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チラシの裏~勇者弐位のゲーム日記

 ゲーム大好きな大阪のオバチャンのほぼゲームのことしか書いてない日記。10年やってたブログがプログラム書き換えられて海外の怪しいサイトに飛ばされるようになったんで、2017年4月に引っ越ししてきました。10年分の過去記事が36MBもあるし、データが壊れてるのか一部送れないものもあり、まだまだインポートの途中(;^_^   過去記事分は引っ越しで持ってきたものなので、表示が一部おかしいかもm(__)m  

第七章 四日目・島 その1



 今日の十角館の殺人はどうかな?


 ルルウが部屋から出ると、ホールでエラリイとヴァンが喋っている。アガサとポウもすでに起きていて、厨房のほうにいる。
 「おはよう、ルルウ。無事で何よりだ」
 冗談といったふうでもなくそう言うと、エラリイはルルウの斜め背後を差した。
 「え?」
 振り返ってみて、ルルウは思わず丸い眼鏡の縁に指を掛けた。


 『第二の被害者』


 カーの部屋のドアである。目の高さあたり、オルツィの時と同じ位置に、カーの名札を隠して例のプレートが貼り付けられているのだった。
 「何とも律儀な犯人じゃないか。ここまでやってくれると嬉しくなるね」
 ルルウは後辞さるようにしてその場を離れ、長い足を組んで椅子に座っているエラリイを見やった。
 「残りのプレートは、あのまま台所の引き出しに入れて置いたんでしたよね」
 エラリイは、持ちだしてきてあったプレートをテーブルの上でまとめて、ルルウの方へ滑らせた。数えてみるとプレートは6枚あった。
 「見ての通りさ。犯人は同じものを、たぶんもう一組用意しているんだ。
 それから、これはアガサには内緒だが-」
 エラリイは声を低くして、ルルウを手招きした。
 「下手に知らせて、取り乱されちゃ困ると思ってね。彼女が起きてくるよりも前の出来事だったから、ヴァンとポウの3人で相談して、隠しておくことに決めたんだ。
 発見したのはポウだ。昼すぎに起きて、顔を洗いにいったついでに、何となく気になって奥の浴室を覗いてみたらしい。
 すると、バスダブの中に血まみれの手首が落ちていたのさ」
 「何ですってぇ」
 ルルウは口に手を当てて、
 「そ、それは、オルツィの?」
 「カーの左手首から先が、切り取られてそこに置いてあったんだ。
 今朝、僕らが眠り込んだ頃を見計らって、犯人がやったんだろう。カーの部屋には鍵を掛けておかなかったからな。忍び込んで、死体の手首を切り落とすことは誰にでもできた。時間さえかければ、アガサにだって可能な作業だろう」
 「その手首は今、どこに」
 「カーのベッドに戻しておいたよ。そのまま放っておくわけにもいかないからね」
 ルルウはうずくこめかみを押さえた。
 「また見立てですか」
 まもなくアガサとポウが厨房から出てきて、食卓を整え始めた。スパゲッティ、チーズ入りのパンプディング、ポテトサラダにスープ。
 「ルルウ、ちゃんとポウが見張っててくれてましたからね、安心して召し上がれ。まさか、ポウとあたしが共犯だなんて言わないでしょ」
 アガサが皮肉たっぷりに言った。 にほんブログ村 ゲームブログ 今日やったゲームへ
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勇者弐位
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女性
職業:
大阪のオバチャン
趣味:
ゲーム
自己紹介:
 ゲーム大好きな大阪のオバチャンです。
 やりたいゲームは発売日に買ってるが、プレイする時間がまったく足りてないでの、クリアするのはいつになるのやら・・・

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