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チラシの裏~勇者弐位のゲーム日記

 ゲーム大好きな大阪のオバチャンのほぼゲームのことしか書いてない日記。10年やってたブログがプログラム書き換えられて海外の怪しいサイトに飛ばされるようになったんで、2017年4月に引っ越ししてきました。10年分の過去記事が36MBもあるし、データが壊れてるのか一部送れないものもあり、まだまだインポートの途中(;^_^   過去記事分は引っ越しで持ってきたものなので、表示が一部おかしいかもm(__)m  

第九章 五日目・島 その4



 今日の十角館の殺人はどうかな?


 十角館に戻ると、彼らはまずルルウの死体を部屋に運び入れた。
 ドアの鍵は、ジャケットのポケットに入っていたのがすぐに見つかった。上着もズボンも汚れてたどろどろだったが、ともかくにもベッドに寝かせてやる。
 拾ってきた眼鏡をナイトテーブルに置いたヴァンに向かって、
 「洗面器か何かに、水を汲んできてくれないか。それとタオルもだ。顔だけでもきれいにしてやろう」
 死体に毛布を掛けながら、エラリイが言った。
 続いてエラリイとポウは、洗面所のアガサの死体に取り掛かった。彼女の部屋のベッドに運び、胸の上で手を組ませて、乱れた髪と衣服を整えてやる。
 「青酸か」
 永遠の眠りに沈んだアガサの顔を見下ろして、エラリイは呟いた。
 「死後3時間ちょい、と言ったところだ。今朝の8時ごろか」
 ポウが見解を述べたところに。ヴァンが入って来た。
 「洗面所の前にこんなものが落ちていたよ。アガサのだろう」と言って、黒いポーチを差し出した。
 エラリイは何気なくそれを受け取ったが、ふと思いついたようにその中身を調べ始めた。
 「このポーチの口は?」
 「開いたまま落ちてて、床にこぼれたものもあったから」
 「拾い集めてきたのか」
 ファンデーション、頬紅、アイシャドウ、ヘアブラシ、クリーム、化粧水。
 「こいつか」とやがてエラリイが取り出したのは、2本の口紅だった。両方のキャップを外して、中の色を比べる。
 「あまり鼻を近づけるなよ、危険だぞ」
 エラリイの意図を察したらしく、ポウが言った。
 「分かってるさ」
 2本の口紅の色は、赤とピンクだった。エラリイは赤のほうは匂いを用心深く確かめると、頷いてポウに回した。
 「正解だな、エラリイ。たっぷり毒が塗ってあるようだ」
 「ああ。まさに死に化粧だね。白いドレスの死に装束、おかけに毒殺ときてる。まるで童話の中の姫君じゃないか」
 ベッドのアガサに改めて悲し気な目をくれると、エラリイはポウとヴァンを促して部屋を出た。静かにドアを閉めながら、
 「おやすみ、白雪姫」
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勇者弐位
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女性
職業:
大阪のオバチャン
趣味:
ゲーム
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 ゲーム大好きな大阪のオバチャンです。
 やりたいゲームは発売日に買ってるが、プレイする時間がまったく足りてないでの、クリアするのはいつになるのやら・・・

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