今日の星影の館殺人事件はどうかな?
灯「ちょうどペンダントの紐の交換が終わったところですよ。
大切なものですから、なくさないように気を付けてくださいね」
アナタ「ありがとう、これを首から下げておけばいいんだな」
星影のペンダントをゲット。
アナタ「先ほどご長男がお帰りになってね。軽く挨拶をしてきたよ。
詳しい話は君から聞かせてもらいたい」
灯「わかりました。何でもおっしゃってください」
山守家について聞く
アナタ「山守家の家族構成についてもう一度おさらいしたい」
灯「わかりました。
山守の家族は合わせて5人。
まず現在の山守の家長である長男の修お兄様。彼はコワバミドリ専門の猟師として毎日狩猟に出かけています。
次男は今回の被害者である聡お兄様です。彼はコワバミドリ専門の研究家で狩りにはほとんど出ていませんでした。
そして、長女は私、灯です」
アナタ「灯くんのご両親はご存命なのかな?」
灯「いえ、父は狩りでコワバミドリに襲われ、母は病で亡くしました」
アナタ「すまなかった、続けてくれ」
灯「修兄さまには、妻と息子がいます。
妻はこずえお姉さま、息子は学くんといいます」
人物
山守修:32歳。山守の家長でコワバミドリ専門の猟師。嫌味な性格で扱いづらそうだ。
山守聡(追加):25歳。狩りに出ることはほとんどなかったらしい。
アナタ「では続いて、使用人たちについて教えてくれるかな」
灯「我が家の使用人は現在2人おります。
一人は先ほど探偵様がお会いになった小鴨さん。
もう一人はユミさんと言います」
人物
小鴨:26歳。山守家に奉公している使用人。真面目で堅実な性格のようだ。
津吹ユミ:24歳。山守家に奉公している使用人。まだ出会えていない。
コワバミドリについて聞く
アナタ「コワバミドリは声を喰うと聞いたが、具体的にどのようにして人を襲うのだろうか」
灯「するどいくちばしで喉を一突きし、声玉をついばむのです」
アナタ「声玉というのは、一体何なんだ?」
灯「この山に住む昔の人は人の喉には玉があり、そこから声を発していると考えていました。その玉はコワバミドリにとって、この上ないご馳走なのだとか。
もちろん時代が進み、そのような玉などないことはわかっています。
ではコワバミドリが人の喉にくちばしを突き刺す理由とは?聡兄さまの研究によって、コワバミドリは人の声帯を喰らっていることがわかりました。コワバミドリは喰った人の声帯を自分の喉に作り上げ、同じ声を発するのです」
アナタ「被害者の喉にあった穴は声帯をついばまれた痕だったということか」
用語2
コワバミドリ(追加):人の喉をついばんで声帯を喰らい、声を模倣して獲物を呼び寄せる。
ペンダントについて聞く
アナタ「星影のペンダントについてだが、この石にはどのようなチカラが宿っているんだ?」
灯「石自体にはチカラはありませんが、これも特別な石なのです。
昔々、山守の本家のご先祖様に聖なるチカラを持って生まれた偉大な巫女さまがいました。
彼女は加持祈祷の際に星影の石という神聖な鉱石を必ず身に付いていたといいます。
私たちの胸にあるのは、それを砕いてペンダントとして形を変えたものなのです。
満月の夜、巫女の血を引く娘が命の泉で身を清め、石にチカラを込めることでコワバミドリから身を守れるようになるんですよ。
今日がちょうど満月ですね。湯着の用意しておかなくちゃ」
アナタ「君が巫女の血を引くという娘なのか?」
灯「ええ。
このペンダントさえあれば、コワバミドリに襲われることはありません。
聡お兄様の研究によると、コワバミドリはこちらの姿が見えなくなるようです。目の前にいても気づかれないのだとか」
アナタ「そんな大切なものを僕なんかた着けていてもいいのだろうか。山守の人だけ着けていると言っていただろう?とすると、使用人は持ってないんじゃないのか」
灯「そうですね・・・」
アナタ「僕が身に着けていることで、いざこざが起こるとまずい。服の中に隠しておくよ」
用語1
山守家(追加):本家の先祖には聖なるチカラを持つという偉大な巫女がいた
用語2
命の泉:満月の晩、巫女の血を引く娘が身を清める儀式をおこなうという聖なる泉
星影のペンダント:山守の巫女が加持祈祷の際持っていたという神聖な星影の石を砕いて作った首飾り。このペンダントを身に着けていればコワバミドリはこちらの姿が見えなくなるらしい。山守の人間にのみ着用を許されている。
人物
山守灯(追加):18歳。特別なチカラを持つという巫女の血を引いているらしい。
聡の死因について聞く
アナタ「君のご家族は今回の事件をコワバミドリの仕業だと思っているが、コワバミドリのくちばしは人の頭蓋骨を貫通するほど頑丈なのか?」
灯「すみませんが、コワバミドリに関しては詳しくありません。
