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チラシの裏~勇者弐位のゲーム日記

 ゲーム大好きな大阪のオバチャンのほぼゲームのことしか書いてない日記。10年やってたブログがプログラム書き換えられて海外の怪しいサイトに飛ばされるようになったんで、2017年4月に引っ越ししてきました。10年分の過去記事が36MBもあるし、データが壊れてるのか一部送れないものもあり、まだまだインポートの途中(;^_^   過去記事分は引っ越しで持ってきたものなので、表示が一部おかしいかもm(__)m  

ペンション“シュプール”編 23章:ひとつの推理 その1

 

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 ペンション“シュプール”編 23章:ひとつの推理


 透は言った。
  • A:「田中さんを殺した犯人はわかったよ」
    • →「窓が割れた時、俊夫さん以外の全員が談話室にいました。だから最初は俊夫さんが犯人だと思ってたんです。
    •  でも、トリックを使えば、あの時談話室にいた人にも犯行が可能だったと気が付いたんです」
    •  「トリックって?」と真理が尋ねた。
    •  「時間差のトリックだよ。僕たちは窓の割れる音を聞いて2階へ駆けつけた。でも、あの時本当に窓が割れたかどうかはわからないんだ」
    •  「だって、窓は割れていたじゃないか!」と小林が言った。
    •  「それが時間差だと言ってるんです。僕たちが音を聞いた時に割れたとは限らない、そうでしょう?」
    •  「音だけを後から出せばいいのね?」と真理が言った。
    •  「犯人は夕食後田中さんの部屋を訪ねて殺し、死体をバラバラにした。そして、音を立てずに窓を割る」
    •  「どうやって?」
    •  「例えばガムテープをガラスいっぱいに貼って強く叩くんだ。音も消せるし、破片も散らばらないらしい」
    •  「音を立てないで窓を割ったのはわかったわ。それからどうするの?」
    •  「それから犯人はあらかじめ用意したテープレコーダーをどこかに置いて・・・」
    •  「テープレコーダーなんてあの部屋になかったわよ」
    •  「あの部屋じゃなくてもいいんだ。最初音を聞いた時、どこから聞こえたなんてわからなかっただろ?」
    •  「でも、あんなに大きく響き渡るようなテープレコーダーって、相当大きなものじゃない?」
    •  「それに、ガラスの割れる音をあらかじめ録音したテープを持ってきたっても、妙な気がするが・・・」と、小林が言った。
    •  「ガラスを本当に割った時に、録音したのかしれません。小さな音はしたでしょうから。それを大きく流したのかも」
    •  「あの時の音はそんな感じじゃなかったわ。音だけ大きくしたって、同じにはならないと思うけど」
    •  「じゃあ、あれは本当にガラスの割れる音だった。ただしあの部屋の窓じゃなく、犯人の用意した別のガラスだったんだ」
    •  「それじゃあ犯人は、やっぱりどこかでそのガラスを割らないといけないわけでしょ?」
    •  「もし僕の推理が間違ってるとしたら、犯人はやっぱり俊夫さんだってことになる。でも僕には、田中さんはともかく、俊夫さんがみどりさんを殺したとは思えないんだ」
    •  「じゃあ、俺じゃなければ一体誰が犯人なんだ?」と、俊夫が言った。
    •  「ガラスの割れる音を出す方法があれば、談話室にいた人にも犯行が行えたわけです。でもその中にも2階へ行かなかったり、時間的に無理な人たちがいます。その人たちを消去してみましょう。
    •  僕と真理は夕食後最後まで食堂にいて、結局2階へも戻りませんでした。
    •  次に小林さんは、夕食後もフロントにいて、その後も僕たちと一緒でした。奥さんはしばらく見かけませんでしたが、多分キッチンで夕食の後片付けをしていたのでしょう。
    •  美樹本さんがここに到着したのは、夕食が終わってだいぶ経ってからでした。2階へ上がっていた時間もほんのちょっとで、荷物を置いてくるのが精一杯だと思われます。
