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チラシの裏~勇者弐位のゲーム日記

 ゲーム大好きな大阪のオバチャンのほぼゲームのことしか書いてない日記。10年やってたブログがプログラム書き換えられて海外の怪しいサイトに飛ばされるようになったんで、2017年4月に引っ越ししてきました。10年分の過去記事が36MBもあるし、データが壊れてるのか一部送れないものもあり、まだまだインポートの途中(;^_^   過去記事分は引っ越しで持ってきたものなので、表示が一部おかしいかもm(__)m  

興宮警察署事件調書:綿流し編 その3


 今日のひぐらしのなく頃に粋はどうかな?


 綿流し編 #1 お祭り一色

 祭りに行く圭一は、レナと魅音とで待ち合わせ。
 昨日、会わずじまいのまま帰ってしまったことを謝る魅音と、待たせたことを謝る圭一。
 梨花は巫女の務めがあり、沙都子もそのお供ということで、すでに神社で準備中とのこと。


 神社で、沙都子と巫女装束の梨花と合流する。
 部活メンバーで、目の前にあった屋台のたこ焼きを食べるが、魅音が食べたたこ焼き以外にはタコが入っていなかった。
 それぞれタコなしたこ焼きについて感想を言うが、率直なコメントすぎて、客がいなくなってしまう・・・
 屋台の親父がにらみつけるので、圭一が、値段の高い明石のタコをすべてのたこ焼きに入れて、1舟8個400円で売るのは無理だから、1個だけ明石のタコを入れて売っている本物の明石のたこ焼き屋だと演説すると、たこ焼屋の前に行列ができる。
 圭一の演説を聞いた屋台のおやじたちが、うちもも頼んでくるので、部活メンバーたちは演説をはじめ、それを聞いたギャラリーたちは、屋台に並び始める。
 魅音が、金魚すくいの屋台で演説をするが、「実においしそう」と言い出す。
 と思ったら、詩音だった。
 詩音は、自分もいっしょに行きたいと言うが、魅音が拒否したので、詩音は去っていく。


 屋台めぐりをするうちに、大太鼓の音が聞こえてきた。
 いよいよ梨花の出番だ。
 梨花の演舞を見るため、祭壇の前の行くが、圭一はみんなとはぐれてしまう。
 演舞が始まり、梨花は、祭事用の大きな鍬を抱えて、祭壇に積み上げている布団の山に近づく。
 梨花は重そうに祭事用の鍬を振っているが、圭一のいる場所からよく見えない。
 そのとき、詩音が圭一に声をかけてきたので、詩音がとっておきの場所を教えてくれると思った圭一は、詩音のあとを付いて行く。
 詩音は境内の裏に圭一を連れて行くが、演舞など見えない。
 圭一が、梨花の演舞が見える場所に案内してくれるんじゃ?と尋ねると、詩音は、そんな約束はしていないとばっさり。
 そして、詩音が暗がりの茂みの向こうを指差すと、その先には、鷹野と富竹がいた。
 鷹野と富竹は、あたりをうかがいながら、倉庫のような木造の建物の入口にしゃがみこんでいたが、圭一と詩音の気配に気づき声をかけてきた。
 見つかってしまった圭一と詩音は、二人の前に姿を見せてあいさつをする。
 詩音は、南京錠をいじって何をしてたとかと質問すると、ドロボウしようとしてるわけじゃないと答える鷹野。
 詩音は、古手家とほんの一握りの人間しか入ることを許されない開かずの祭具殿で何をしていたのか?と追い討ちをかける。
 鷹野は、祭具殿は祭具をしまっている倉庫だが、ここは祭具を祀っている神殿だと言う。梨花が今、奉納演舞で使っている祭事用の鍬も、この中にしまわれていたことと、古手家の人間以外は不浄を持ち込むから立ち入り禁止の不可侵領域、すなわち聖域だと話す。
 鷹野は趣味で雛見沢の伝承を研究していて、この中には研究の答えが詰まっていると話す。
 富竹が南京錠は解除すると、鷹野は、圭一と詩音に、いっしょに見学しない?と声をかけてくる。
 圭一は入ったらまずいと言うが、詩音は、自分は園崎の人間だから、中にあるものは想像がついており、ぜひ圭一に見てもらいたいと答える。
 富竹も、入口で見張っているので、いっしょに見てきてごらんと言ってくれたので、圭一はちょっとだけと言いながら中に入る。


 中は真っ暗だったが、鷹野が用意してきたランタンをともすとかなり狭い前室であることがわかった。
 前室の奥の重い扉を開けると、祭具殿の正面一番奥のご神体が、圭一たちを見下ろしていた。
 鷹野は、雛見沢の守り神のオヤシロさまだと教えてくれる。
 祭具殿の中には祭具が並べられていたが、祭事的な芸術的な形のものはなく、圭一にとっては退屈なものばかりだった。
 そんな圭一の様子に気づいた鷹野は、おとぎ話を話し始める。


 昔々、ある山奥の村に底なしの深い深い沼があって、地の底の鬼の国=地獄につながっていた。その名を、鬼が淵という。
 ある日のこと、地の底から鬼たちが次々に現れ、村人達に容赦なく襲い掛かった。
 村が滅びるのを待つしかないと諦めたとき、オヤシロさまが降臨した。
 オヤシロさまの力は鬼たちと比べ物にならず、鬼たちは戦うまでもなく、その威光の前に平伏する。
 オヤシロさまは、元の鬼の国へ帰るように諭したが、鬼たちは、自分たちは地獄を追放された鬼だからどうしても帰れないと拒んだ。
 事情を知った村人たちも、鬼を気の毒に思い、鬼たちと一緒に住むことに決めた。
 生活の場を与えてもらった恩返しとして、鬼達は、自分達の持つ様々な力や秘法を村人に授けた。
 オヤシロさまはその微笑ましい交流を喜んで、村人と分け隔てなく暮らせるよう、鬼達に人間の姿を与えた。そして、自らも地上に留まり、末永く両者の交流を見守ることにした。
 その後、人と鬼の混血が進み、もう何の区別もなくなった。
 鬼の持つ様々な知識を持った人間たちは、仙人と呼ばれる存在で、自らの力が異端であることを十分に理解し、ふもとの人々に崇めれれながらひっそりと隠れるように暮らした。


 雛見沢の人間は、鬼の血を引いていると、魅音は言うと、何かを気にした風にあたりを見渡し、何の変化もないことを確認し、何事もなかったかのように振舞う。


 鷹野が話を続ける。
 村人たちに半分鬼の血が流れているが、人食い鬼の血だと言われている。
 その血は、今でも村人たちに脈々と流れていて、時折、その血が眠りを覚ますと言われている。
 鬼の血を引く者たちは、周期的に狩猟者としての本能が目覚め、獲物を求めて人里に姿を現し、その際に行われるが鬼隠し=鬼たちによる誘拐行為。
 鬼隠しは、オヤシロさまも了承しており、オヤシロさまが決めた生贄以外は、誰もさらわなかった。
 生贄をさらってきた夜には、綿流しの儀式が行われた。


 詩音が、臓物のことをワタって言うよねと、圭一に確認する。
 綿流しの本来の意味は、腸(ワタ)流しだった・・・
 鷹野は、梨花が奉納演舞を使っていた祭事用の鍬は、田畑を耕す鍬ではないと話し、梨花はあのあとの奉納演舞で、鍬で祭壇の布団からワタを取り出し、沢に流すと教えてくれる。
 圭一は、祭具殿の中にあるさっきまで何の興味もなかった道具の意味を理解し、恐怖する。
 天井を見ると、檻がぶら下げられている。
 詩音は、鷹野が、雛見沢の暗黒時代の風習が現代にも残っているんじゃないかと思って、研究していると言い、鷹野は否定せず、圭一に、オヤシロさまの祟りにあうか生贄にされちゃうから、内緒にしてほしいと頼む。


 鷹野はスクラップ帳を開き、新聞記事のコピーを圭一に見せる。
 明治の終り頃、旧名鬼が淵村で、惨殺死体が発見された。
 死体の身元は不明というか、とても身元が確認できるような状態ではなかった。
 そして、鷹野は、終戦直後の缶詰疑惑について話し始めようとすると、扉が開き、富竹が演舞が終わって、みんな沢のほうに降りていったと教えてくれる。
 鷹野は急いで、カメラを取り出し撮影を始めたので、鷹野を祭具殿に残して、圭一と詩音は、外に出る。


 富竹に感想を聞かれて、圭一は、留守番をしていればよかったと答え、詩音は、実物は迫力があったと答える。
 富竹は、ドタンバタンと飛び跳ねるような音が聞こえていたから、鷹野が何か壊していないか心配だと話す。
 フィルムがなくなったと言って、鷹野が外に出てくる。
 富竹は、予備のフィルムはもうないと答えたので、鷹野は諦めて、扉を閉め、元通りに南京錠を施す。


 石段を降りていくと沢が一望できた。
 石段の下でワタを千切ってもらい、それに願掛けしてから、沢に流している様子がここからでもよくわかる。
 鷹野は、綿流しをするから、富竹に撮影してほしいと話して、圭一たちと別れる。
 詩音は、圭一のことを魅音が探してるだろうから、綿流しに行ってきてと言う。
 そして、詩音は、魅音は嫉妬深いから、今夜のことは秘密にしておいてと、圭一に頼む。それだけじゃなく、今夜起こるかもしれなオヤシロさまの祟りの最有力候補は、この4人だからと。
 詩音は別れ際に、ドタンバタンっていうあの音は何だったんでしょうと言い出すが、圭一は、そんな音は聞いていないので、何も聞いていないと答える。
 詩音は、鷹野が祭具殿で昔話を始めた頃から、子供が跳ねているようなドタンバタンという音が聞こえていたと話す。
 詩音は、圭一と鷹野にはまったく聞こえない音を一人、ずーっと聞いていたらしい。
 すると突然詩音は、ウソですよと笑い飛ばし、別れ際のセリフを言いながら逃げるように去っていった。
 詩音の言っていた音は、富竹も聞こえていたし、ウソではなさそうだ。
 と思っていたら、梨花に声をかけられる圭一。
 梨花といっしょに魅音とレナもいる。
 みんなはぐれてしまい、あとは沙都子だけとのこと。
 梨花に、演舞は最後まで見た?と聞かれて、ミスもなくて、最後までがんばったなと、圭一が答えると、レナが、あんなのはミスのうちに入らないと、フォローする。
 ウソがバレたとあせる圭一に、魅音は、綿流しはやった?と尋ねてくる。
 これ以上のウソはムリだと判断した圭一は、正直にまだだと答える。
 魅音は、圭一の手を引っ張って、石段を降り始める。そして、詩音に合わなかった?と聞いてくる。
 圭一は、魅音と詩音はそっくりだから、詩音に会ったかどうかわからないと答えるが、内心ヒヤヒヤ。


 TIPS:後夜祭

 深夜の署内。
 県外で焼死体が見つかり、歯形照合の用意を指示する大石。
 今年はいつものパターンとは違い、消す気はなく見せしめの意味があるようだが、雛見沢の近くでやらなかったのが謎だと、大石が言い出す。


 綿流し編 #2 ドタンバタン

 夕べは、子供が跳ねるようなドタンバタンという音の話が頭にまとわりついて、なかなか眠れなかった圭一は、通学のときに、レナから、目が赤いと指摘される。
 いつもの待ち合わせ場所に行くが、魅音はまだ来ていなかった。
 5分だけ待とうと圭一がレナに声をかけると、魅音が走ってくる。
 魅音の顔を見て、レナが魅音の額に手を当てる。そして、熱があると言い出す。
 魅音は、大丈夫と言って、ムリに元気そうに見せる。
 時計を見ると遅刻寸前。3人は猛ダッシュで学校へ向かう。


 授業中、あまりにも眠そうにしていた圭一は、知恵先生に見つかって、顔を洗ってこいと言われてしまう。
 校庭の流しの蛇口をひねった圭一は、魅音に声をかけられる。
 魅音は、夕べ、お祭りのあと、親族の宴会に巻き込まれて徹夜したのが、体調不良の原因だと打ち明ける。そして、頭痛がするので、早退してきたと話す。
 教室の戻ろうとする圭一に、魅音は、夕べ、富竹と鷹野に会わなかった?と尋ねる。
 あいまいに返事する圭一に対し、さらに魅音は、夕べ、詩音に会わなかった?と聞いてくる。
 圭一は、夕べ答えたとおり、会ったかどうかわかないと答えるが、魅音に、4人で祭具殿に忍び込んだことがバレてると察する。
 魅音は、富竹、鷹野、詩音、圭一の4人を悪く言っている人たちがいるから、聞いてみただけと言う。
 圭一は、夕べは3人と一緒じゃなかったと答えると、魅音は、圭一は何も悪いことには加わってないって、みんなに伝えておくと言って、帰っていく。
 圭一が、みんなって誰?って、魅音に聞こうとすると、知恵先生が、圭一を呼びに来たので、聞けなくなってしまう。


