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チラシの裏~勇者弐位のゲーム日記

 ゲーム大好きな大阪のオバチャンのほぼゲームのことしか書いてない日記。10年やってたブログがプログラム書き換えられて海外の怪しいサイトに飛ばされるようになったんで、2017年4月に引っ越ししてきました。10年分の過去記事が36MBもあるし、データが壊れてるのか一部送れないものもあり、まだまだインポートの途中(;^_^   過去記事分は引っ越しで持ってきたものなので、表示が一部おかしいかもm(__)m  

第二章 一日目・本土 その3



 今日の十角館の殺人はどうかな?


 今日中に済ませたい仕事があるから、と言われ、江南は紅次郎にいとまを告げた。
 紅次郎は、近くの高校で社会科の教師を務める傍ら、仏教学の研究をしているのだという。
 島田は揺り椅子からぴょこんと立ち上がって、跳ねるような足取りで江南の側までやってくると「カワミナミ君、どんな字書くの」と問うた。
 「揚子江の江に、東西南北の南です」
 「いい名前だねえ。紅さん、じゃあ僕もそろそろ失礼するとしよう。一緒に出ようじゃないか、江南君」


 紅次郎の家を出て、江南と島田は並んで歩く。
 「コナン君、何で君はミステリの研究会をやめたんだろうか。思うにそれは、そのクラブの気風が肌に合わなかったからだ、違うかい」
 「正解ですよ」
 「したがって、君は別に、ミステリそのものに興味がなくなったわけじゃないということだ」
 「ミステリは今も好きですよ」
 「僕も、仏教学よりミステリが好きだ。さてコナン君、お茶でも飲みに行こうじゃないか」
 「はあ」
 「しかしコナン君、君も変わった男だねえ。ただの悪戯かもしれない1通の手紙のために、こんな遠方まで一人で出向いてくるんだから。まあもっとも、僕が君と同じ立場にあったとしても、きっと同じ行動を取っただろうな。
 どう?君は他意のない悪戯だとと思う?」
 「幽霊が手紙を書いただなんて思いませんよ。誰かが死者の名を騙って書いたんでしょう。ただの悪戯にしては念が入りすぎている」
 しばらく歩いていると、島田が指さした。
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勇者弐位
性別:
女性
職業:
大阪のオバチャン
趣味:
ゲーム
自己紹介:
 ゲーム大好きな大阪のオバチャンです。
 やりたいゲームは発売日に買ってるが、プレイする時間がまったく足りてないでの、クリアするのはいつになるのやら・・・

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