今日の神無迷路はどうかな?
18:清水美紀登場に戻り、誰から実験に参加するかの場面へ。
清水は少し悩んでいる様子で言った。
「さて、どちらにしようか。
二人は普段から夢を見るか?」
「私はあまり見ません」と霜月はきっぱり言った。
「普段はあまり見ないけど、ここ最近はずっと悪夢を見てるよ」
「じゃあ、君にしよう」
清水の視線が蕗屋に向けられた。
「名前は?」
「蕗屋」
「では、君はどんな悪夢を見た?」
「あまり話したくない」
「なら今聞いたことは忘れてくれ」
「君達はしばらくここで待っていてくれ」
蕗屋はだまって清水の後を追い、部屋の中央にある扉へ歩いて行った。
清水と蕗屋の姿が消えた後、波立の後ろでキーボードを叩く音が聞こえて来た。振り返ると霜月がパソコンをいじっていた。
「何してるの?」
「ここにある研究資料は多岐に渡っていて、宇宙物理学から脳科学、量子力学まで、ほぼ最先端科学を網羅しています」
「脳科学?だから夢について聞かれたのか」
「このデータベースのアクセス権リストには、東大だけではなく、他の科学研究のエリートたちの名前もあります。
ここで行われている実験は、私たちが考えているものよりもはるかに複雑なもののようですね」
「それだけ多くの才能ある人が集められるなんて、この利根地下研究所は相当な財力を持っているんだね」
「もしくは、それぞれの研究所から選ばれてここに来たか。
例えば、裏でしか実験できないような秘密の事件をするために、各研究機関が人目を避けるためにここを作ったとか」
その時扉から音がした。もう戻って来たのか?
- A:パソコンの電源を抜く
- →パソコンの電源プラグを一気に引き抜いた。
- 画面は一瞬にして真っ暗になった。
- その時、扉がそっと開き、そこから清水が姿を現した。
いつもと違う光景に気づいたようで、
「途中まで書いた資料をまだ保存していないんだが、一体何をしているんだ?」
「抜いてみたらどうなるのかなぁと」
「プラグを早く挿せ!」
波立はしゃがんでプラグを元の位置に差し込んだ。
- B:なんとかして清水の注意を引く
- →波立は金属キャビネットを即座に掴み、全力で倒した。
- キャビネットの上にあったモニターも落下し、耳をつんざくような音を立てて、小さな火花を散らした。
- 霜月は口を覆って唖然としている。
- その時、清水が扉から飛び出してきた、と同時に波立の顔に平手打ちが飛んできた。
- 「このガキ!さっさと片付けろ!
- このサーバーがいくらするか知ってるか?壊れたらお前一人じゃ足りないからな」
- 霜月の方を見ると、パソコンの画面を元通りにしていた。
- 波立は腰をかがめてキャビネットを起こしたが、いくつかの部品が落ちていることに気づき、こっそりとポケットに拾った。
にほんブログ村PR