 圭一が家に帰ると、母親から、図書館へ本を返しに行ってほしいと頼まれる。
 そこへ、詩音から圭一宛の電話がかかってくる。
 詩音が圭一と話をしたいというので、圭一は、直接会って話をするついでに図書館を案内してほしいと提案する。
 詩音は、それでいいが、自分は本家じゃなく興宮に住んでいるので、待ち合わせ場所は駅にしてほしいと答え、圭一が了承し、電話を終える。


 待ち合わせ場所で詩音に会うが、詩音も寝不足のようだ。


 詩音の案内で鹿骨市立図書館へ向かい、さっそく母親が借りていた本を返却する圭一。
 休憩コーナーで、詩音からいろいろと園崎家について聞かされる圭一。
 魅音は園崎家の本家、詩音は興宮の家に別れて住んでいる。
 魅音は、跡取りだから、現当主である祖母と一緒に住んでいて、いろいろと当主としての修行をさせられているらしい。
 園崎家は雛見沢の旧家だったのが、戦後にいろいろな事業で成功して大きく勢力を伸ばしたとのこと。
 園崎家は、親族全体で助け合う土壌があり、ひとりの親族の事業を助けるために、親族全体が様々なバックアップをし、税法上のドラブルを潜り抜け、豊富な資金力で次々と親類は事業に成功していった。
 興宮では、例のおもちゃ屋や、エンジェルモートも、魅音も親類が経営している。
 特に金融・不動産関係には強く、商工会議所の役員の何割かは園崎家の親類が就いており、市会議員や県会議員もいる。


 そこへ大石が現れる。
 詩音は、バイトの時間だと言って、圭一と肝心な話をしないまま去っていく。
 大石に自販機のジュースを奢られた圭一は、大石の話に付き合わされるハメになる。
 大石は、園崎家は、この地域一体を牛耳っている暴力団だと言い出す。魅音・詩音の父親は、関東でも有名な暴力団グループの大幹部で、詩音の自宅は、高い塀に有刺鉄線と監視カメラで守られた典型的な暴力団の組長宅だと。
 そして、大石は、魅音は暴力団組織もひっくるめた園崎家そのものを継ぐと、圭一に話す。
 ようするに園崎家は、雛見沢から興宮までを牛耳る大一族で、魅音はその跡取りで、一族全体に強い影響力を持つのだ。


 大石は、魅音の友達としてではなく、圭一個人としての話が聞きたいと言い出し、夕べ、富竹と鷹野に会ったか?と聞いてくる。
 圭一は、よく覚えていないと答えるが、大石は、もう一度同じ質問をしてくる。
 圭一は、さっきと同じで、よく覚えていないと答える。
 大石は、さらに、夕べ詩音に会ったか?と尋ねてくる。
 圭一は、ビビりながら、魅音にそっくりだから、会ったかどうかわからないと答える。
 閉館のアナウンスとBGMが流れ、大石の部下が、大石を迎えにきて、やっと圭一は解放されたと思った瞬間、大石は、圭一に、夕べ石段のところで4人で楽しそうに歩いてるところを見たと告げ、去っていく。


 TIPS:スクラップ帳よりⅥ

 綿流しの意義について

 生贄を狩り、それを饗す宴、綿流し。
 有力者たちが自分たちの都合のいいよう組み上げた戒律を厳守させるために催した、見せしめの処刑だった可能性が出てきた。
 鬼ヶ淵村を実効支配してきたのは御三家と呼ばれてる3つの旧家だ。
 この御三家の研究なくして、鬼ヶ淵村の真実には迫れまい。


 TIPS:スクラップ帳よりⅦ

 御三家について

 御三家は鬼ヶ淵村を実効支配してきた公由家、古手家、園崎家という3つの旧家で、いずれも現存している。
 御三家は、鬼ヶ淵沼から現れた鬼の血をもっとも濃く残すと伝えられている。
 公由家→御三家の筆頭家として大きな力を持っていたらしいが、今日にあっては御三家をリードするほどではない。現村長の公由喜一郎は、この家の出身。公選制が導入されるまで、自動的に公由家が代々村長に就任してきたのは、古い体制の名残だと思われる。もっとも対抗馬が出ないため、戦後の公選制導入後も公由家が村長に就くことは変わっていない。
 古手家→古代から信仰の中心となり、オヤシロさまを祀る唯一の神社を守ってきた一族。オヤシロさまの声を代弁する唯一の存在として、長くあがめられてきたが、戦争で分家筋がほとんど絶え、今では本家のみとなっている。その本家も、現在では古手梨花を残すのみたので、この代でつぶれるかもしれない。古手家の女子を尊ぶ古い習慣があるらしく、梨花は、年寄り連中にあがめられている様子。
 園崎家→鬼ヶ淵村の戒律を守るある種の警察官的な役割を担ったと伝えられている。御三家の中では比較的弱い立場であったことが、御三家の末番に数えられることから見てとれる。もっとも、今日の園崎家は隆盛を極め、御三家内における立場は完全に逆転している。今や雛見沢を牛耳っているとまで言えるだろう。御三家で合議することが名残となっているだけで、村内の取り決めは事実上、現当主の園崎お魎がひとりで決めていると言っていい。


 綿流し編 #3 詩音からの電話

 家に戻り、夕ご飯を食べた圭一のところに、詩音からの電話がかかってくる。
 圭一は、詩音から、昨日の綿流しのお祭りの晩、4人で祭具殿に中に入った後、それぞれ別れてから、富竹と鷹野にまた会ったかと聞かれる。
 詩音は、自分は会っていないと話すと、圭一も、会っていないと答える。
 お互い、他の人間といっしょにいたから、証言もある。
 圭一の答えを聞いた詩音は、夕べ、鷹野と富竹が死んだと言い出す。鷹野は焼死体で、富竹は自殺みたいな感じで見つかったとのこと。
 詩音は、今朝、父親が電話で親類と話しているのを聞いて、その情報を知ったと話す。
 夕べの深夜、お祭りの警備を終えて帰る途中の警察の車が、興宮への道への途中で、倒れている富竹を見つけた。警察の検視結果では、富竹の死因は、自分の爪で喉をかきむしっての自殺。
 鷹野の死体は、隣の県の山中で見つかった。深夜の山中で火があがっているのを通報され、駆けつけた消防署員が発見した。検視の結果、半裸女性の焼死体と判明。歯形の照合の結果、鷹野と確認された。死因は特定されていないが、下着姿で周囲に衣服がないことから、他殺の可能性が濃厚だが、灯油缶が転がっていたので、焼身自殺の線もあるとのこと。
 詩音は、自分達は祟られるのに十分な資格があるから、あれはオヤシロさまの祟りだと言い出すが、死体が2つ見つかったから、オヤシロさまの祟りにしては少しおかしいと話す。
 例年の祟りでは、一人が死んで、一人が消えるのだが、今年は2人死んでいる。ということは、生贄は2人分ということになり、これから2人が失踪するはず、と詩音は話す。
 それを聞いた圭一は、祭具殿に入った鷹野と富竹が死んだのだから、失踪するのは、詩音と圭一になるはずだと、気づいてしまう。
 事件が報道されていないので、圭一は、事件が本当に起きたのか疑うが、詩音は、雛見沢のマイナスイメージになるという理由で、去年から、事件が起こっても警察がマスコミに漏らさず、秘密処理になったと答える。一応、警察は捜査をしているが、秘匿捜査扱いとのこと。
 つまり、綿流しの夜に誰が死んでも、公にならないのだ。
 詩音は、雛見沢では、毎年、綿流しの夜に、オヤシロさまの祟りということにして、誰かを殺してもいい土壌が作り上げられいると言い出す。
 連続事件なら、警察も本腰を入れるだろうが、たまたま毎年、綿流しの晩に不幸なことが起こっているだけ。最初の事件では、犯人が特定され、最後の一人は逃亡中だが、他は逮捕され、事件の全容は解明され、事件は解決した。2年目の誘致派夫婦の事故死は、他殺の可能性は見つからず、純粋な事故死で決着し解決した。3年目の神主の病死は、医師が看取っているし、検死もし、他殺ではないと結論になり、解決した。4年目の誘致派夫婦の弟夫婦の妻の殺害は、犯人は雛見沢の祟りを再現したと自供したが、獄中で事故死し、解決した。
 祟りにあうかもしれない恐怖に押しつぶされる圭一は、自分は興味なんかぜんぜんなく、詩音が中に入ろうと言い出しただけと、詩音に怒りをぶつけると、詩音は電話を切ってしまう。
 電話が切れ、少し冷静になった圭一は、詩音に謝るため、電話をかけなおそうとしたが、興宮にすむ詩音の電話番号を知らないことに気づく。
 夕べは詩音に会わなかったと、魅音に言った手前、魅音に詩音の電話番号を聞けるはずもない圭一。
 圭一が、詩音が電話をかけなおしてくれるよう祈っていると、電話がかかってくる。
 すぐに圭一が電話に出ると、公由と名乗る年配の女性から、おじいちゃんを探していると言わる。圭一は、家には誰も来てないと答えると、女性は丁寧に礼を述べて電話を切る。
 結局、その後、詩音からの電話はなかった。


 TIPS:深夜の電話

 公由家では、おじいちゃん=村長を探す電話を掛けまくっているが、いまだに見つかっていない。
 そこへ魅音から電話がかかってくるが、そちらもぜんぜんとのこと。
 魅音は、お魎が、綿流しの直後だから慎重に扱ったほうがいいので、今から青年団を召集して捜索し、それでも見つからなければ、明朝、警察に通報するといっていると、話す。


 綿流し編 #4 昼時の噂話

 一晩中、詩音からの電話を待っていた圭一は、寝不足のまま学校へ行く。
 魅音も調子が悪そうなので、聞いてみたら、3時に寝たから寝不足との返事。
 それを聞いたレナは、村長がまだ見つかってないの、と尋ねる。
 村長は年をとってはいるが、ボケてはいないとのこと。
 教室に入ってきた知恵先生が、村長が夕べから家に戻っていないが、誰か見かけましたか?と聞いてきた。
 生徒の何人かが目撃情報を話すが、たいした情報ではなかった。


 昼休み、生徒達の噂話を総合すると、昨日の夕方、村長は会合で神社の集会所に出かけ、日が落ちたに頃会合が終わり、村長は家に帰っていったが、村長が帰る途中を見たものは誰もいなかった。村長はおなかがすいていたから、寄り道せずまっすぐに家に帰ったはずだが、村長は家に帰ってこなかった。夕べ青年団で捜索したが、村長は見つからず、今も警察といっしょに捜索しているとのこと。
 生徒の一人が、悟史がいなくなったのも去年の今頃だったと言い出す。
 それを聞いた別の生徒が、悟史のときも、村中で探したんだけど、見つからなかったと、答える。
 さらに圭一が聞き耳を立てると、悟史は鬼隠しではなく、貯金を全部下ろして、家出したことがわかった。
 お手洗いに立った魅音は、いつまでたっても教室に戻ってこない。レナが、魅音は夕べ村長を探す手伝いをしてたから、どこかで昼寝をしていると、教えてくれる。
 レナは、村長は、小さい頃の魅音をすごくかわいがってくれてたと、魅音がよく話していたと言い出す。


 圭一は、日直が自分だと思い出して、職員室前の花壇の水遣りに出かける。
 圭一がジョーロに水を汲んでいると、営林署の職員から、倉庫裏の菜園にも水をやってほしいと言われる。
 倉庫裏の菜園は、カレーの具しか栽培していないため、カレー菜園と呼ばれてている知恵先生の私物菜園だ。
 倉庫裏に行くと、転んだらしく、土で汚れて涙目の梨花がいた。
 梨花は圭一にしがみついて、お祭りの晩に何か悪いことをしたのかと、聞いてくる。
 圭一は、梨花が祭具殿のことを知っていて聞いてきてると気づくが、認めることができなくて、悪いことの覚えが多すぎて見当がつかないと、はぐらかす。
 梨花は、忘れてくださいと言って、圭一を解放し、走り去っていく。
 圭一が、梨花ちゃんと声をかけると、梨花は戻ってて、圭一に語りだす。


 前から祭具殿の中を探検してみたいと思っていたネコがいたが、梨花が意地悪をして見せてあげなかった。とうとうガマンできなくなったネコは、お祭りの晩に祭具殿の中に入り込んだ。祭具殿の中は、ネコが怖がるものがたくさんあったので、ネコはびっくり仰天して逃げ出して、がたが震えている。


 圭一は、ネコとは自分のことだと思い、梨花に、ネコはこれからどうしたらいいか、と訪ねる。
 梨花は、ネコだから、にゃーにゃー鳴いているだけで大丈夫だと、答える。
 圭一は、ネコが忍び込んだのを、犬が見ていたので、鳴いてるだけではダメだと言い出す。犬は、ネコのところへやってきて、忍び込んだだろうと聞いてくる、と。
 梨花は、ネコはボクが守ると答える。ネコはとても怖がっているが、本当はそんなに大変なことではなく、犬が勘違いしているだけ、とのこと。
 梨花は、ネコは心配のしすぎ。ちょっと大変だけどボクが何とかする。ボクががんばらないと犬も大変なことになると、言い出す。そして、圭一には関係のないことだから、富竹と鷹野のことはきれいさっぱりと忘れると良いと、言い切る。
 圭一が、詩音について聞いてみると、梨花は、妹が悪いことをしたので、姉は怒っており、機嫌が悪いから、しばらくの間、そってしておいてあげて、と言われる。
 最後に、梨花は、村長を噛んだ勘違いした犬が、ネコに噛み付こうとしたら、知らせてと話す。村長を噛んだ理由がわからないが、噛むならネコのほうが先だろうとも、話す。


