忍者ブログ

チラシの裏~勇者弐位のゲーム日記

 ゲーム大好きな大阪のオバチャンのほぼゲームのことしか書いてない日記。10年やってたブログがプログラム書き換えられて海外の怪しいサイトに飛ばされるようになったんで、2017年4月に引っ越ししてきました。10年分の過去記事が36MBもあるし、データが壊れてるのか一部送れないものもあり、まだまだインポートの途中(;^_^   過去記事分は引っ越しで持ってきたものなので、表示が一部おかしいかもm(__)m  

第三章 二日目・島 その2



 今日の十角館の殺人はどうかな?


 第一の被害者
 第二の被害者
 第三の被害者
 第四の被害者
 探偵
 殺人犯人


 幅5センチ、長さ15センチほどの乳白色のプラスチック板が7枚、各々に赤い文字が記されている。
 着替えを済ませているのは女性2人だけで、他の5人の男は皆バジャマに何かを引っかけた格好だった。
 「うまい冗談だな。誰の仕業だい」とエラリイが一同に問いかけた。
 「当のエラリィさんじゃないんですか」
 「僕じゃないね、ルルウ。カーかアガサだろう」
 「俺は知らんぜ」
 「あたしもよ。ヴァンじゃないわよね」
 「知らないよ」とヴァンは首を振った。
 「アガサが見つけたの?」
 「違うわ。最初に見つけたのはオルツィよ。まさかオルツィじゃないでしょ」
 「知りません」
 一同の視線がポウに集まった。
 「言っとくが俺も知らんぞ」
 気まずい沈黙の中で、7人は互いに顔を見合わせた。
 やがてエラリイが真顔で口を切った。
 「本当に名乗り出る者はいないのかい」
 6人はいずれも、自分じゃないと否定した。
 エラリイは横髪を掻き上げ、「犯人と呼んでもいいね?そいつが僕らの中にいるのは間違いない。名乗り出る者がいないということは、邪な考えを持つ人間が一人、もしくは複数名、この中に潜んでいるってことだな」と言った。
 「邪な考えっていうのは?」とアガサが聞くと、
 「わかるもんか。何か良からぬことを企んでいるって意味さ」とエラリイが答える。
 カーが皮肉たっぷりに唇をゆがめ、「はっきり言やあいいだろうが。こいつはつまり殺人の予告だと」と言うと、エラリイは大声で
 「先走るな、カー」と言って、カーを睨みつける。
 そして、エラリイは、カードを扱うような手つきでプレートを揃えて、「とにかくこれはしまっておこう」と言って、食器棚の空いた引き出しを探し出すと、その中にプレートを放り込んだ。
 「身づくろいしてこよう」と言ってエラリイが自分の部屋に消えると、男たち4人は各自の部屋へ、アガサとオルツィはアガサの部屋へと引き上げた。
 3月27日木曜日。こうして彼らの2日目は始まったのである。 にほんブログ村 ゲームブログ 今日やったゲームへ
にほんブログ村
PR

コメント

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

ブログ内検索

プロフィール

HN:
勇者弐位
性別:
女性
職業:
大阪のオバチャン
趣味:
ゲーム
自己紹介:
 ゲーム大好きな大阪のオバチャンです。
 やりたいゲームは発売日に買ってるが、プレイする時間がまったく足りてないでの、クリアするのはいつになるのやら・・・

忍者カウンター

アクセスカウンター

カテゴリー

アーカイブ

P R

フリーエリア