    •  OL3人組は、例の脅迫状の件があったので一旦部屋に戻ったものの、すぐに1階へ降りてきてます。
    •  香山さんと奥さん、その2人を除いて全員を消去しました。つまり残った2人のうちのどちらかが犯人ということになります」
    •  「そんなアホな!わしかて人をバラバラにするような時間はあらへん。それは春子も一緒や。ずっと一緒におったんやから」と、香山は唾を飛ばしながら言った。
    •  「では、第二の事件を考えてみます。美樹本さんが襲われた時、外にいたのは小林さんと俊夫さんです。他の人は僕を含めて談話室で待っていたはずでした。ただ一人を除いては」
    •  「わしかてここにおったやないか」
    •  「いいえ、ずっといた訳ではありません。携帯電話を試してみるために、一人で2階へ上がりましたよね」
    •  「2階へおったわしが、なんで外にいる美樹本くんを殴ったりできるんや」
    •  「美樹本さんが襲われたのは、田中さんの部屋の真下です。そして、田中さんの部屋のすぐ前に、廊下を挟んで、香山さんの部屋があるんです。誰にも見られずにその間を行き来することは、そんなに難しいことじゃない」
    •  「じゃあ香山さんは、田中さんの部屋から下にいる美樹本さんを・・・」と、真理がはっとしたように言った。
    •  「ちょっとしたロープの先に重くて硬い石か何かを結びつける。後は下に犠牲者が来るのを待って、下に落とすなり、振り子みたいに振り回してぶつけるだけでいい。
    •  だからこそ、すぐ前後にいたはずの小林さんや俊夫さんが誰も見ていなかったんです」
    •  突然、俊夫が立ち上がって、香山に飛び掛かり、首を絞める。
    •  慌てて小林が止めに入った。
    •  「俊夫くん、落ち着くんだ!」
    •  その言葉を聞いた美樹本も我に返り、急いで俊夫を抑えにかかった。
    •  狂犬のように暴れる俊夫を二人がかりで、やっとのことで引き離した。
    •  「絶対に殺してやる!」と、美樹本に羽交い絞めにされながら、俊夫は叫んでいる。
    •  「落ち着くんだ、俊夫くん」と、小林が、俊夫の頬に強烈な平手打ちを見舞った。
    •  叩かれた俊夫を声も出せず、ぽかんとしている。
    •  「確かな証拠もないのに香山さんを犯人だと決めつけるのはわけにはいかない」と、小林が俊夫を叱りつけた。
    •  そして、今度は透の方を向いて言った。
    •  「透くん、君もいい加減、根拠のない当て推量はやめたまえ。みんな混乱するだけだ!」
    •  突然亜希が立ち上がり、「この人といっしょにいたくありません。部屋に戻ります」と叫ぶと、可奈子と啓子も立ち上がった。
    •  「ちょっと待ってください。一緒にいた方が安全なのははっきりしてるんです」と、慌てて小林が言った。
    •  「じゃあ、このオジサンをどこかに縛り付けておいてよ」と、亜希が怒鳴り返した。
    •  「ともかく、あたしは今夜部屋から絶対に出ないつもりですから」と、OL3人組はそう言うと階段を上がって行った。
    •  「お願いだから、もうやめて」と、今日子が泣きながら言った。
    •  「こんなの嘘よ。全部夢なんだわ。こんなことあるわけないのよ」
    •  俊夫が透の方を振り返り言った。
    •  「自分の推理に自信があるんだろ?」
      • A:「あります」
        • →「なら、一体どうしたらいいと思う?」と俊夫が言うと、美樹本がおそるおそる口を開いた。
        •  「この際、みんなの安全を考えると、香山さんは地下室のどこかに入ってもらうしかないでしょうか?」
        •  「ちょっと待ってくれ、そこはめちゃくちゃ寒いんとちゃうんか。わしは絶対入らへんからな」と、香山が言うと、俊夫が、
        •  「ワイン蔵だから、適温に保たれててそれほど寒くはない。それでも寒けりゃ毛布でもカイロでも持って入りゃいい」と答えた。