 TIPS:スクラップ帳よりⅧ

 <現在の御三家について>
 今日では、事実上、園崎家の独裁となっており、古代からの威光を維持し、鬼ヶ淵村と呼ばれた時代からの数々の伝統を色濃く受け継いでいる。
 確認されている中でもっとも新しい綿流しだと思われる明治末期の事件も、園崎家主導で行われたと考えられる。
 明治以降、園崎家は雛見沢村を牽引すべく、強いリーダーシップを発揮している。
 数年前のダム闘争では、反対同盟の会長職に公由家が就いたが。これはあくまでも名目上で、実際には園崎家が影のリーダーとして君臨していた。
 公に出来る抵抗運動は公由家主導で行い、公にできない抵抗運動を園崎家が行ったのではないかと囁かれている。
 ダム騒動中に報じられた不穏な事件の数々(有名な建設省幹部の子息誘拐事件他)も園崎家が行ったと、雛見沢ですら囁かれているくらいだ。
 加えて、近年続発している連続怪死事件についても、園崎家のの暗躍があったのではないかと言われている。
 連続怪死事件は、紛れもなく、古式ゆかしい綿流しの再来である。本来の綿流しを、ただの村祭りに落ちぶれた綿流しを当日に行うことで、村人たちに鬼ヶ淵村の戒律を思い出させようとしているに違いない。
 古手神社の祭具殿を暴くことができたなら、次は園崎家に研究対象を絞ろうと思う。
 園崎家周辺は監視カメラで守られるほどの厳重ぶりだが、私は当主跡継ぎの魅音・詩音の姉妹とは面識がある。次ぎなる研究の突破口としてつなげていきたい。


 綿流し編 #5 詩音の電話

  圭一が家で休んでいると、詩音から電話がかかってくる。
 開口一番、夕べのことを圭一が謝ると、魅音は許すと言ってくれて、夕べの続きの話を始める。
 祭具殿に忍び込んだことは思ったよりタブーなので、犯人たちは首謀格の鷹野と富竹を殺したあと、詩音と圭一を狙うだろうと。
 だから、お互いに何か気になることがあったら報告し合おうと詩音は提案し、最近、誰かに監視されているようだと話し始める。
 圭一は、自分のほうは大丈夫と答える。
 それから、魅音から綿流しの夜の所在について聞かれたと話す詩音に、自分もだと答える圭一。二人とも「行ってない」とごまかしたことを伝え合う。
 綿流しの晩以降、魅音の様子がおかしい、と詩音が言うので、用心することにする圭一。
 圭一のほうは、詩音に、図書館で大石に問い詰められた時の話を伝える。大石は4人が一緒にいたところを見ていたようだと。
 圭一は、警察には本当のことを言おうと、詩音に提案するが、詩音は、大石が一連の連続怪死事件を、園崎本家が中心になった村ぐるみの犯行だと疑っていると話す。
 ダム闘争のとき、神主があまりに日和見だったので、園崎本家が首謀格となって決起し、水面下では、さまざまな違法行為な抵抗活動(夜中に建設現場に忍び込んで窃盗や破壊をしたり、工事を認可した役人への脅迫や子供の誘拐)を行っていたらしい。
 ヤクザの大物である父親を持つ魅音も、若いモンを連れて違法な抵抗運動で活躍し、何度も補導されたが、当時は子供だったので、大事にはならなかったとのこと。
 詩音は、魅音に気をつけるよう圭一に言い、警察を味方に付けるのは自分達に有利に働くから、大石に必要な情報を与えてもいいと話す。
 詩音から、父親の電話を盗み聞きして知ったが、村長が行方不明なのか?と聞かれて、夕べの会合のあと行方不明になり、村中捜索したがいまだに見つかっていないと答える圭一。
 それを聞いた詩音は泣き出し、昨日、自分が村長に祭具殿に忍び込んだことを打ち明けたからだと言い出す。
 詩音は泣きじゃくりながら、知ったから殺されてしまったと叫んでいる。
 パニックを起こしている詩音は、犯人は、自分達を一思いに殺さず、親しい人たちから順々と殺していって、散々悲しい思いをさせた後殺すつもりだと、言い出す。
 錯乱した詩音の声を聞き、怯えた圭一は、自分も梨花に打ち明けたと告白し、梨花のことが心配だから安否確認したいと言って、詩音との電話を切る。


 TIPS:4人だけの罪に終わらない?

 大石と熊谷がおでん屋で飲みながら話をしている。
 情報を伏せているにもかかわらず、雛見沢中で、鷹野と富竹の死は、祭具殿に踏み入ったためオヤシロさまの怒りに触れたため、とウワサになっている。
 そして、踏み入った人間はまだ2人おり、それは詩音と圭一で、その2人にもオヤシロさまの祟りがあるかもしれないと、囁かれている。
 そして、去年までは、重そうなカンヌキで大金庫みたいに厳重な施錠だったのだが、今年からは安っぽい南京錠ひとつだけの簡単な施錠になったため、簡単に賊の侵入を許してしまった、というウワサが流れている。梨花が重い施錠を嫌い、村長に相談して、簡単な南京錠に付け替えたと。
 大石は、村長の次は梨花が危ないと予想し、神社に張り込みをするよう伝える。


 綿流し編 #6 梨花ちゃんの安否

 詩音からの電話を切り、学校の連絡網を調べて、梨花の電話番号を探して、さっそく電話する圭一。
 午後11時前だが、梨花は入浴中なのか、電話に出てくれない。
 その後30分くらい何度も電話するが、まったく出ない。
 仕方がないので、直接梨花の家に行こうとする圭一だが、住所を知らなかった。
 なので、レナに電話すると、不機嫌な声の父親が出たが、レナにかわってくれた。
 レナに梨花の家の場所を聞くと、古手神社境内の集会所の裏手の2階建ての倉庫小屋だと教えてくれた。
 レナは、圭一がこんな時間に梨花の家の場所を聞いてきたことに、何かを感じ取ったようで、どうして今こんなことを聞くのかと尋ねてくる。
 圭一は、梨花が危ない気がすると答える。
 レナは、梨花の家は狭いから、梨花が寝ていても、沙都子もいるし、2人とも電話の音に気付かないわけはない、と話す。
 レナは、2人が電話に出ないのは絶対におかしいから、自分も梨花の家に行くと言い出し、魅音に連絡してから、圭一の家で待ち合わせすることになった。


 こんな時間に家を出ると家族にとがめられるので、だまって家を出て、レナを迎えに行く圭一だが、レナに合った瞬間怒られる。
 昨日、村長が行方不明になり、今、梨花と沙都子がいなくなったかもしれない状況で、圭一が深夜に一人で外にいることが、無用心すぎるとのこと。
 そして、もし自分たちまでいなくなった時のことも考えて、家族に絶対に行き先を告げろと迫られ、圭一はレナと連れて家にトンボ帰りすることになった。


 その後、魅音も合流し、3人で、梨花の家がある古手神社に向かう。
 神社につくと、レナが、梨花と沙都子の自転車がいつもの場所にないと言い出す。
 集会所裏の倉庫小屋の前に行くが、灯りが消えている。
 レナが家の中に向かって声を掛けるが、返事はない。
 魅音がシャッターを両手でバンバン叩くが、やはり返事はない。
 玄関は鍵がかかっていたので、ハシゴで2階に上がり、鍵のかかっていない窓を探す圭一。
 その間に、レナは、本宅を見てくると言って、走っていく。
 本宅は、梨花が両親といっしょに住んでいた家だが、両親のことを思い出してつらいとのことで、梨花がこっちで暮らすようになり、今は本宅のほうは誰も住んでいないとのこと。
 梨花の両親はすでに亡くなっており、沙都子の両親も崖から落ちて亡くなり、兄の悟史も去年失踪してしまって、それ以来、2人はいっしょに暮らしていると、魅音が教えてくれた。
 魅音が突然、沙都子は、オヤシロさまの祟りを一身に受けた呪われた子だと、言い出す。


 転落死したのは、沙都子を味噌っかす扱いしてた冷たい両親だけで、沙都子一人助かった。
 引き取り先で沙都子をいじめてた叔母は、綿流しの夜に異常者に滅多打ちにされた殺された。
 沙都子をいつもかばっていた悟史も、沙都子の誕生日に突然消えてしまった。
 警察は悟史を家出扱いしたが、悟史は逃げ出すような人間じゃない。いちも一生懸命で、誰の力も借りずコツコツと一人懸命に努力する人だった。
 たった1人の妹のために身を粉にしてがんばってたのに、消されてしまった可愛そうな悟史。
 沙都子に近づけば、祟りで死ぬか消えるか。
 梨花が消えたのも、きっと沙都子のせいに違いない。


 魅音は、うわごとのように聞き取れない言葉を繰り返している。
 わなわなと肩を震わせ、その震えがハシゴを伝わって圭一にも直接伝わり、足場がぐらぐらと震えている。
 そのとき、レナを先頭に4,5人の大人たちが駆けつけてきた。
 圭一は、助かったと思いながら、ハシゴから飛び降りた。
 レナは、鍵を借りてきたと話し、鍵束を試し始める。
 ここは、元々は町会の防災倉庫だったので、シャッターの鍵は村長の家が預かっていたとのこと。
 鍵が合い、シャッターが開くと、レナが灯りのスイッチを探し当て、中に飛び込んでいく。
 全部の部屋を調べたが、2人はいない。
 魅音が、2人が他所の家にお邪魔して眠り込んでしまっている場合も考えられるので、近所の家を調べようと言い出し、大人たちに当たってもらう家を指示し始める。
 そして、魅音は、ここから電話で片っ端から心当たりに問い合わせしてみるとのこと。
 圭一はレナといっしょに手がかりを探し始める。
 そうこうしているうちに、魅音が呼び出した大人たちが家の外に集まり始めたので、魅音は、話をしてくると言うので、圭一とレナもいっしょに家の外へ出る。
 魅音が事情を説明すると、大人たちは2人を探すため、四方へ散っていき、圭一もそれに続く。


 TIPS:スクラップ帳よりⅨ

 <園崎家について>
 戦後、急激な勢力を広げたのが園崎家である。
 その当時の当主が、今日でもその座にある園崎お魎である。
 園崎お魎は。今日では当時の片鱗を見ることもかなわないが、歴代当主の中で最高と讃えられる名当主だったらしい。
 すでに高齢で、週に何回かの習い事に出かける以外が自宅で静かに過ごしており、セレモニー的なものは跡継ぎである魅音に委ねていることが多いようである。
 (当主の跡継ぎが娘ではなく、孫娘である魅音なのかは、娘夫婦の勘当騒ぎが絡んでいるとウワサされている)
 園崎魅音という奔放な娘に、まだ次代当主としての貫禄は見られない。
 だが、園崎家の血を引き、鬼の名を許される以上、過去の当主たちと同様油断ならぬ人物であるに違いあるまい。


 TIPS:園崎家の老当主は?

 大石、熊谷、小宮山が、園崎お魎について話をしている。
 綿流しの開会式でした挨拶が、お魎の最後の目撃情報で、その後すぐに帰宅したらしい。
 毎週月曜に集会所で大正琴を習っているのだが、今週は休みだったらしい。
 お魎の居場所が、警察にはわからないので、明日、市役所を装って電話を掛けてみることになった。
 綿流しの晩以来、目撃情報がないお魎について、魅音は、体調を崩して寝込んでいると話しているが、すでにもう・・・と大石は疑っている。


 綿流し編 #7 御三家の話

 村を見下ろせる高台で、村のあちこちに灯りがつくのを見て、祭具殿に入ってことを激しく後悔し、地面をかきむしる圭一。
 それに気付いたレナは、圭一の背中を撫でてくれる。
 レナは、警察も来たし、1時を回ったから、子供たちはもう解散しろと言われた、と圭一に伝える。
 圭一は、自分のせいで消えてしまったとつぶやくが、レナに聞こえてしまう。
 レナは、オヤシロさまの祟りで自分も消えてしまうかも、と圭一が思っているけど、自分は絶対に消えたりしない、と言い出す。
 それを聞いた圭一は、絶対にレナは消えないでくれと願い、泣き出す。
 レナは、婦人会の人がお味噌汁の炊き出しをしているから、飲みにいこう、と圭一を誘う。
 みんなのとこへ行き、魅音に状況を尋ねると、手がかりは全然ないとの返事。しかも、2人が自転車に乗ってどこかへ行ったらしいのだが、誰にも目撃されていなかった。
 そこへ、何人かの警官を従えた大石が現れる。
 大石は、圭一とレナに向かって、ワゴン車で来たので自転車ごと家まで送ろうと言い、レナは、送ってもらうほうが安全だと言って、了承する。
 圭一は、大石の車に乗り込んだ途端、眠ってしまう。


 大石にほっぺたをぴたぴたと叩かれて、圭一は目を覚ます。
 レナはすでに家に送ってもらったらしく、車内は、大石と圭一だけになっていた。
 大石は、お祭りの晩、圭一といっしょにいた鷹野と富竹は亡くなったと話し出すが、すでに知っていた圭一は驚かない。
 大石は続けて、鷹野と富竹が祟りにあった理由は、入ってはいけない禁断の建物に入ってからだと言われており、村長や梨花もその入っていけない祭具殿の鍵を簡易なもの付け替えたせいで賊に忍び込まれたため祟りにあったという噂があると話す。
 続いて大石は、圭一に御三家について話し始める。
 雛見沢の御三家は、公由家、園崎家、古手家の3つで、大昔から、村の決め事は御三家が合議して決めていたといわれている。(公由家は村長の家で、園崎家は魅音の家、古手家は梨花の家。)
 ダム闘争で反ダムの旗頭になった園崎家は、雛見沢を牛耳るトップに躍り出たが、今でも重要な村の方針は、御三家で合議して決めているとのこと。
 古手家は梨花一人だけなので、事実上、まったく勢力は持っていないが、梨花個人に求心力があるようで、お年寄りには妄信する人間が多いとのこと。
 大石は、御三家の人間が相次いで消されていると、圭一に話し、公由家と古手家の当主が消えたので、次は園崎家の当主が消えるのでは?と言い出す。
 当主はお魎だが、事実上の当主権限は魅音に移行しているらしい。つまり、大石は、魅音が消えるかも?と言っているのだ。
 大石は、綿流しの夜から、連日事件が起こっており。明日の晩も何かが起こるかもしれない。それを未然にふせぐには、圭一の協力が必要だと話して、圭一を解放する。
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興宮警察署事件調書:綿流し編 その2


 今日のひぐらしのなく頃に粋はどうかな?


