今日の神無迷路はどうかな?
エレベーターがゆっくりと降下していく。
霜月がエレベーターの扉の横にある計器を指さし、何か言おうとしたが、波立がそれを遮った。
「これは気圧計だよね。私たちがいる所は97キロパスカルだ」
「ええ、この数値によれば・・・」
「この数値が行くと、私たちは今、海抜360メートルの場所にいる」
「ちょうどそう言おうと思っていました!」と霜月が驚いた声で言った。
「適当な数字を言っただけじゃないの」と雪村が冷ややかに言った。
「違います。私も計算したら同じ数字が出ました」と霜月が答えた。
「なかなかやるやないか!」と黒川が波立の肩を叩く。
突然、エレベーターが揺れて急降下した。
霜月はバランスを崩し、波立の腕の中に倒れこんだ。
「すみません」と霜月は顔を赤らめながら言った。
「皆さん、落ち着いてください。よくあることですから・・・」と若林が言い終わる前に、エレベーターの明かりが消え、周囲が真っ暗になった。
「電線が接触不良を起こしているのかもしれません。しばらくしたら直りますよ」と若林が続けた。
暗闇の中でもエレベーターは止まらず降下し続ける。
暗闇の中、霜月の手に触れた。その手はわずかに震えている。おそらく彼女も不安なのだろう。
思えば霜月は波立を心配して残ってくれた。まだお礼もできていない。
- A:その手を強く握りしめた
- →その手は最初驚いたように震えたが、波立の手を握り返した。
- その時、明かりが点いた。
- 霜月は扉の横に立って、明かりの脇の電線を指さしている。
- 「ここの電線が緩んでます。ほら、銅線が剥き出しになっている」
- 「どうやらメンテナンスが必要みたいですね」と若林が言った。
- 霜月があそこにいるということは・・・
- 「小僧、いつまでワシの手を握っているつもりだ?」と黒川が言ったので、驚いた波立は手を離した。
- B:霜月のことは一先ず忘れることにした
- →いや、そんなことを考えている場合ではない!本当に地震が起きた時のために、生き延びる方法を考えなければならない。
- 地震によりどこかが崩れ、その影響で地下水が漏れ出し、地下の実験室が水没する。
- 「若林さん、このあたりに地下水はありますか?」
- 「ない、と思います。少なくとも私は誰からも聞いたことはありません」
- C:生き延びる方法をふと思いついた。
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