指さした。
 「お前、思い人がいるのだろう?」
 「ど、どうしてそれを?」
 「お前、寝る前には胸の守り袋を必ず取り出して、中の写真を眺めていたじゃないか」
 「・・・」
 「可愛い人だな」
 「あれは、親に決められた許嫁だ。この戦争が終わったら、結婚することになっている」
 「なら、なおさらお前を特攻に生かせるわけにはいかない」
 「しかし!」
 「三上、早まることはない。まず俺が行く。そして、それでも、戦況が打開できないようなら、お前も来い。な?」
 さすがにその言葉には、三上も言い返すことができなかった。


 こうして三上の代わりに種田が特攻隊として、出撃することが決まった。
 当時でも、他に兄弟にいない者や結婚した間もない者は、状況を配慮して特攻から外される傾向にあったので、三上の志願届が受理される前に、種田が上官に掛け合って話をつけたのだろう。
 そして、出征前、種田のたっての願いが聞き届けられ、三上と共に特別休暇が与えられた。
 種田は三上を誘って、懐かしい鳴神の学び舎へとやってきた。
 「やあ、ここだ」
 「なんだ、種田、この大楠がどうかしたのか?」
 「この木は、鳴神学園ができる遥か前から、ここに生えているんだ。
 三上、知っているか?この木はな、約束の楠と言われているんだぜ。
 ちょっと語ってやろう。日清戦争の頃のことだ。
 近くの村から出征した男が、妻との別れを惜しみながら、この楠の幹に名前を彫り込んだ。
 すると、彼の所属していた部隊は全滅したのにもかかわらず、その男だけはただ一人、生きて帰って来たというのだ。以来、この付近の村の男たちは、戦地に向かう際には、必ず名前を彫っていくのだろうだ。
 ほら、見てみろ」
 幹に目を移すと、そこには種田の言う通り、ところどころに人の名前が彫り込まれていた。
 (特攻から生還できるものか。そんな気休めは止めろ)
 そんな、喉元まで出かかった言葉をグッと三上は飲み込み。笑顔で答えた。
 「いや、なんでもない」
  種田も、その笑顔の意味を理解した。
 「さあ、俺たちも名前を彫ろうじゃないか」
 「ああ」
 二人はナイフを取り出し、互いの名前を彫り込んだ。
 「これで、よし!」
 「そうだ、三上。これを持って行ってくれ」
 それは、古びたお守り袋だった。
 「母の形見のお守りだ。幼い頃に死んだ母親が、たった一つ俺に残してくれたものだ」
 「馬鹿、そんな大切なものが預かれるか!」
 「いいんだ。お前に持っていてほしい」
 そう言って、種田は、三上の手のひらに自分のお守り袋を押し込んだ。
 「これさえあれば、俺はまた、この場所まで迷うことなく帰って来られる。例え遠い異国で散ろうと、海の上であろうとな」
 そして、固く手を握り合い、二人は誓った。
 「いつの日か、この場所で。共に学んだ鳴神で再び会おう。約束だ」
 「・・・ああ」


 こうして、種田は帰る術のない戦場へと旅立っていった。
 そしてまもなく、誰も幸せにしなかった泥沼の戦争は終わりを迎えた。
 それから、長い年月が過ぎた。
 あの後、すぐに別の戦場へ配属された三上は、敵の流れ弾に当たって、視力を失うという不幸な出来事にはあったが、かろうじて生き延び、終戦を迎えることができた。
 そして、約束通り故郷の許嫁と結婚し、子供や孫に恵まれた幸せな人生を送った。
 そんなある日、彼は孫娘が押す車椅子に乗って、鳴神学園を訪れた。孫のゆかりは、その年、鳴神に入学したなかりだった。
 そして、三上は、あの日、種田と約束し合った楠の下へとやってきた。
 胸には種田から譲り受けたお守り袋を大事に持っていた。
 年老い、すっかり力が衰えてしまった三上は、木に縋るようにして懸命に立ち、その幹を指で探り始めた。
 「ゆかり、この幹のどこかに、おじいちゃんの名前が彫られてないかい?」
 ゆかりは、楠の幹を満遍なく見渡した。
 「あったわ。少し高いところだけど。
 ほら、手を伸ばせば届くわ。おじいちゃん、触ってみる?」
 ゆかりは、盲目の祖父の手に、自分の手を添えて、幹に刻みつけられた傷へと導いた。すると、見えないはずの三上の目に、鮮やかに二人の名前が浮かび上がった。
 「なんだよ、遅かったじゃないか」
 不意に懐かしい声が響き、三上は振り向いた。
 「この声は・・・」
 「ずっとここで、待ってたんだぜ」
 「種田、種田じゃないか!」
 「お前、すっかり爺さんになっちまいやがって」
 「あれから何年経ったと思っているんだ。お前は、変わらないな」
 「ああ」
 三上は、久しぶりに再会を果たした種田と抱擁を交わそうとしたが、その指が触れる前に、種田の体は楠の幹へと変わっていった。
 「種田。どこへ行った?種田ーーー!」
 「しっかりして、おじいちゃん!」
 ゆかりの声を掛けられて我に戻った時には、三上は楠の幹に取りすがりながら涙を流していた。


 「三上さんは、その後まもなくして、この世を去られたそうです、最後に満足した笑みを残し、旅立っていったといいます。きっと天国で種田さんと再会するのを、楽しみにしていたのでしょうね。
 件の楠ですが、今でもこの鳴神学園の敷地内にあるはずですよ。あなたも暇を見つけれて、訪れてみてはいかがでしょうか」

 荒井エンディング№10:戦下の友情
 CGギャラリー:42/124
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大阪のオバチャン
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 やりたいゲームは発売日に買ってるが、プレイする時間がまったく足りてないでの、クリアするのはいつになるのやら・・・

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