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今日の
かまいたちの夜×3はどうかな?
倒れている美樹本を見ると、こめかみから血が流れている。
「誰からに殴られたらしい。早く中に運んで手当しないと」と、俊夫が言った。
美樹本が倒れているあたりは格闘があったらしく、雪が乱れているが、足跡があるかどうかはわからない。
「くそっ、犬でもいれば」と、俊夫は唇を噛む。
ふと、透はぞっとした考えが浮かんだ。
(しかし、正気の人間が、この吹雪の中へ逃げようとするだろうか?ここには僕たち以外誰もいなかったんじゃないだろうか。
美樹本さんを殴ったのは俊夫さんじゃないだろうか?)
美樹本を連れて、しばらく歩いていると、裏口に辿り着いた。
小林がベルを鳴らすと、しばらくしてドアが開いた。
中では今日子が口に手を当てて立ちすくんでいた。
「みどりちゃん、ちょっと来て!」と、今日子は声を上げた。
やがて、やってきたみどりと小林夫妻とで、美樹本を引きづるように奥へ運んだ。
俊夫が裏口の扉を閉めて言った。
「なんであいつ、襲われたんだろうな」
「犯人と出くわしたんじゃないですか」
「でも、さっきのとこ、ちょうど死体のあった部屋の外だっただろう?田中って客を殺した奴が窓から逃げたとしても、ずっとあそこにいたってのか?」
「たまたま何かの理由があって戻って来たところだったかもしれませんよ」
「それだよ!犯人はあそこに戻って来たんだよ。何か理由があってな。もしかしたら、何か証拠を残して行ったことに気づいて、戻って来たのかもしれん」
透は、美樹本を襲ったのは俊夫ではないか、と疑い始めている。
俊夫は自分の部屋に戻って行った。
透は、俊夫の後ろ姿が部屋の中に消えるのを見届けてから、談話室へ向かった。
談話室には春子と真理しかいなかった。
「他の人達は?」
「香山さんは、透たちが出て行ったあと、部屋に戻ったわ。なんでも、携帯電話をもう一度試したみたいとかで。
それと、可奈子さんたちはトイレに行きたいって、3人一緒に。
あとみどりさんは叔父さんたちと一緒に、美樹本さんを部屋に連れて行ったわ」
透は、自分の服が溶けた雪でびしょびしょになっていることに気づいた。
「ちょっと着替えてくるね」と、言い残して2階へ上がった。
着替えて部屋を出たところで、香山に出くわした。
「ごくろうさんやったな」
「電話、どうでした?」
「やっぱりあかんわ」
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