 ルート:魅音 #1 カレー勝負


 トロフィー:ボキャ貧は辛いわぁをゲット!


 今日は半日かけて家庭科の授業だ。みんなでカレーライスを作り、校舎として間借りさせてもらっている営林署の皆さんに食べてもらおうという企画なのだが、上級生は一人ずつカレーを作り、採点されるのだ。
 知恵先生は、カレーの鬼だから、採点は厳しいらしい。秘伝のカレーを研究するために、毎年インドに旅行しているくらいで、ウワサでは、3食カレーライスで、たまに他のものを食べるときでもカレー味だそうだ。
 それを聞いた圭一が、栄養が偏っているとつぶやいた瞬間、調理道具一式が圭一の足元めがけて飛んできた・・・遠くで知恵先生がこっちを見て微笑んでいる。
 魅音は、料理勝負だと宣言すると、知恵先生と校長先生がやってきて、自分たちと営林署の人間5人とで採点すると言い出す。
 レナは、もちろん料理上手で、カレーも得意だ。
 同じ学年の沙都子と梨花は、低学年なので同学年みんなといっしょに作るとのこと。梨花も、料理上手だ。
 まずはご飯。圭一は、父親がデイキャンプ好きのため、飯ごう炊飯は完璧。
 さてカレーのほうだが、レナと梨花の包丁さばきは完璧。
 そして、意外にも魅音の包丁さばきも完璧だった。
 魅音は祖母仕込みで、裁縫からお華にお琴、銃器から無線機、ヘリの操縦までできるとのこと。
 圭一はといえば、ジャガイモの皮はうまくむけない・・・
 圭一は野菜一式をかかえて、その場をあとにする。そして、先日のおもちゃ屋イベントと義兄弟の契りを結んだ下級生の富田と岡村に、圭一が勝てば、梨花と沙都子の作ったカレー、しかも食べかけのものをスプーンも付けて食べさせてやると持ちかけて、下級生の所属する班の料理上手な女子がむいた野菜と交換する。
 圭一があたりを見渡すと、レナは完璧な技でカレーを煮込み、梨花は隠し味のリンゴを投入、魅音は家から持ってきたハンバーグやらスパイスやらでゴージャスに仕上げようとしていた。
 圭一は材料の持ち込みの対し異議を申し立てるが、知恵先生は、おいしいカレーができればなんでもOKといって、却下する。
 苦戦する圭一だが、富田と岡村が、自分達下級生の班で作ったカレー鍋を持ってきて、圭一の鍋とすり替えてくれる。(富田と岡村は、日直3回交代という条件で、同じ班の女子を説得して、カレー鍋を持ってきた)
 あとは、鍋をガス台にかけて煮込むだけ。
 沙都子から、梨花が圭一を呼んでいると言われて、圭一が梨花のところへ行くと、梨花はラクガキしていた。しばらく見ていた圭一が、用は何?と尋ねると、用は終わったと答える梨花。
 あわてて戻った圭一は、自分の鍋の前に沙都子がいるのを発見。
 圭一の鍋の周囲には、お皿やスプーンなどが不安定に並べられている。と思ったら、順次ドミ倒しで倒れていき、最後にフライパンが圭一のカレー鍋をひっくり返し、校庭にカレーがぶちまけられる・・・
 そして、レナのカレーと、魅音のご飯には、大量の塩が入れられ味が変えられていた・・・料理ができない沙都子をノーマークにしていた結果だ。
 審査が始まった。
 レナの塩カレーを食べた審査員たちは顔をしかめる。
 梨花のカレーは評判が良かったが、営林署の一人がニンジンが嫌いだと言い出す。
 すかさず名札を見た梨花が、名前を呼び、ニンジンを残してはいけないと諭すと、涙をこぼしながらニンジンを食べ始める。梨花がお代わりを薦めると、「お母ちゃん」と泣きながらそれも食べる。梨花のカレーは、お袋の味だったのだ。
 そこへ魅音が完璧に盛り付けたサラダ付きのハンバーグカレー(ハンバーグはてこね、ドレッシングは自家製)を持ってくる。
 知恵先生は、魅音のカレーに百点をつける。
 魅音は圭一の飯ごうからご飯を取って、自分のカレーに使ったのだ。魅音は、勝負を最後まで諦めなかったのだ。
 圭一は勝負に勝つために必死で考えて、秘策を思いつき、魅音のしょっぱいご飯をもらい、レナにお茶を用意してもらう。
 圭一は、沙都子と梨花に一騎打ちを申し込み、圭一が百点を取れたら、沙都子と梨花のカレーをもらうことを了承させる。
 圭一はカレーをぶちまけたと言って、塩おにぎりとお茶を審査員に出す。
 カレーに食べ飽きた審査員には、おにぎりが一番だ。
 しかし、カレー勝負なのにおにぎりの点数はつけられないと審査員が言い出す。
 すると圭一は、カレーもおにぎりもお米をおいしく食べるための知恵で、同じ米食文化の結晶だと力説する。
 魅音も、食文化は決められたルールに縛られるものではない、カレーもおにぎりも同じ日本の文化だと、援護してくれる。
 知恵先生は、お鍋をひっくり返したことで減点20、最後までがんばったので20点プラスで、百点をつけてくれる。
 圭一は百点をとったので、梨花のカレーを半分もらい、後輩に渡す。
 その後、怒気を纏った知恵先生に呼び出された圭一は、神聖な料理であるカレーとおにぎりを同一扱いするなんで許せないといわれ、長々とカレー談義を聞かされるはめに・・・


 ルート:魅音 #2 下校

 結局、おにぎりは校長先生に食べられしまい、昼食抜きの圭一は、空腹でフラフラになりながら、レナと魅音とで下校する。
 魅音が今日もバイトだと言うので、ウェイトレスは大変だと返す圭一だが、魅音は自分はおもちゃ屋の店番で、ウェイトレスは詩音だと答える。
 レナは詩音のことは知らないらしく、詩音って誰?と聞いてくる。
 圭一は、魅音の双子の妹で、性格は違うけど外見は瓜二つだと答える。
 魅音は、自分はやさしくて思慮深いが、詩音は冷めてておっかないと付け加える。
 それを聞いた圭一は、生まれたときに、魅音の女の子らしい部分は、詩音に全部言ってしまったとちゃかす。
 レナは、詩音に会ったことはないし、そもそも詩音がいることを魅音から聞いたこともないと言い出す。
 魅音は、詩音は興宮の実家に住んでて、あんまり仲がよくないので、雛見沢には来ないと答える。
 そして、バイトに遅れるからと言って、魅音は、一方的に会話を打ち切って、レナと圭一を置いて走って帰ってしまう。


 空腹でフラフラになりながら家にたどり着いた圭一。すると、玄関のチャイムが鳴って扉が開くと、そこには詩音が立っていた。
 詩音は、魅音から圭一がお昼抜きだと聞かされたので、差し入れを持ってきたと話し、お弁当箱を圭一に渡す。
 そして、詩音は、今からバイトだと言って、あっさり帰ってしまう。
 魅音ならおかずの何らかの細工がされていそうだが、詩音作の弁当は、細工は何もされておらず、おいしかった。


 TIPS:ごちそうさま

 翌日、学校で、圭一は昨日のお弁当箱を魅音に返し、ごちそうさまと礼を言うと、魅音の顔は真っ赤になる。
 魅音が「どうだった?」と聞いてきたので、圭一は、「うまかった」と答えると、魅音は自分のことのように気持ちよさそうに笑う。
 魅音が弁当箱をしまおうとすると、カラカラと音がする。
 魅音が弁当箱を開けると、中にきれいな包み紙で包まれた飴が入っていた。
 圭一は、母親にお礼に入れておけと言われたからと答える。
 魅音は、陶酔しきった顔で、ありがとうとつぶやく。
 圭一は、それは詩音にあげるものだと言うと、魅音は残念そうな顔をしながら、弁当箱をしまう。


 ルート:魅音2 #1 梨花の練習

 今日の4時間目は体育の授業。この学校では、最初に準備体操をすれば、あとは生徒たちの自由時間になる。
 さっそく魅音が部活タイムを宣言するが、梨花が不参加を表明し、部活は中止になる。
 梨花は、今度の日曜日に行われる綿流しの練習をするといって。沙都子といっしょに校舎裏へ向かう。
 話がまったくわかない圭一に、魅音とレナが、梨花が綿流しの巫女役となり、奉納の演舞をするから、その練習だと教えてくれる。
 綿流しのお祭りは、冬の間にお世話になった布団に感謝し、巫女が供養して、最後に川に流す祭りとのこと。
 巫女は、祭事用の大きな鍬を持って演舞するのだが、梨花にはとても重たいものらしい。祭事用の神聖な鍬のため、落としたら大事になるとのこと。
 圭一が練習しているところを応援したいと言うと、レナと魅音から、梨花は努力しているとこを人に見せるのが好きじゃないから、そっとしといてあげてと言われる。


 午後の授業、昨日の昼飯抜きの反動から、昼ごはんを食べ過ぎて気持ち悪くなっている圭一。
 魅音は、圭一に、いつもご飯一粒を残さずきれいに食べてると指摘すると、作ってくれた人に感謝して食べてるからと答える圭一。
 それを聞いた魅音は、圭一は見かけによらず律儀だというと、レナも同感する。
 雑談の声が大きすぎて、知恵先生に怒られる魅音。
 レナは、人は見かけによらない、見かけとは逆が真かもと言い出す。
 それを聞いた圭一は、沙都子にもしおらしい面があるのかと尋ねると、レナは、沙都子には内緒だが、ちょっと前までは甘えんぼだったと答える。
 圭一は、そういえば見た目可愛らしい梨花の中身が狸だということに気づく。
 レナは、梨花は大人になったら、男を振り回す小悪魔のような女性になると断言する。
 圭一は、がさつで計算高くてずる賢い魅音はどうだろうとレナに聞いてみる。→魅音は、気のいい仲間だってことだぞ?
 レナは、魅音は女の子だけと男の子みたいに振舞っているが、本当はすっごく女の子らしいと答える。そして、レナは、魅音はみんなのリーダーとしてがんばっているけど、本当はとってもかわいい女の子で、圭一には忘れて欲しくないと話す。
 それを聞いた圭一は、詩音のことを思い出す。
 最後に圭一は、レナも見かけによらないのかと尋ねると、レナは自分はどう見えてるのかと逆に聞き返してくる。
 圭一は、自分ににとってレナは、ときどき悪ふざけがすぎるが、基本的におしとやかで親切でやさしい理想的な女の子だと答えると、レナは嬉しいと喜ぶ。
 レナは、逆ならどうなの?と聞いてくるので、圭一は、逆でもレナはレナだと答える。


 下校時、家の鍵をなくしたことに気づく圭一。
 魅音に特徴を聞かれて、夏休みの宿題に作らされた青いオットセイのキーホルダーが付いていると答える圭一。
 魅音はそれを聞くとなにやら思い出した様子。→・・・見たのか?
 魅音は、一昨日エンジェルモートで圭一が食事をした晩に、店でオットセイのキーホルダーの付いたカギの落し物があったと詩音が言ってた、と答える。


