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チラシの裏~勇者弐位のゲーム日記

 ゲーム大好きな大阪のオバチャンのほぼゲームのことしか書いてない日記。10年やってたブログがプログラム書き換えられて海外の怪しいサイトに飛ばされるようになったんで、2017年4月に引っ越ししてきました。10年分の過去記事が36MBもあるし、データが壊れてるのか一部送れないものもあり、まだまだインポートの途中(;^_^   過去記事分は引っ越しで持ってきたものなので、表示が一部おかしいかもm(__)m  

ペンション“シュプール”編 19章:第二の殺人

 

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 今日のかまいたちの夜×3はどうかな?


 小林を中心に囲む様にして、全員、田中の部屋の前に立つ。
 小林がノブを回すと、冷気が流れ出す。
 「篠崎君?」
 返ってくるのは風のうなりだけだ。
 小林はバスルームを覗き込み、そのあと死体のあるあたりを見ると、すぐに戻って来た。
 「やっぱりここにはいないようだ」
 「オーナー!」と、廊下から俊夫が叫んで、廊下の突き当りを指さす。
 さっき調べた物置の前で、ジェニーがにゃあにゃあと鳴いている。
 小林が物置のドアを開けると、みどりがいた。まるで人形か何かをしまっておくみたいに体折り畳まれて、無造作に押し込められていた。
 小林が慌ててみどりの脈を取る。やがて、みんなの方を向いて、首を横に振った。
 「畜生!なんてことを・・・」
 俊夫は気が狂ったみたいに喚きだした。
 そして、みどりの亡骸にすがりつき、泣きじゃくった。
 みどりは殴り殺されていた。頭が割れ、長い髪に大量の血が絡まっていた。
 俊夫は、床に置いてあったモップの柄を掴み、立ち上がった。
 「出てこい!人殺し野郎!」
 喉が裂けるかと思うような大声を張り上げ、壁や客室のドアを叩きながら、廊下を歩き出す。
 止めようとする小林をも振り払い、暴れる。
 ドアの一つが開き、可奈子が顔を覗かせたが、狂ったように暴れる俊夫の姿を見て、慌ててドアを閉めた。
 「ううっ。みどり・・・」
 俊夫は突然立ち止まり、廊下の真ん中で跪くと号泣を始めた。
 「真理、女の子たちを説得して、呼んできてくれ。僕は美樹本さんの様子を見てくる」と、透が言って、美樹本の部屋のドアを開けた。
 頭に包帯を巻かれた美樹本は、目を閉じて、ベッドに横たわっていた。
 「美樹本さん」と透が声を掛けると、美樹本はうめき声を上げて、目を開いた。
 「みんな一緒にいた方が安全だと思うんです。できれば下に来ていただきたいのですが、歩けますか?」
 美樹本はベッドから降りて立ち上がり、ふらつきながら歩き出した。
 部屋の外に出ると、みんなが待っていた。女の子たちも廊下に出ていた。
 小林が廊下の隅を見ながら言った。
 「彼らはしばらく放っておいてやってくれ」
 そこには、みどりが横たわり、その脇に俊夫が跪いている。
 そして、それ以外のみんなで階段を降りて、談話室に集まった。


 5分ほど経ったころ、俊夫がみどりを背負って降りて来て、みんなの前を通り過ぎて廊下の奥へ消えた。みどりを部屋に返しに行ったのだろう。
 しばらくして、俊夫は思ったよりも早く談話室に戻って来た。
 「これで全員が集まったことになります。
 これ以降、絶対に一人だけ離れたりすることのないようにしてください」と、透が言うと、
 「一体、何があったんですか?」と、啓子が聞いてきた。
 「みどりさんが、ついさっき誰かに殴られて・・・」と、透が言うと、亜希が泣き出した。
 「一体どうして?まさか、一人で外に出たのか?」と、美樹本が言った。
 「いえ、中にいました」
 「あたし達、やっぱり部屋に戻りたい!」と、可奈子がヒステリックに叫んだ。
 「駄目です。一緒にいることが必要なんです」
 「どうして?あたしたちは関係ないわ!」
 「こういうことは言いたくはありませんが、さっきみどりさんが殺されたと思われる時間、2階にいたのは、美樹本さんとあなた達だけだったんですよ」
 「どういう意味?」
 「つまり、あなた達がみどりさんを殺した可能性もある、ということです」
 「何言ってるの、透」と、真理が叫んだ。
 「1人だと難しいかもしれないけど、3人一緒なら・・・」
 「ひどい!どうして、あたし達が・・・」と、啓子が抗議した。
 「そういう可能性もあると言っているだけです。さっきも言ったように美樹本さんにも、みどりさん殺害の機会はあったわけです・・・」
 「僕は君が入ってくるまで鎮静剤で眠っていたんだよ。おまけにまだ頭がガンガンして、歩くのもままならないってのに・・・」と、美樹本が言った。
 「それは演技かもしれません。僕が言いたいのは、これ以上犠牲者を出さないためには、全員一緒にいるべきだということだけです。
 全員一緒にいれば、犯人は手出しができない」


 (ガラスが割れる音がした時、みんな談話室にしたから、美樹本さんも女の子たちも、田中さんを殺す機会はなかった。
 それに、死体をバラバラにするような時間はなかったはずだ。
 が、田中さんを殺さなかったからといって、みどりさんを殺さなかったことにはならない)
 透が、そう思っていると、ある考えが浮かんだ。


 「小林さん。みどりさんは田中さんの部屋を見たいと言っていたんですよね?正確に何と言っていたか、思い出せますか?」
 「『ちょっと思いついたことがあるから、田中さんの部屋を調べたいの』
 確か、そう言ってた」
 (みどりさんは、田中さんの部屋を調べて、何かに気づき、犯人の正体を知ったんじゃないだろうか?)
 透が、そう思った時、真理が口を開いた。
「犯人はあたし達以外の誰かなのよ。あたし達が考えるべきことは、どうやって自分たちの身をそいつから守ることだけよ」
 「そうよ、お互い疑い合ったりしても、いいことなんか何にもないわ。今はみんな信じあわなきゃ」と、珍しく春子が口を開いた。
 「春子、そんな綺麗ごとだけではあかん。透君の言う通り、どんな可能性でも考えといた方がええ」と、香山が言った。 にほんブログ村 ゲームブログ 今日やったゲームへ
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勇者弐位
性別:
女性
職業:
大阪のオバチャン
趣味:
ゲーム
自己紹介:
 ゲーム大好きな大阪のオバチャンです。
 やりたいゲームは発売日に買ってるが、プレイする時間がまったく足りてないでの、クリアするのはいつになるのやら・・・

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