今日の探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.1 仮面幻想殺人事件はどうかな?
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伊綱「じゃ、事務所に帰りましょうか」
伊綱「お疲れさまでした。それでは要点を推理しながら、今日の捜査をまとめてみましょう」
考える→事件概要
伊綱「先月26日、ゲームプログラマ村崎氏が自宅で変死。死因は、紅茶の砂糖に混ぜられた青酸による中毒死。警察では自殺と判断されたが、不審な点が多いため、被害者の勤める会社から調査を依頼。とまあ、こんなトコロでしょうか?」
考える→動機
伊綱「現在、自殺の動機となるような事柄はありません。仕事も順調なようでしたし、プレイベートでも悩んでいる様子はなかった。他殺だとして今のところ考えられる動機は、妬みでしょうか?大抜擢と言われる出世に対する妬み、あるいは萌奈さんと付き合っていることは公になっていなかったようなので、彼女に想いをよせる人物からの妬みを買ったとか・・・。ともあれ、今の段階で動機を探るのは難しいですね」
考える→方法
伊綱「青酸カリは、その気になればメッキ工場でもネットでも手に入れられますし、紅茶の砂糖に毒を混ぜる方法はいくらでもあります。直接訪問したことがある人ならば混ぜる隙はあるでしょうし、そうでなくても『余ったから』とか言って砂糖を手渡しする方法もありますし。とりあえず、顔見知りの犯行のである可能性が高いですね」
考える→タクリマスク
伊綱「やはり、村崎さんの言い残したスノーマンの件もありますし、このゲームに何か隠されている気がします。プレイ中に死んだ、という状況も何かを物語っているのではない。あれ?そういえば、どっかで似た話を聞きませんでしたっけ?」
考える→容疑者
伊綱「現在、もっとも犯行しやすい人物は唐島萌奈です。合鍵を持っており、個人的な事情があったとも考えられます。やはり携帯電話にあった『みに』という人物も気になりますね。もし村崎さんが二股をかけていた女性がいたとすれば、その人も合鍵を持っててもおかしくないですよね」
生王「両方にカギを持たせたら、大変なことになるんじゃない?」
伊綱「そうか!生王さん、お詳しいですね!」
生王「いや、誰彼構わず合鍵を渡す人もいるし・・・」
伊綱「ご謙遜を」
考える→事件概要
伊綱「部屋にあらわれたコートといい、無くなったメモリーカードといい、今回の事件の裏には明らかに人為的なものを感じます。私も殺人であるような気がするんですが、とまあ、今日はこんな感じでしょうか。あるはタクリマスクというゲームを中心に調べてみましょうか。実際にプレイできればいいんですけどね」
生王「それと、クロッシュの人にもう少し話が聞きたいかな」
伊綱「じゃあ私、とりあえずネットでスノーマンのこととか調べておきますね。また明日、よろしくお願いします」
生王「うん、それじゃ」
伊綱「うふふ、生王さんも探偵が板に付いて来ましたね!それじゃ、おやすみなさい」
翌日
伊綱「生王さん、おはようございます。早速ですが、昨夜ネットで調べた情報を報告しておきますね」
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