 帰宅後、圭一はカギを返しにもらいにエンジェルモートへ向かうが、停めてあったバイクを不注意で蹴っ飛ばしてしまい、3台こかしてしまう・・・
 すぐそばにいたバイクの持ち主である不良に見つかり、取り囲まれる圭一。
 そこへ詩音が現れ、「失せな」と声をかける。それは、圭一が一度も見たこともない恐ろしい形相の魅音だった。
 魅音の周りには、敵意に満ちた年齢・性別がバラバラな人たちが集まり始め、周囲を取り囲む。
 圭一がよく見ると見知った顔も交じっている。雛見沢の人たちが集まっているのだ。
 20人ほどの人間が集まったところで、警官たちがやってくる。
 それを見た詩音は、恐喝の現行犯を捕まえてと訴える。
 不良たちは、警官に引きずられてバトカーの中に消える。
 警官たちのリーダーらしき刑事は、集まってくれた人々に軽く一礼すると、詩音は、「ご苦労様です、大石刑事」と声をかける。
 二言三言会話して、パトカーは去っていく。
 それを確認した詩音が指をパチンと鳴らすと、みんながいっせいに笑い出し、圭一に声をかけて去っていく。
 詩音は、魅音からオットセイのカギの落とし主が圭一だと聞いたと話す。


 ルート:魅音2 #2A エンジェルモートにて


 エンジェルモートに入った圭一は、制服に着替えた詩音から、アイスコーヒーをおごってもらう。
 圭一が詩音に礼を言うと、詩音は、自分がピンチになったらきっと助けに来てと答える。
 圭一は、もちろんだと約束する。
 詩音は、おなかがすいたと言って、圭一にも食べる?と声をかける。
 圭一は遠慮なく頂くと答えると、ホットケーキを2つ注文する詩音。
 圭一が、バイト中でそれはまずいんでは?と言うと、詩音は、不良に絡まれているところを圭一に助けられたと叔父さん=エンジェルモートの店長に伝えたら、ねぎらってあげろと言われたと答える。
 ホットケーキを食べながら詩音と他愛のない会話をするうちに、詩音は女の子だなと思う圭一。
 詩音は、魅音と圭一がノンセクシャルな関係で仲が良いので、うらやましいと言い出す。
 そして、詩音は、詩音と魅音がピンチで崖にぶら下がっているとしたら、一人だけ助けるならどっち?と、圭一に尋ねる。
 詩音だと圭一が答える。そもそも魅音ならそんなピンチに陥らないと思うし、自分でなんとかできるろう。
 詩音がさっきの出来事に話題を戻し、雛見沢の人間はみんな結束していると話す。一人の敵は全員の敵だと。
 詩音は、雛見沢は昔から廃村の危機に逢うたびに、結束して戦って存続を勝ち取ってきたと話す。10年くらい前の雛見沢ダム計画のときも、みんなで団結して中止させたとのこと。
 詩音が生まれる前からダムの話はあったのだが、いつのまにか巨大ダムの計画に発展して、雛見沢どころかさらに上流の村まで水没することになってしまい、住民運動が始まった。
 土地の強制収用が始まる頃、機動隊と小競り合い目立つようになり、詩音も殴られてケガをしたとのこと。
 詩音の祖母が激怒して、全面戦争になり、ダム建設中止の仮処分を裁判所に申請、世論を見方につけるため雛見沢の生態系がいかに貴重なものであるかをアピール、ダム建設派の知事の罷免要求などを行い始めた。
 そして、マスコミと連携し、機動隊の暴力行為をすっぱ抜き、住民闘争を踏みにじる政府をテーマに特番を組ませ全国放映させ、機動隊を封印させた。
 連日のように署名活動やデモで運動をアピールし、とうとうダム計画を無期限凍結すると国に発表させることに成功した。


 家に戻って夕食をとったあと、圭一のところに詩音から電話がかかってくる。
 明日、夏の新デザートコンテスト=新作デザートの味見があり、圭一をモニター当選者として登録しておくから参加して欲しいと、詩音から誘われる。当然、無料で食べ放題とのこと。
 詩音は、明日のバイトは短時間なので、バイトが終わったあと、散歩に付き合って欲しいと話し、圭一が了承して電話を終える。


 TIPS:三人組の顛末

 警察署につれ行かれた3人組の不良に、大石は、地元の人間じゃないから知らなかっただろうが、雛見沢の人間に手出しするなと忠告する。1人をいじめたら、村中が総出でやってくるからと。
 さらに大石は、雛見沢の人間ににらまれたら、鬼隠しにあって、跡形もなく忽然と消えてしまうと続ける。
 そして、大石は、不良たちに、バイクを取りにさっきの場所に戻ったら、袋叩きにあうと忠告するが、不良は拒否する。
 盗難バイクだと気づいた大石は、署員を呼び不良たちを取り囲む。


 ルート:魅音3 #1 ちょっとしたラッキー

 今日は詩音とデザート食い放題のため、部活はなし。
 圭一はウキウキしており、レナになんだかうれしそうと指摘される、
 決められた人しか入店できなさそうなので、レナには、「ちょっとしたラッキーでさ、明日報告してやるよ」と答える。
 魅音は、二ヶ月前にエンジェルモートの三角くじに当たったのか?と聞いてくる。
 圭一は、転校してくる前じゃないかと突っ込むと、魅音は、デザートフェスタじゃないんだと言う。
 レナがよくわからなさそうにしているので、魅音は昨日詩音から聞いた内容をレナに説明し、クジ当選者以外は入店できない貸切デーだと付け加える。
 圭一は、魅音にだけ聞こえるように礼を言うが、魅音は何?と小首をかしげる。
 魅音は、今日のバイトはハードなんだと言って、去っていく。
 レナは、魅音は最近うれしそうにしていると、言い出すが、圭一は、知らなかったと答える。
 レナは、魅音が機嫌が良いとレナも嬉しいと話す。
 「・・・そうか?」と圭一が答えると、レナは、魅音は最近すごく傷つけられたと話し始める。初めは気にしてないふりをしてたけど、だんだん腫れてきて、とうとう痛みがこらえきれなくなったので、夜中に目を覚まして、泣きながらレナに電話をしてきたと。
 何の話かと圭一がレナに聞き返すと、レナは、何もしらないとはぐらかし、とうとう圭一が聞きなおすことができなかった。


 ルート:魅音4 #1 デザートフェスタ

 圭一がデザートフェスタに着くと、招待客ではない男たちに囲まれる。
 彼らは、チケット1枚で4人入店できるので、自分達をお供にしてくれと頼んでくるが、それを無視して店内に逃げ込む圭一。
 名前を告げて店内に案内してもらうと詩音がやってきたので、さっそく礼を言う圭一。
 詩音は、仕事が終わったら一緒に遊びにいきましょうと言って、厨房へ戻る。
 しばらくすると、ガシャーンという盛大な音が響いた。
 振り返ると詩音が転んで、お客にオーダーをぶちまけていた。
 お客は生クリームでベトベトになっているにもかかわらず、なぜか嬉しそうに、フキフキしろと言いだし、周りの客もフキフキコールを始めだす。
 先輩ウェイトレスは、詩音はわざと足を引っ掛けられたと話す。最近、わざと衣服を汚させて絡んでくる客が多いのだと。
 圭一は詩音に助けられたことを思い出し、あのときの恩を返すべく、立ち上がる。
 しかし、オタクは何かの武道をやっているらしく、逆に圭一のほうが吹っ飛ばされる。
 圭一が気づくと、自分の席に寝かされており、詩音が謝っている。
 詩音が持っているおしぼりには、生クリームが付いていた。
 圭一は、あと3人呼べることを思い出し、店の電話を借りて、レナ、沙都子、梨花を呼び出す。
 圭一は、ここでバイトしている魅音の妹の詩音がさっきここでやられたことと、自分の不甲斐無さを、3人に話し、詩音の護衛と敵勢力=詩音にちょっかいと出そうとするやつらの殲滅を頼む。
 そして、3人への報酬は、今食べているデザート。全責任は圭一が取るので、手加減はなしで。
 詩音がオーダーのパフェを運んでいる。レナは、かぁいい詩音の制服に釘付けで、背後をぴったり護衛している。
 オタクどもが詩音の足を引っ掛けようと足を出してくるが、レナは、「おいたはメッ!」といいながら電光石火な早業を使い、オタクども足に攻撃を加える。
 詩音がオーダーのため店内を何往復かするころには、足や手にアザを作った連中が悶絶していた。
 続いて、アザを作った連中どもへ、沙都子の手の入ったデザートが一斉同時に配られる。
 沙都子のデザートを食べた男たちは、腹を押さえながら席を立ち、トイレへ殺到する。沙都子は下剤を仕込んだらしい。
 圭一が様子を見に行くと、トイレに通じる狭い通路は男たちでひしめき合っている。なんとすべての便器に故障中の紙が張られ、蛇口の栓がはずされている。
 男達は最後の手段で、女子トイレに向かうが、そこには梨花がいた。
 男どもは梨花に事情を説明すると、梨花は外のトイレに案内するといって、のんびりと外へ連れ出そうとする。
 外に出る扉の前で圭一が、チケットに途中退店無効の記載があると告げる。つまり、いったん店の外に出たら、二度と戻れないのだ。
 悪態をつき始める男たちを見て、怖い人たちの案内はしたくないと言い出す梨花。
 それを聞いた男達は、態度を変えておとなしく梨花について店外へ出て行く。
 圭一たちの完全勝利!!!
 自分のために、圭一たちが仕返しをしたことに気づいた詩音は顔を真っ赤にしながら厨房へ逃げる。詩音はみんなには感謝しているが、みんなの前でお礼を言うのが恥ずかしいらしい。
 お店のスタッフや、紳士的なお客さんたちも、拍手で称えてくれる。
 ずいぶん時間が経ってから梨花が戻ってきた。梨花はヘンな道を通ってトイレに案内したので、帰り道で迷子になったらしい。
 後日、新聞で、飛騨山中で行方不明男性10人を保護の記事を見つけた圭一。男性たちは、鹿骨市から徒歩でトイレにやってきたと主張しているが、保護された場所と100キロ以上離れていると書かれおり、改めて梨花の恐ろしさを知る圭一。


 ルート:魅音4 #2 レナの助言

 部屋の片付け中だった梨花と沙都子は、圭一の用事が済んだので帰り、レナと二人きりになった圭一。
 レナ・・・なに怒っているんだ?
 そう思っている圭一のところへ、詩音が4人分のコーヒーを運んでくる。
 照れているらしく詩音は素っ気無い態度で礼を言うと2人分のコーヒーを置いて、厨房へ戻っていく。
 レナは、詩音のことを、双子というよりは、もう一人の魅音みたいだと言い出す。
 圭一は、外見はそっくりだけど中身は違うと言うと、レナは、中身もそっくりだと言い返す。
 圭一は、レナに再度、魅音が傷つけられた話を聞いてみるが、とぼけるレナ。どうやら、圭一が魅音を傷つけたと言っているのだ。
 どの出来事かは分からない圭一は、悪気はなかったと話すと、レナも同意する。
 どうやらレナは、圭一が何気なくしたことで魅音が傷つけられて、それに圭一が気が付かないことに怒っているのだ。
 圭一は、自分に落ち度があるなら、はっきり言ってほしいとレナに伝えるが、レナは、圭一には落ち度はなく、魅音がずるいのかもしれないが、こういうのは自分で気づかなきゃと、ぴしゃりと言い切る。
 圭一が頼むと、レナは、ヒントだと前置きして、詩音が髪を上げて結んだら魅音と見分けが付かないが、魅音が髪をほどいたら詩音と見分けがつかない?と聞いてくる。
 圭一は、見分けが付かないと答えると、レナは、双子の妹の話はウソで、あれは詩音のフリをした魅音だったら?と聞いてくる。
 圭一は、何のためにそんなことをするんだと聞き返すと、レナは、そこを考えろと言って席を立つ。
 レナは、なかったことにして圭一が忘れてしまったもいいが、同じ女の子としては、圭一が自分で気づいて自分で謝りに来て欲しいものだと言って、帰ってしまう。


