今日の探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.1 仮面幻想殺人事件はどうかな?
場所移動→西河谷
伊綱「村崎さんの住んでいたシャンブリオン西河谷の前です」
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伊綱「では、辺りの人に聞き込みをしてみます」
伊綱「生王さん、昨晩遅く、村崎さんの部屋に誰かが入るのを目撃したという人がいました!呼んできましたので詳しい話を聞いてみましょう」
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通行人「ハイ、昨晩11頃だったかな、暗くてよく見えなかったけど、結構ハデな格好の女の子が204号室に入って行くのを見かけました」
伊綱「その人、一人でしたか?」
通行人「ええ、そう見えましたね。さすがに出てくるところまでは見てなかったので、詳しくはわかりませんが」
伊綱「わかりました、ありがとうございます。生王さん、これは怪しいですね。後で、また部屋を見せてもらいましょう」
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伊綱「あ、昨日の中年女性がいますよ。話を聞いてみましょうか。すみませ~ん」
中年女性「アラ?昨日の人たちじゃないの。探偵さんだっけ?」
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中年女性「ゴメンなさいね、アタシ昨日すっかり忘れてて」
伊綱「何がですか?」
中年女性「大家さん、今海外旅行中らしいのよ。いなかったでしょ?昨日」
伊綱「いえ、ちゃんといましたよ」
中年女性「アラそう?もう帰ってきてたのね。でもいいわよね~。家賃収入でのんびり独り暮らしなんて。ちょっちゅう海外旅行にも行ってるみたいだし」
伊綱「まあ、その分若いころに苦労されたんだと思いますし」
中年女性「そうかしら?」
伊綱「?」
中年女性「ま、とりあえずアタシはこれで失礼するワ。それじゃあネ」
伊綱「ありがとうございました」
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