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チラシの裏~勇者弐位のゲーム日記

 ゲーム大好きな大阪のオバチャンのほぼゲームのことしか書いてない日記。10年やってたブログがプログラム書き換えられて海外の怪しいサイトに飛ばされるようになったんで、2017年4月に引っ越ししてきました。10年分の過去記事が36MBもあるし、データが壊れてるのか一部送れないものもあり、まだまだインポートの途中(;^_^   過去記事分は引っ越しで持ってきたものなので、表示が一部おかしいかもm(__)m  

エピローグ



 今日の十角館の殺人はどうかな?


 いつかと同じ防波堤に腰かけ、彼は独り暮れなずむ海を見つめていた。
 (・・・千織)
 彼女の幻影が浮かび上がる。声をかけてみる。けれども彼女は、じっと目を伏せたまま何も答えようとしない。
 突然、誰かに肩を叩かれた。
 「やあ、久しぶりだね」
 人懐っこい笑みをたたえて、痩せた背の高い男が立っていた。
 「あの事件から、もうだいぶ経つね。警察じゃあすでに捜査を打ち切ったようだけれども、君はどう思う」
 「どうって、あれはエラリイが」
 「いやいや、そうじゃかなくって、もっと他の真相がありうると思うかって話さ」
 (この人はいったい、何を言おうとしている)
 お琴は「今日の1本」に火を点けながら。佇む彼の顔を見上げた。
 「紅さんが犯人なんじゃないかって、いつか僕は言ったが、実はあれからまた、暇に任せていろいろと想像の網を広げてみてね、一つ面白いことを思いついたんだ」
 (まさか、この人は気づいたんだろうか)
 「もうやめましょうよ」
 抑揚の失せた声で、彼は言った。
 「もう終わったことなんですから、島田さん」
 そうして彼は身を翻して、呼び止める男を無視するようにして、子供たちが遊ぶ水辺へと降り立った。
 濡れた砂が重く足に絡む。その足元で、何かがきらりと光った。
 (これは?)
 それは薄緑色の小さなガラス瓶であった。波打ち際で半分がた砂で生まれたその瓶の中には、折りたたまれた何枚かの紙片が見えた。
 (ああ、審判、か)
 子供たちがそろそろと家路につこうとしている。彼は拾った瓶を握り締め、彼らのほうにゆっくりと歩み寄った。
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HN:
勇者弐位
性別:
女性
職業:
大阪のオバチャン
趣味:
ゲーム
自己紹介:
 ゲーム大好きな大阪のオバチャンです。
 やりたいゲームは発売日に買ってるが、プレイする時間がまったく足りてないでの、クリアするのはいつになるのやら・・・

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