 バイトが終わり、私服に着替えた詩音が、圭一のところへやってくる。
 圭一は、さっそく感謝の言葉を述べる。
 店の外に出て、ブラブラ歩き出すと、詩音は自己紹介を始める。詩音は、魅音とは外見がそっくりだが、魅音は大雑把で暑苦しいが、自分は几帳面で涼しい人間だと話す。
 圭一は、魅音が自分のことを何と言っているか聞きだすと、詩音は、お気に入りだがら、やられたとかやり返したとこ男の子みたいな話ばかりいろいろ教えてくれたと答える。
 詩音は、圭一をつれていろんな店の商品を見て回る。
 突然詩音が腕を組んできたので、おどろく圭一。
 恥ずかしいのかと詩音に聞かれて、強がってわざと腕を出す圭一。すると詩音は、圭一の腕に組み付いてくる。
 詩音のイタズラっぽい笑い方があまりにも魅音にそっくりなので、圭一は、詩音に、魅音が詩音のフリをしているのか?と尋ねると、詩音は、圭一は魅音と詩音の区別は付いていると答える。
 詩音に、もし魅音が腕を組んできたらどう思うと聞かれた圭一は、関節技をかけられそうでドキドキすると答える。
 それを聞いた詩音は、男の子と腕を組んでドキドキさせないなんて、女の子失格だと言い出す。そして、魅音はぶきっちょだから、女の子したいのか男の子がしたいのか中途半端だと続ける。
 詩音が魅音に対して辛らつだと圭一が言うと、詩音は、魅音のどことなく甘えたところが好きじゃないと答える。
 二人はあんまり仲良くないのかと圭一が尋ねると、そこそこ仲良くやっているが、姉妹として許せないところはいろいろあると答える。
 突然、詩音が指を差すと、その先には→あれは・・・レナにあげた人形?があった。
 そこは、見覚えのあるおもちゃ屋のショーウィンドウだった。この前部活をやったおもちゃ屋だ。
 詩音は、かわいいと言うが、圭一にはわからない。
 詩音は、人形とかぬいぐるみとかを嫌いな女の子はそんなにいないと話す。魅音でさえかわいいと言っていたとも。
 圭一は、イベントを盛り上げたお礼に圭一がもらった人形が、これだと思い出す。そして、魅音が実は照れ隠しでいろいろ言っていたが、うらやましそうにみんなの後ろから見ていたことに今気づいた!
 圭一は、最初は何ももらっていない魅音に人形を譲ろうとしたが、結局レナに渡し、その時、魅音にあげようと思ったが、ちょっと違うと思って、レナに渡したと、弁明したことも思い出す。
 その時、魅音が、どうして男に生まれなかったんだろうと、明るく笑って答えたので、圭一は、魅音を傷つけたことに気が付かなかったのだ。
 それと、詩音のことをレナにはじめて話したときも、圭一は、生まれたときに、魅音の女の子らしい部分は、詩音に全部言ってしまったとちゃかしたことを思い出した。
 そして、レナも、魅音はみんなのリーダーとしてがんばっているけど、本当はとってもかわいい女の子で、圭一には忘れて欲しくないと話していたことも思い出す。
 魅音は、あのとき、圭一から人形をもらいたかったのだ。魅音だから圭一から人形をもらえないと知った魅音は、詩音というキャラを作り上げたのだ。
 詩音が人形がほしいと言うので、魅音のために買ってやると答える圭一。
 詩音は、自分は詩音だと言い張るので、圭一は、詩音に買ってやると言いなおす。
 店に入り、人形が欲しいと告げると、店の奥から、エプロンを付けた魅音が出てくる!
 圭一と詩音が腕を組んでいるのを見て驚く魅音。
 詩音は、魅音に、圭一とデート中だと告げる。
 圭一は、今まで、詩音のことを魅音が別キャラを演じているだけと思っていたのに、本当に魅音とは別人だと気づいて大慌て。
 詩音は、魅音に、魅音のお気に入りの圭一がどんな人か知りたくで、デザーフェスタのチケットを都合したと話し出す。圭一は、嫌なお客に絡まれているところを助けてくれたと続ける。
 本当に詩音は、詩音だったのだ。
 詩音は、魅音に、あの人形を大好きになった人から初めてもらうプレゼントだから、ちゃんと包んで欲しいと頼む。


 TIPS:初めましてじゃないです

 詩音の家の人がワゴン車で迎えに着たので、自転車ごと車に押し込まれた圭一。
 「初めましてじゃないです」と言う詩音は、魅音以上の役者だった。
 詩音は、昔を服を取替えっこしただけで、誰も見破れず、いろいろと騙したと話す。
 それを聞いた運転手の葛西は、深いため息をつく。
 別れ際に葛西は、圭一に、しばらく災難があると思うが、そのうちに飽きるので、それかで辛抱くださいと告げる。それは、詩音が、魅音並に迷惑をかけると言っているようなものだった。


 ルート:魅音5 #1 別々の昼食

 翌日、魅音は圭一と目が合うとどこかへ行ってしまい、見かねたレナが介護していた。
 圭一はレナに呼び出されて、魅音が昨日までの数日間はなかったことにするから、圭一もなかったことにしてほしいと言われる。そして、今日は部活もなにもないから、今日だけは一人で下校してほしい、明日からは元通りだからと、レナは言った。
 レナは魅音にずっと付きっ切りで、圭一と魅音はお互いに意識しないように振舞い、お昼も圭一一人で、魅音はレナと二人っきりで食べた。
 梨花が圭一を慰めてくれるが、沙都子がそれをちゃかし、結局、バタバタになってしまう。


 放課後→はぁ、帰ろう・・・
 
 
 ルート:綿流しB #1 祭りの手伝い

 梨花が明日の綿流しのお祭りの予行練習があるとのことで、今日の部活はなし。
 下校途中、圭一は、祭りはどこでやるのかを尋ねると、魅音は、以前お散歩したときに行った古手神社だと教えてくれる。神社には立派な集会所があり、公共施設なような雰囲気があるとのこと。
 祭りの設営には男手がいるとのことで、町から魅音の親類が大勢手伝いに来るという話を聞いた圭一は、設営の手伝いを飛び入りだけどしたいと伝え、了承される。
 どうやら魅音は、昨日1日で完全に立ち直ったようだ。


 さっそく着替えて神社に向かった圭一。
 神社には大勢の人が集まり、祭りの準備をしている。
 魅音を探してキョロキョロしてる圭一に、校長が声をかけてくる。校長に促されて、テントの設営をしている人のところへ行き、圭一は手伝いに来たことを告げ、あいさつする。
 テント設営は初めての圭一に、大人たちは、上機嫌でいろいろ教えてくれる。
 その後、たっぷり手伝いをし、女衆から麦茶をもらって休憩中の圭一は、社のほうに人だかりができてるに気づく。よく見ると巫女姿の梨花が、じいさんたちとセレモニーの段取りをしていた。
 梨花にがんばれと圭一が声をかけると、スマイルを返す梨花。
 圭一に麦茶を運んでくれた女衆は、ありがたやと言いながら、梨花の姿を拝んでいる。
 そういえば、ここは古出神社で、梨花の苗字も古出だと圭一は気づく。
 すると横で休憩した男が、梨花は古出一族の人間で、古出一族はオヤシロさまをお祀りする由緒正しい一族だと教えてくれる。梨花は、一昨年、神主だった父親が亡くなってから、祭事を引き継いだとのこと。
 手伝いの途中で、圭一は同じく手伝いをしている魅音とすれ違い、お互いにがんばれと声をかけあう。


 祭りの準備が終わり、大人たちは酒盛りをしている。未成年の圭一は、それを遠くで見ながらボーッとしていると、詩音がお疲れさまと言いながら、麦茶の入ったコップを圭一に差し出す。
 詩音は、仲直りの麦茶だから、機嫌を直してと言う。
 詩音にもらった麦茶を一気に飲む圭一。
 その時、麦茶の入ったコップを2つ持った魅音が現れる。
 「お姉は、クラスメイトの男の子に甲斐甲斐しく麦茶を持ってくるわけない」と詩音に断言された魅音は真っ赤になりながら、紙コップを隠そうとし、喉が渇いたから2杯飲もうと思ったと言い出す。
 それを聞いた詩音がイッキコールをしたので、魅音は、麦茶を2杯とも飲み干す。
 詩音に頭が上がらない魅音を見て驚く圭一。
 その時、シャッター音が聞こえてきた。
 カメラマンの富竹と、連れの女性が挨拶してきた。圭一以外は、顔見知りのようだ。
 女性は、診療所の看護師をやっている鷹野三四とのこと。
 魅音を鼻であしらう詩音を見て、エンジェルモートで弱弱しくしていのは、演技だと疑う圭一。詩音のほうが、魅音よりずっと役者は上のようだ。
 鷹野は、魅音と詩音は昔はもっとそっくりで、両親でもわからなかったと話す。
 そこへ大石刑事もやってきて、みんなに軽く挨拶する。
 大石の去り際に、詩音が「今年はみんなの手を煩わせない綿流しにしたい」と言うと、鷹野は嬉しそうな顔をし、富竹は「君も好きだね」とあきれたように言う。
 富竹が、オヤシロさまの祟りと言い出すと、魅音が圭一の手を引っ張り、お菓子をもらいにテントへ行こうと誘う。
 詩音が、「今年は誰が死んで、誰が消えるんでしょうね」と言い出し、思わず詩音に聞き返す圭一。
 魅音は圭一に教えたくないようしているが、圭一は、除け者なんて気分が悪い、知っているなら教えてくれと言い出したので、魅音は圭一の手を離し、一人でテントに向かう。


 富竹が、ダム工事について話し始める。
 数年前に、雛見沢が丸ごと水没する巨大ダムの計画が発表され、それに反対するため住民運動が結成され、国との激しい戦いを繰り広げた。
 雛見沢の住人は持てる力を全て振り絞って、村一丸となって戦い、国の背策を跳ね返した。
 その雛見沢の人たちが結束して旗揚げした反対同盟の事務所は、この神社の集会所だった。村人は、雛見沢の守り神であるオヤシロさまを祀る神社に本陣を置くことで必勝を祈願したとのこと。
 続いて、鷹野がオヤシロさまについて話し始める。
 オヤシロさまは、雛見沢に伝わる古い神様で、神聖なこの地が俗世に汚されることがないよう守り続けてきたと伝えられている。
 オヤシロさま崇拝は、一種の選民思想(自分達は優れた民族、神に選ばれた特別な民族だとするナショナリズム的な思想)の表れとのこと。
 大昔の雛見沢の人たちは、自分達は人間とは異なる格の違う存在だと強く信じており、下界との交流を格が落ちるとして忌み嫌っていた。だから、村に下界の人間が来ると不純が交じってオヤシロさまのバチが当たると強く信じ、何者を近寄せなかった。
 そして、4年前、ダム計画の反対運動をしている最中、雛見沢ダムの建設現場の監督が殺されバラバラにされるという事件が起こった。
 その翌年、雛見沢の住人でありながらダム推進派グループを結成した男が、旅行先でガケから落ちて死んだ。雛見沢中から敵視されていた人物なので、警察も念入りに調べたが、事故と断定さてた。
 さらにその翌年、この神社の神主が原因不明の病で急死した。この神主は、ダム反対運動とは距離を起きたがっていたため、当時の村人の中には怒りを抱く人もおり、神主が死んだとき、年寄り連中は、オヤシロさまの祟りだと言っていたとのこと。
 そして、これらの事件や事故は、毎年、綿流しのお祭りの晩に起こった。
 さらに翌年、つまり去年は、事故死したダム推進派のリーダー格の男の弟の妻が、撲殺死体で発見された。この事件の犯人は捕まっている。
 オヤシロさまの祟りだと信じる人が増え、不信心者にはバチがあたるかもとのことで、近年、祭りへの参加者が増えたとのこと。
 話を聞き終えた圭一は、祟りではないと思っているが、信じる人の気持ちもわかると答える。
 鷹野は、祟りでもなく、偶然でもないないのに、毎年人が死ぬってことは、人の意思が働いているとしか考えられないと言い出す。
 大石は、犯人は雛見沢の人間だと見ているとのこと。
 そして、詩音は、雛見沢の人間にはわかる、雛見沢の人間尾犯行だという証拠あると言い出す。それは、必ず1人が死んで、もう1人が消えるからと。
 雛見沢の古い古い伝統にひとつに、オヤシロさまの怒りを鎮めるために、生贄を捧げたというのがある、と鷹野が話し始める。簀巻きにされて、底なし沼に生きたまま三日三晩をかけてじわじわと沈めたと。
 鷹野は、郷土史とか民間伝承が趣味で、独学で調べたとのこと。
 富竹は、過去の事件では、必ず1人が死ぬほかにほう1人が消えていると話す。
 最初のダム現場の監督の殺人事件では、複数犯の最後の1人がいまだに逮捕されていない。
 次の年のダム推進派のリーダー格の男の事故死では、いっしょに落ちた奥さんの遺体が発見されていない。
 その翌年の神主の病死のときは、神主が死んだ晩に、神主の妻が「死んでオヤシロさまのお怒りを鎮めに参ります」という内容の遺書を残して、底無し沼で入水自殺したが、遺体は発見されていない。
 その翌年のダム推進派の男の弟の妻の殺人事件のときは、被害者の義理の甥の北条悟史という詩音と同じ年の男の子が消えたとのこと。
 詩音は、誰かがオヤシロさまの祟りという名で1人目を殺し、誰かがその生贄として2人目をさらっていると言い出す。
 魅音は雛見沢のことが好きだから、圭一に悪いイメージを持たせまいとして、オヤシロさまの祟りには話さなかったが、詩音は、雛見沢のことが嫌いなようで、雛見沢の人間が犯人だと強く確信している。
 鷹野は、自分は探偵になるつもりはないと言い切る。古式ゆかしい残酷な風習やおとぎ話に興味があって、知的好奇心で面白がっているだけだと。
 明日は一体誰が死んで、誰が消えるのかしら?と、微笑みながら話す鷹野。


 話が終わったので、圭一は魅音が待つテントに行くが、魅音はすでに親族と帰ってしまったと言われる。


 TIPS:スクラップ帳よりⅠ

 オヤシロさまの祟りについて

 古代鬼ヶ淵村では、オヤシロさまの怒り(祟り)は何よりも恐れられていた。
 だが、オヤシロさまが怒ると最終的にどうのような神罰(祟り)が下されるのかは記述が少ない。
 伝聞から調べる限りでは、「地獄の釜が開く」「鬼が溢れ出す」「地獄の瘴気が溢れ出し、村人たちことごとく逃れることも叶わず、息絶えるなり」といった、村の全滅を想起させる物騒なものが目立つ。
 オヤシロさまの怒りに触れる条件=鬼ヶ淵村における禁忌といえるだろう。
 この禁忌を犯す行為が行われたとき、オヤシロさまは怒ったと称され、その怒りを鎮めるために生贄の儀式が行われたと考えられる。