狩猟は男の仕事なので、女の私は間近で見たことがなかったんです」
アナタ「そうか、研究家の聡さんがご存命だったらな・・・」
灯「修兄さまでしたら、毎日コワバミドリを相手にしているので詳しいと思います」
アナタ「ふむ、機嫌が良い頃合いをみて、聞いてみるとするか」
死亡時刻について聞く
アナタ「被害者の死亡推定時刻を絞り込みたい。彼がいつまで生きていたか覚えている限り教えてくれ」
灯「昨夜の夕飯時にはまだ部屋にいました。午後8時を過ぎたころです。
たまにあることなのですが、その日、兄は研究に没頭していて、夕飯に現れなかったんです。
私が部屋まで食事を持って行ったのですが、『おなかがすいていない』と断られたのを覚えています」
アナタ「それが被害者と交わした最後の言葉だったのだね」
灯「はい、あの時はまさか、こんなことになるなんて・・・」
アナタ(事件の発見は今朝8時。被害者は夜8時から12時間の間に亡くなったことになるな。
この時間に誰が何をしていたか明らかにしてしなければ)
Answer №06
死亡推定時刻は?:昨晩8時から今朝8時までの12時間の間
アナタ「この館に住む人物のうち、特に気になっている人物がいるのだが、聞いても構わないかな」
灯「誰のことでしょうか?」
学のことについて聞く
アナタ「学くんは少し変わっているようだ。いつもああなのか?」
灯「ヘンに思われたかもしれませんが、どうか許してあげてください。
珍しいんです。歴史上初めて、佐比病を患って生まれた子なんですよ」
人物
山守学(追加):歴史上、初めて佐比病を患って生まれた
ユミのことについて聞く
アナタ「ユミさんという使用人にまだ会っていないんだ。今後話を聞くため、どんな人物か聞いておきたい」
灯「とってもいい方ですよ。私の面倒をよく見てくれるんです。年は離れていますが、友人のような関係です」
佐比病について聞く
アナタ「入院中に看護婦たちから佐比病に罹患した患者の話を少しばかり聞かされていたよ。
症状としてあげられるのは大きく3つ。
まず1つ目は、知能が低下し、まともに会話もできず、癇癪を起したように手に負えなくなること。
2つ目は、人や動物など生きて動いているものに過敏に反応して追いかけまわすこと。
そして、3つ目。腕や足のいずれか、またそのどちらもが鳥のそれになってしまうことがあるのだと」
灯「ええ、人の手足が鳥の手足そのものに変化してしまうのです。
そして、2つ目の症状は生き物の喉を狙った行動であることがわかっています。
佐比病の原因は不明なのですが、町の人々は昔から、コワバミドリの霊気に当てられた者が佐比病を患うと考えられているのです。
3年前にもうちの使用人の一人が佐比病を侵されたあと、事故で亡くなってしまいました」
アナタ「霊気か・・・呪いだと言われていた理由がわかったよ」
アナタ(すると佐比病の症状がコワバミドリの独自性に繋がる可能性もあるようだ)
用語1
佐比病(追加):科学的な原因は不明だが、コワバミドリの霊気に当てられた者が発症すると言われている。
特徴とされる症状は以下の3つ。
①知能が著しく低下し、奇行を繰り返す
②生き物の喉を狙って追い回す
③手足が鳥のそれに変化する
*③のみ症状の有無・程度にムラあり
アナタ「しかし、今の話を聞く限り、学くんは別に佐比病ではないんじゃないのか?」
灯「そのうち、お分かりになると思います」
アナタ「ありがとう。事前に聞きたかったことはひとまず以上だ。
後で事件発覚当時の行動についても聞かせてもらうからそのつもりでいてくれ」
灯「わかりました」
ノックの音
灯「はい、どうぞ」
小鴨「失礼いたします。昼食の支度ができました。食事室までどうぞ」
灯「わかりました。ありがとうございます。
あ、探偵様。良ければご飯食べていってくださいな。」
アナタ「いやいや、お構いなく」
小鴨「わかりました。お客様のお食事も直ちにお作りして参ります」
アナタ「いやいやいや、本当にお気遣いなく。
僕にはほら、今朝買っておいた駅弁が・・・
あれ?駅弁がないぞ。確かあの時助手に買わせて、そのままだったんだ・・・
ここはお言葉に甘えさせてもらうとするか」
小鴨「承知しました。では、失礼いたします」
灯「そういえば、駅前で連れられていた女性の方はどうされたのですか?」
アナタ「あれが助手だよ。
まあ、あいつの事情なのだが、佐比山を登る前に体調を崩してしまってね、宿で休ませている」
灯「それは心配ですね」
アナタ「鬱陶しい虫がいなくなって、せいせいしているよ。
さあ、食事室へ行こうか」
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