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チラシの裏~勇者弐位のゲーム日記

 ゲーム大好きな大阪のオバチャンのほぼゲームのことしか書いてない日記。10年やってたブログがプログラム書き換えられて海外の怪しいサイトに飛ばされるようになったんで、2017年4月に引っ越ししてきました。10年分の過去記事が36MBもあるし、データが壊れてるのか一部送れないものもあり、まだまだインポートの途中(;^_^   過去記事分は引っ越しで持ってきたものなので、表示が一部おかしいかもm(__)m  

ペンション“シュプール”編 8章:遅れて来た客

 

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 透が、本当に雪だったのだろうか?と疑いながら、窓の外を眺めていると、遠くでぼんやりと明かりがちらつくのに気付いた。
 急速にエンジン音が近づいてきた。どうやら遅れて来た客のようだ。
 案の定、エンジン音はペンションの裏手に回り、そこで消えた。
 やがて玄関ポーチに足音が聞こえ、二重になったドアの開く音が聞こえてきた。
 「すいません、美樹本ですが、どなたかいたっしゃいますか?」
 「ようこそ、いらっしゃいました」
 小林が食堂から走ってくる。
 大柄な男の客は靴を脱いで上がって来た。
 小林は慌ててビールをテーブルの上に置くと、フロントへ向かってダッシュした。
 フロントで記帳している美樹本は、髭面のいかにも山男といった感じの人だった。
 「夕食は終わりましたんですが、おにぎり程度のものならご用意できます」
 「途中でぱくつきましたから、おなかはすいてません。何か温かい飲み物でも頂けると嬉しいんですが」
 「コーヒとか紅茶みたいなものがよろしいですか?スープもできますが?」
 「それじゃあ紅茶をください」
 「お部屋にお持ちしましょうか?それともそこの談話室で?」
 「そこで結構です」と、美樹本はこちらを見て頷いた。
 「そうですか。これが鍵です。荷物を置いたら、また降りてきてください」
 小林に鍵を渡された美樹本は、荷物を担いで2階へと上がって行った。
 鳩時計が1回だけなった。8時半だ。
 「ごめん、勝手に飲んでてくれていいよ」と、そう声を掛けた小林は食堂に戻って行った。


 香山、透、真理の3人はグラスを手に取り、「乾杯!」と言ってから口を付けた。
 春子は飲めないのか、手を出さない。
 「こういう寒いときに、部屋ん中をあったこうして、冷たいビールを飲むのが最高の贅沢や。そう思わんか?」とニコニコしながら香山が言った。
  • A:「そうですね」
    • →確かに吹雪を見ながら暑いくらい暖房の効いた中で飲むビールは、真夏のビールとはまた違う味わいがあった。
  • B:「そうは思いませんね」
    • →香山に逆らった透は、「最高の贅沢は真夏にクーラーをガンガンにかけて鍋をすることですよ」と続けた。
    •  「そら違うな。南極で思いっきりストーブを焚いて、アイスキャンディーを食うこっちゃな」
    •  「違いますね。赤道直下で・・・」
    •  「もう、いい加減にしてよ!黙って飲みなさいよ」と、真理に怒られてしまった。

 「どうも、こんばんわ!」
 美樹本が階段から下りて来た。
 「皆さんはビールですか?まいっちゃうな、ここに凍えかけた人間がいるってのに」
 美樹本は大声で笑いながら、真理の隣に座った。
 「あ、美樹本さん、紅茶は今淹れてますから」と追加のビールを持ってきた小林が言った。
 春子とみどりが、ティーポットとカップを載せたお盆を持って、やって来た。
 「春子さんはビールが駄目でしたね。紅茶はいかがですか?あと、ミシシッピ・マッドケーキというのもありますけど、美味しいですよ」と今日子が尋ねると、春子は頷いて、「じゃあ、頂きます」と言った。
 「ああ、生き返るみたいだ」と美樹本は言って、紅茶をふうふうと吹きながら飲む。
 髭面の美樹本は年齢不詳だが、声やしゃべり方からして、30代半ばだろう。
 「泊り客はこれで全部ですか?」と、美樹本が尋ねる。
 「いえ、あと4人ほどいらっしゃいますよ」と、小林が答えた。
 「篠崎君、彼女たちもお茶が欲しいかもしれない。ちょっと聞いてみてくれないか」と小林が言うと、みどりは、はいと返事してフロントへ向かった。
 そして、振り返って「あの男の人はどうされます?」と尋ねた。
 「ああ、田中さんか。一応、聞いてみてくれ」と、小林は答えたが、みどりは「あたし、やだなあ」と拒否したため、小林は「嫌ならいいよ。人付き合いのよさそうなタイプでもなかったし」と言った。


 みどりは3人組に内線電話を掛けた。
 そして、電話を終え、「オーナー、飲みたいそうです。今から、こっちへ来るって」と叫んだ。
 「もうちょっと丁寧な言葉遣いができんものかな」と小林が苦笑しながら呟いた。

  • A:透は何も言わなかった。
  • B:「本当ですね。最近の若い女はまったく」
    • →「若い女性ってことは、私も当てはまるわけね」と真理が冷たい視線を向けてきた。
  • C:「ああいうのって上司のしつけなんですよね」
    • →小林の頬がピクリと引きつり、不穏の空気が流れた。
    •  「まあまあ、あなた、透さんも・・・」と今日子がその場をとりなす。

 「あたしはもう3人分用意してきますね」と、みどりがお盆を持って台所へ向かった。
 「ここはえらくサービスがいいんですね」と、美樹本が感心しながら言うと、
 「人をもてなすのが好きで始めたわけですから」と、照れながら小林が言った。


 3人組はすぐに降りてきて、あっという間に騒がしくなった。
 人が増えてきたので、透と真理は階段に座ることにした。
 それと同時に今日子が紅茶も持ってきた。
 「俊夫君にも声を掛けたんですけど、テレビを見ていて、今はいらないそうです」

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HN:
勇者弐位
性別:
女性
職業:
大阪のオバチャン
趣味:
ゲーム
自己紹介:
 ゲーム大好きな大阪のオバチャンです。
 やりたいゲームは発売日に買ってるが、プレイする時間がまったく足りてないでの、クリアするのはいつになるのやら・・・

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