 TIPS:スクラップ帳よりⅡ

 生贄の儀式について

 儀式は、神聖な沼である鬼ヶ淵沼に言えk煮を沈めることで成立した。
 鬼ヶ淵村の儀式で特徴的なのは、生贄を三日三晩もの長い時間をかけてゆっくりと沈める点にある。
 生け煮を沈めて殺すことよりも、沈める(鎮める)行為に重きが置かれていたと考えられるが、その方法は知る限り文献には載せられていない。
 私の想像では、丸太等で巨大なイカダを組み、そこへ処刑台を設え、縄で生贄を吊り上げ、時の刻みに合わせて少しずつ沼へ沈めて行ったのではないかと思う。
 だがそうだとするのならば、その儀式に使った祭具は神聖なものとして崇められ、どこかに祀られていてもおかしくない。


 TIPS:スクラップ帳よりⅢ

 儀式の祭具について

 古代の宗教儀式に用いられた儀式道具は祭具と呼ばれ、その一部が今日も古手神社や御三家の蔵に祀られている。
 だが、それらの確認できる祭具はいずれも装飾的なものばかりで、鬼ヶ淵村の暗部を司る儀式にしようされたと思われるものは何一つない。
 鬼隠しの夜の宴に使った祭具も、生贄の儀式に使った祭具も、人知れずそれらは祀られ、現存しているに違いない。
 それがどこに祀られているか、九分見当はついている。
 これまでは堅牢だった施錠が、今年からどういうわけか低廉な安っぽい南京錠に変わったのだ。あの程度の錠前なら、彼なら何とかできるかもしれない。
 だが、集会所が遠くないということもあり、常に人の気配の絶えない場所でもある。
 雛見沢中の全ての村人の死角となる夜が、もうすぐやってくる。


 TIPS:いよいよお祭り

 明日がいよいよ綿流し。
 大石は、警備の準備にあたる刑事たちに、犯罪の抑止のために任務を全うするようにと訓示をたれる。
 大石は、今年も必ず事件が起きて、誰かが死んで、誰かが消えると言い出し、課長に注意されるが、大石は、起こった何かに迅速かつ徹底的にどこまでも食いついていくこと、オヤシロさまの祟りのバケの皮を完璧に引っぺがす!と気勢を上げる。


 TIPS:スクラップ帳よりⅣ

 綿流しについて

 綿流しの儀は今でこそ、毎年6月に行われる村祭りだが、その原点を紐解くと、実に血生臭い儀式にたどり着く。
 本来、綿流しは、一定周期に基づき、オヤシロさまの信託を得て生贄を選び出し、それを村ぐるみで狩り(鬼隠し)、儀式めいた方法で饗するう宴であった。
 古代の鬼が淵村の住人は自分達が妖しの力を持つ仙人で、人間よりも高貴な存在であると固く信じ、それを内外に認めさせていた。
 以下は仮説だが、綿流しの儀を、閉鎖環境である鬼が淵村の内側に何らかの不満が募った場合のはけ口や、目を逸らすための目的で開かれた、政治的なイベントとも考えられないだろうか。
 こうした目的で主に開催されていたとするならば、儀式の不定期性にも説明がつきやすい。


 TIPS:スクラップ帳よりⅤ

 なぜ祭具はこれほどまでに必要なのか

 祭具の具体的な形状についての記述はほとんど見つらない。
 一部の文献では、綿流しの儀に用いた祭具だけでも二百を数えると記されている。
 ここでぶつかる疑問は、なぜ多種多様なものが必要だったかという点だ。
 綿流しの儀は、鬼隠しによって狩ってきた生贄を饗すものだ。
 そのための解体道具や拘束道具が考えられるが、それでも二百を越えるとは多すぎる。
 基本的に道具の進化は、ある到達点への模索である。
 時代と共に多様化する文化のひとつに娯楽がある。
 娯楽に使用する道具は時間と共に進化し、多様化する。
 一般的な道具とは違い、到達点に至ることはすなわり行き詰まり(マンネリ)であり、次なる到達点を求め、いくつもの亜種にも分裂する。
 では二百を越えると伝えられる祭具にも、娯楽性が宿っているとは考えられないか。
 もちろんこれも仮説だが、生贄を捧げる過程が一種の娯楽(見世物)として扱われていたのではないだろうか。
 観客を飽きさせないために、様々な斬新で興味を引く祭具(解体道具)が歴代の御三家当主たちによって、次々開発されていった。そう考えられなくもない。
 あの祭具殿の中に、それらが全て祀られているのは間違いない。


あなたの乾きを癒せない。
真実を欲するあなたがそれを認めないから。

あなたの乾きを癒せない。
あなたの期待する真実が存在しないから。

それでもあなたの渇きを癒したい。
あなたを砂漠に放り出したのはわたしなのだから。

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興宮警察署事件調書:綿流し編 その1


 今日のひぐらしのなく頃に粋はどうかな?


 興宮警察署事件調書:共通ルートから開始!


 1日目 #1 東京からの帰り道

 2日目 #1 登校

 下校途中、レナと魅音から、雛見沢を一人で回れない圭一のために、明日、雛見沢を案内してあげると言われる。→「もちろん


 3日目 #1 レナたちと散歩

 レナと魅音とで雛見沢を案内してもらう圭一。
 お昼は、梨花と沙都子も加わる。
 そして、圭一と沙都子でおかずの争奪戦が勃発→ブロック
 しかし、圭一は沙都子の肘鉄を眉間にくらい、気を失ってしまう。
 10数分後に圭一が目覚めたときには、すでにおかずの大半は、みんなに食べられてしまっていた。
 弁当を食べ終わり一息ついてから、沙都子からお弁当を作ったレナへの賛辞勝負を仕掛けられる圭一。
 沙都子は、レナを萌え落とすことに成功し、レナからごほうびのリンゴのうさぎをゲット。
 圭一は、誠意が一番、素直に「ありがとう」と言い、レナが心を込めて作ってくれたからおいしいかったと話す。
 しかし、レナは、時間がなくて冷凍でゴメンと、逆に誤る。
 圭一は、真心がしっかりと込められていれば、冷凍だって一流シェフにはかなわないくらいおいしい料理ができると熱弁をふるい、トドメに、レナは絶対にいいお嫁さんになると締める。
 レナは、喜んでタッパーいっぱいのリンゴのうさぎをくれ、沙都子に完全勝利する。
 と思ったら、沙都子の目配せで梨花が、自分が男だったらレナをお嫁さんにすると宣言し、レナが萌えて、圭一にあげたリンゴのうさぎを回収し、梨花に渡してしまうが、レナは、圭一の言葉が一番うれしかったといったので、今回の勝者は圭一に決定。


 3日目 #2 レナとの帰り道

 みんなと別れ、圭一はレナと家路につく。
 途中で、レナから、寄り道しない?と聞かれて→「あ、しまったお袋の用事が・・・
 圭一は、レナと別れ、母親に頼まれて買い物をするために、興宮のスーパーへ向かった。
 スーパーで圭一が買い物をしていると、同じく買い物中の梨花に遭遇。
 梨花から、買い物リストの内容と違うものを買っていると指摘されながら、買い物する圭一だった。
 買い物が終わりスーパーを出たところで、梨花が財布を落とし、小銭をばら撒いてしまう。
 すると梨花の周りに雛見沢の人たちが集まってきて、落っことした小銭を拾い集め始める。
 梨花がお礼を言うと、雛見沢の人たちは、手を合わせて、ありがたや、ありがたやと答えている。
 そこへ、フリーのカメラマンの富竹がやってくる。
 富竹は、野鳥の撮影で、よく雛見沢に来ているとのこと。
 富竹は、合ったばかりの圭一が、雛見沢に来たばかりの人間だと気づき、雛見沢の人間は連帯感がとても強く、梨花は特に雛見沢の人々の心のよりどころになっていると教えてくれる。
 梨花が戻ってきたので、「カリスマってやつですか」と声をかける圭一。
 梨花はカリスマの意味がわからないようなので、圭一は、自分の力を超えたものを持っていて、自然と心惹かれるような能力をもっていると説明する。
 富竹は、梨花はオヤシロさまの生まれ変わりと言われていると言い出す。
 圭一がオヤシロさま?って聞き返そうとすると、梨花はさっきの買い物でおまけしてもらった大判焼きを圭一と富竹に渡す。
 圭一が、オヤシロさま?と口にすると、梨花は強い口調で、もうすぐ閉店だと言い、富竹は二人に別れを告げて閉店間際の商店に駆け込んでいく。
 圭一が梨花にオヤシロさまのことを尋ねると、梨花はよくわからないと答えたので、圭一はそれ以上聞けなくなってしまう。


 4日目 #1 部活への参加
 
 魅音に誘われて、部活に参加することになった圭一。
 部活の最終戦で、魅音は、圭一に一騎打ちを申し出る。勝ったほうが1位で、負けたほうがビリになるというものだ。
 魅音は、自分の手札1枚と、ゲームにつかってなかったジョーカーを持ち、ジョーカーを当てろと言う。→非常に徹しろ、クールになれッ・・・!
 魅音が、圭一の捨て札を拾って、左手のカードの上に重ねたことに気付いた圭一は、自信を持ってジョーカーは左と答える・・
 と思わせて、ジョーカーは右手だと答える圭一。
 魅音の右手のカードを裏返すとジョーカーで、圭一は魅音に勝った!
 圭一は、魅音の顔に落書きするのはちょっとと重い、罰ゲームを荷物持ちに変更する。


 4日目 #2D 気晴らしに散歩

 レナは、宝探しをすると言って先に帰ってしまったので、圭一は魅音と帰ることにする。
 魅音は、レナの宝探しの場所は、不法投棄のゴミ山で、以前はダムの工事現場で、いろいろあったと話し出す。
 魅音は、ダムの工事現場で戦いがあったことを教えてくれる。村長や村の有力者が方々に陳情し、いろんな政治家に根回しもしているうちに、計画が撤回されたとのこと。
 殺人事件とかはなかったのかと、圭一が尋ねると、なかっととぴしゃりと魅音に言い切られる。


 TIPS:面白いヤツ

 魅音は、圭一に初めて会ったとき、都会っ子の男子にどう接しようかと思っていたが、圭一と少し話しただけで、見かけによらず話しやすく、ユーモアもあって、面白い男の子で、絶対に気が合うと確信できた。
 それで、仲良しグループに誘ってみたら、意外にもすんなり入ってきたし、部活のゲームにもノリ良くついてくるどころが、カウンターパンチを繰り出してくる高い順応力は予想を超えていた。
 明日からはもっと愉快でにぎやかになりそうだ。


 4日目 #3 時間つぶし
 
 圭一が家に帰ると、父親がアイデアに詰まってイライラしていた。
 父親の八つ当たりが圭一にきたので、外に出て散歩に行くことにする圭一。→商店街に買い物へ
 圭一は、商店街の八百屋で買い物している沙都子を見つけるが、ブロッコリーがどれか悩んでいるようだった。
 圭一は、キャベツと言ってレタス、カリフラワーと言ってブロッコリー、アスパラガスと言ってオクラを、沙都子の買い物カゴに突っ込む。
 オクラに気づいた沙都子に、俺のジョークをわかってる?とあおる圭一。
 沙都子は、買い物カゴの中身を棚に戻すが、ブロッコリーを買うかどうか悩みだす。
 時間がかかりすぎて八百屋のおばさんに、そのブロッコリーを買うのか?と催促された沙都子は、ブロッコリーがこれだとわかり安心して買うことにする。
 あわてている沙都子は、財布を落としてしまい、小銭をばら撒いてしまう。
 通行人は、小銭を拾おうとするのだが、落とし主が沙都子だと気づくとなぜか素通りしてしまう。
 圭一は、そういえば、沙都子は村人からあまり挨拶されていないことに気づく。
 小銭をすべて回収したあと圭一は→…じゃあな、沙都子。と声をかけ、別れる。


 その後、圭一は富竹に出会ったので、この前聞けなかったオヤシロさまについて聞いてみる。
 富竹は、村の人間ではないので、あまり詳しくは知らないがと前置きして話し出す。
 オヤシロさまは、雛見沢の守り神で、村人の信仰は厚く、村人はオヤシロさまを中心に団結している。
 ダム建設の折、オヤシロさまへの信仰を柱に、村人は心を一つにして戦った。
 そして、富竹はあんな事件があったと言うので、圭一は何があったかを尋ねると。富竹は、バラバラ殺人だと教えてくれる。
 被害者はダム建設の現場監督。
 粗暴な現場監督に鬱憤がたまったっ作業員たちが、現場監督を滅多打ちにして惨殺し、斧で遺体を6つに分割した。
 事件のことを聞いたことがないと話す圭一に、富竹は、仲間が、村を嫌いにならないよう、来たばかりの圭一に気を遣って話を聞かせないようにしていたのではと答える。