        •  「これはあなたを守ることにもなりますよ。鍵を小林さんに持ってもらえば、夜中に俊夫さんが襲いに来ることもないわけですから。それにあなたが犯人でないのなら、真犯人からも守ってもらえることになりますよ」と、透も言った。
        •  香山はしばらく考えてから、しぶしぶといった感じで頷いた。
      • B:「正直に言うと、自信ないです」
        • →「僕の考えはさっき言ったとおりです。それが正しいかどうかはみなさんで判断してください」
        •  「あたしは透の推理を信じるわ。だってそれしか考えられないもの」と、真理が言った。
        •  「ちょっと、待たんかい。まさか多数決かなんかで決めるつもりやないやろな」と、香山が言うと、
        •  「ここは裁判と行こうぜ。
        •  透君が判事で、俺たちが陪審員だ。弁護人は本人か奥さんがやればいい。全員一致で有罪となれば、閉じ込めておくのがせいぜいだ。
        •  それじゃあ、透君、始めてくれ」と、俊夫が言った。
        •  「えーと、香山誠一さんを、田中さん及び篠崎みどりさん殺害・・・」
        •  「あの、僕への暴行も」と、申し訳なさそうに美樹本が言った。
        •  「及び美樹本さんへの暴行傷害の容疑で告発したいと思います。
        •  田中さんを殺すことができ、なおかつ美樹本さんを殴ることができたのは香山さんだけです。よって香山さんが犯人だと思われます」
        •  「香山さん、無罪を主張しますか?」と、皮肉めいた口調で俊夫が聞いた。
        •  「わしはやってへん」
        •  「では弁護側の反論を」
        •  「やってへんもんはやってへん。それしか言うことはないわい」
        •  「じゃあ評決を取ってみましょう。彼を有罪と思う人は?」と、俊夫が問いかけると、ぼちぼち手が挙がった。
        •  手を挙げていないのは、春子と小林夫妻だけだった。
        •  「では、無罪だと思う人は?」と、再度、俊夫が問いかけると、香山だけが手を挙げた。
        •  「どういうことですか?」と、俊夫が尋ねると、小林は、
        •  「わからない。どっちとも判断がつかないってことだ」と、答えた。
        •  「香山さんの奥さんもそうなんですか?」と、聞かれた春子は、夫から目を逸らし、唇を噛んだ。
        •  「おい、春子。まさかわしのことが信用でけへんちゅうんやないやろな」
        •  しかし、春子は何も答えなかった。
        •  「3人は棄権と見なしていいでしょう。全員一致で有罪と決定しました。閉じ込めておく場所は、やっぱり地下室がいいでしょうね」と、俊夫が告げた。
  • B:「みどりさんを殺した犯人はわかったよ」
    • →「田中さんを殺した犯人とは別なの?」と、真理が聞いてきた。
    •  「多分そうだ。僕たちのほとんどが田中さんを殺せなかったからね」
    •  「おい、それは俺はみどりを殺してないけど、田中さんを殺したんじゃないってことか?」と、怒った口調で俊夫が口を挟む。
    •  透に天啓がひらめく。
    •  「今度こそ犯人がわかったよ。みどりさんと田中さんを殺した犯人が」→1番上のAの選択肢へ。
  • C:「すべての事件の犯人がわかったよ」
  • D:「いや、やっぱり、今の時点では犯人は限定できない」
    • →「そう、わからないの」と、真理が残念そうに呟くのを聞いた透は、思考をフル回転させる。→1番上のAの選択肢へ。
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趣味:
ゲーム
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 ゲーム大好きな大阪のオバチャンです。
 やりたいゲームは発売日に買ってるが、プレイする時間がまったく足りてないでの、クリアするのはいつになるのやら・・・

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