今日の神無迷路はどうかな?
石段を上がり、大きな扉を押し開けると、埃と消毒液の混ざった匂いがした。
廃駅になっていると噂に聞いていたが、見たところそれなりに綺麗だ。
目の前にあった木製の長椅子に目をやると、ぽっちゃりとした男性が座っていた。手に持ったポテトチップスを絶え間なく口に運んでいる。
霜月のほうを見ると、壁にかけられた色あせた時刻表を携帯で撮影していた。
「何してるの?」
「ただ記録に撮ってるだけなので、気にしないでください」
(もしかして、彼女は-)
- A:記者
→(この駅を取材にしにきた記者かもしれない。でも、彼女の外見からすると学生くらいの年齢に見える)
- B:写真家
→(最近SNSで流行っている廃墟写真を撮りに来たのだろうか?ここは一般には公開されていないから、今が貴重なチャンスかもしれない。しかし、本格的なカメラマンがスマホのカメラを使うとは思えないが・・・)
- C:スパイ
→(まさか彼女はスパイなのか?最新の研究成果を盗み出すため、どこぞの組織から送り込まれてきたのかもしれない)
横のガラス戸が何者かによって開けられた。
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