 5日目 #1 鬼ごっこ
 
 5日目 #2 放課後

 今日の授業が終わった→・・・帰ってゴロ寝しよ。
 家に帰った圭一は、母親からお使いを頼まれる。カップラーメンの買い置きが切れたので、箱ごと纏め買いしてきてとのこと。
 圭一はセブンスマートに到着→まずはラーメン。
 圭一は、特大カップ豚骨ショウガ味を選択し、レジに向かおうとすると、レナと魅音に声をかけられる。
 レナはカップ麺は体に良くないと話すが、圭一はラーメンへの思いを披露する。
 そこへ魅音の知り合いの公由夏美が声をかけてくる。夏美は村長の親戚で、去年まで興宮に住んでいて、興宮の学校に通っていた。学校が創立記念日で休みだったので、祖母を連れて里帰り中で、今晩帰るが、お祭りにはまた戻ってくる予定とのこと。
 買い物を終えると、レナは買いすぎて、荷物が自転車のカゴに載らない状態だったので、圭一は半分荷物を自分の自転車に積んで、レナの家に向かうことになった。


 6日目 #1 レナの家について

 翌日、教室では、いつものメンバーが、圭一に竜宮家についての感想を聞いてくる。
 竜宮家は、すでに建っていた家を改修したものらしかったが、庭には未知のオブジェク(ケーキ屋のベロ出し人形、薬局前の首振りカエル、デパート屋上の空飛ぶゾウさんなど)が並んでいた。その中には、郵便ポストまであった・・・
 うまかったぜ、晩ゴハン
 圭一は、夕べレナにお土産でもらった漬物がおいしかったことを思い出し、うまかったことと礼を言う。
 魅音と沙都子は、圭一とレナを冷やかす。
 そこへ、祭りの実行委員である梨花が、職員室から戻ってきた。
 村祭りの綿流しのお祭りのことを知らない圭一に、みんなは説明してくれる。綿流しとは、痛んで使えなくなった布団とかどてらに感謝して、供養しながら沢に流すお祭りとのこと。
 当然、魅音は、お祭り当日は部員達で、露店巡りをしながら部活をするつもりだ。
 さっそく本日の部活開始。
 魅音の持ってきた新品のトランプによる大貧民。みんなでトランプを改めて、仕掛けがないことを確認する。
 そして、本日の罰ゲームは、各自が罰ゲームの内容をメモに書き、最下位がそれを引くというもの。当然、「何もなし」は禁止だ。(魅音は、「何もなし」とメモに書き、そのメモの角を折って、目印にしていたが、バレた)
 初戦で負けたのは魅音で、「校長の頭をなでる」というメモを引く。
 校長は薄い頭を気にしているが、武道の達人とのこと。
 魅音はさっそく校長のところへ行くが、なにやら破壊音が聞こえてきた。
 しばらくして、ヨタヨタとした足取りで魅音が戻ってきて、「撫でた」と言って倒れこむ。
 とりあえず生きているので、ゲーム続行だ。
 次のゲームに負けたのはレナだった。そして、レナが引いたメモには「メイドさん口調でしゃべる」と書かれていた。
 「ご主人様ぁ」を連発するレナを見て、興奮する圭一。
 次もレナが負け、メモには「上下1枚ずつ脱衣」と書かれていた。
 レナは制服を脱ぐが、下に体操服を着ていた。
 次に負けたのは沙都子で、メモには「妹口調でしゃべる」と書かれていた。
 また魅音が負けて、メモには「女子スクール水着に着替える」と書かれていた。
 またレナが負けて、罰ゲームは「1位にひざまくら」で、圭一は体操服姿のレナに生ひざまくらをしてもらう。
 また沙都子が負けて、罰ゲームは「1位にご奉仕」で、圭一は沙都子に肩をもんでもらう。
 圭一以外の4人は共同戦線を張って、圭一と勝負を続けるが、とうとう梨花も負けてしまう。
 梨花への罰ゲームは、「猫耳・鈴付き首輪・しっぽ付き装備」だった。
 猫コスの梨花を見て、レナはかぁいい状態になり、梨花をお持ち帰りしたいと言い出す。
 それを見た沙都子は、レナが圭一を倒せたらお持ち帰りしていいと言うと、レナは大興奮。→勝て、圭一! お前は勝つ人間だ!!
 圭一はレナに、圭一が勝ったら、レナにそれ以上の報酬を与えると持ちかける。梨花に加えて、沙都子もお持ち帰りできると。
 さらに、ランディくん人形をゴミ山から掘り出した恩も持ち出す圭一。
 それを聞いたレナは混乱し、圭一に負けてしまう。
 レナが引いたメモには、「勝者の言うことをひとつ聞く」と書かれていた。
 圭一は、レナに、ランディくん人形の貸しはチャラにしろ=つまり、あのときの恩でいつまでも引っ張るつもりはない、と告げる。
 それでは圭一は何も得をしていないとレナが話すと、圭一はレナに、梨花を圭一好みのメイドに仕立て上げろと命令し、嬉々として従うレナ。


 TIPS:楽しい部活

 ハイテンションのレナと沙都子と梨花は、さっきの部活の圭一の活躍について話しており、圭一はレナキラーと命名される。
 レナは、梨花と沙都子をお持ち帰りできることで、テンションが上がりまくっているが、当の二人は恐怖で震え上がっている。


 6日目 #2B 魅音と下校
 
 レナは勝負には負けたが梨花と沙都子をゲットすることができ、二人をつれてホクホクしながら下校した。
 圭一は、魅音と下校し、途中で富竹に会う。富竹は祭りの写真を取りに来たと話し、宿に戻っていく。
 魅音は、富竹は年に2,3回来て、季節の風景や野鳥を撮影していると教えてくれる。


 7日目 #1 魅音からの電話
 
 魅音からの電話で、街のおもちゃ屋のイベントで、一般人にまじって部活をすることになった圭一たち。
 あらゆる手段を用い、部活メンバー全員が決勝に残ったが、多くの人間に勝負を見てもらいたいと魅音が言い出し、いったん決勝は魅音が預かり、後日、日時とゲームを発表することになった。
 魅音は、さっき叔父さんから特売日でレジが足りないとヘルプの電話があったから、今からバイトに行くと話す。
 お店のマスターが、イベントを盛り上げてくれたお礼にと、圭一に着せ替え人形をくれる。しかし、魅音だけは、身内だからという理由でお礼はなしだった。
 男の持つものではないと思った圭一は→レナに渡す
 圭一は、魅音にあげようと思ったが、ちょっと違うと思って、レナに渡したと、弁明すると、魅音は、どうして男に生まれなかったんだろうと、明るく笑って答え、急いでバイトに向かう。
 雛見沢への帰り道、互いの戦果を称えあう圭一、レナ、梨花、沙都子。


 TIPS:後悔の日記

 (前2ページほどが破り捨てられている。)
 明日は、笑顔ではじめよう。
 私は私らしく、今までどおりでいいんだから。


 8日目 #1 昨日の話
  
 今日の部活は、シンパシーだ。お題目を決め、みんなで連想する言葉を書いて、同じ答えを書いた人が2人だと2点、5人全員なら5点入るっていうゲームとのこと。つまり、みんなと同じ答えになるように考えるゲームなのだ。
 今回の罰ゲームは、圭一提案の荷物運びに決まり、1位の荷物をビリが家に運ぶことになった。
 しかし、それだけではつまらないということになり、メイド服着用でという条件が追加される。もちろん圭一でも着用可能なXLサイズも用意してある。
 最初のお題目は夏休み→圭一は夏期講習と答える。
 しかし、同じ答えがなかった。
 次のお題目は、魚で、お寿司と答えた圭一と同じ答えはなかった。
 次のお題目は、さくら→圭一は、金さんと答える。
 みんなもよく知っている時代劇のヒーローを選んだのに、圭一と同じ答えはなかった。


 8日目 #2 罰ゲーム
 
 結局圭一がビリで、メイド服で魅音の家まで荷物持ちをした(日ごろの行いが良かったせいか、家に帰るまで誰にも会わずにすんだ)。
 圭一が家に帰って風呂から上がると、母親から、頭痛がして夕食の支度ができないので、父親といっしょに外で食べてきてといわれる。
 父親は、駅前のエンジェルモートというファミレスに、圭一を連れて行く。
 なんとここのウェイトレスは、バニーガールとメイドさんとフリフリな衣装を足して割ったようなコスプレで接客していた!
 新米ウェイトレスを見て→こ・・・これは?
 父親がトイレに立ち、一人残された圭一の前に、さっきの新米ウェイトレスがデザートを持ってきた。
 圭一が新米ウェイトレスを良く見ると、髪形は違う(魅音はポニーテール、ウェイトレスはハーフアップ)が、魅音にそっくりだった!
 圭一は、ウェイトレス姿の魅音に、日ごろの恨みを込めて、「恥ずかしい格好」「見えそうで見えない」などセクハラな言葉攻めすると、新米ウェイトレスは、魅音の妹の園崎詩音だと名乗る。
 詩音は、魅音から圭一のことを聞いているので、初対面な気がしなかったと話す。
 圭一は、魅音が、いつもの自分とは違う詩音というかわいらしいキャラを作ってウェイトレスとしてバイトしているので、これ以上つっこんではいけないと思い、詩音として会話を続ける。


 8日目 パートーナー選択→園崎魅音
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興宮警察署事件調書:鬼隠し編 END


 今日のひぐらしのなく頃に粋はどうかな?


 鬼隠し編 END

 興宮署にいる大石に、公衆電話から外線がかかってくる。
 圭一からの電話だったが、圭一は混乱し、完全に冷静さを失っていた。
 大石は、すぐに警官を向かわせると告げるが、圭一はムリだと答える。
 大石は、同僚にメモで指示し、圭一のいる電話ボックスにパトカーを向かわせるが、5分かかるとの返事。
 雛見沢の駐在に連絡してが、提示巡回の時間で、連絡不能とのこと。
 電話の向こうで、圭一が咳き込むのが聞こえる。
 圭一は、オヤシロさまはいますと話す。
 そして、影みたいにぴったりくっついて、ずーっと付けて来て、今すぐ後ろにいると言い出す。
 やがてばりばりとかきむしる音が聞こえ、何かがぶつかる音がした。圭一が受話器を落としたのだ。
 電話の向こうから、うなりと嘔吐と、異音が聞こえる。
 圭一は、繰り返し何かをつぶやいている。
 10円が切れたのか、突然電話が切れた。
 大石は、圭一が、ごめんなさいと繰り返しつぶやいていたのを、聞き取った。


 昭和58年6月。鹿骨市の寒村、雛見沢で女子生徒殺人事件が発生。
 容疑者は、雛見沢在住の前原圭一(報道では少年Aと記載)。
 容疑者は、自宅にクラスメイトの女子2名(竜宮礼奈、園崎魅音)を呼び寄せ、金属バットで撲殺。
 犯行現場は、自宅2階の容疑者の自室で、室内は凄まじい返り血に彩られていた。
 また、犯行現場とは別に、玄関、居間、台所でも荒らされた形跡が認められた。
 玄関では、靴箱と壁に激しい打撲の痕跡。凶器のバットによるものと断定したが、痕跡に血液反応が出なかったことから、犯行以前に破壊したものと断定。被害者の逃走を阻止するため、容疑者が威圧行為を行った可能性がある。
 居間では、じゅうたんが剥がされ、投げ捨てられていたが、その真意は不明。
 台所では、ゴミ袋が破かれ、その中身が床にばら撒かれていた。ゴミは周囲に飛散し、容疑者のものと思われる手形も発見された。容疑者は、何らかの理由で、ゴミを出し、それを掌で叩いたものと考えられるが、その真意は不明。
 冷蔵庫に貼り付けたメモには「針はなかった?」と記されていが、意味不明。
 念のためにゴミを探すが、針は発見できず。
 引越し以来、開放したままのガレージのシャッターは閉じられ、容疑者の諮問が検出されたが、その真意は不明。
 容疑者は、犯行現場から逃走したが、警邏中の警察官(雛見沢駐在所)が電話ボックス内で倒れているのを発見する。
 発見時、容疑者は意識不明の重体で、直ちに村内の診療所に搬送し、手当てをしたが、意識は戻らず、24時間後に死亡。
 検視の結果、直接の死因は出血性ショック死。自らの爪で、喉を引き裂き、その結果の出血で死に至ったと断定。
 先週に発生した富竹事件の異常な死に方との酷似に、警察は関連性があるものとして捜査を開始する。(ただし地元からの強い要望により非公開捜査)
 異常な死に方に何らかの薬物の使用を疑うが、富竹事件と同様に一切検出されない。
 当社は衝動的は突発的犯行と断定していたが、容疑者の犯行直前の奇行が次々と露呈するに従い、その方針は変更されることとなる。
 親しかったグループとの離縁、孤立、意味不明の言動。
 犯行数日前からは金属バットを持ち歩くようになっていた。
 攻撃的な言動、独り言は、学校でもしばしば見られ、クラスメイトが実際にその一部を聞いている。
 犯行の前々日には、両親に自らの死をほのめかす発言もしていた。
 警察は、これらの状況から、この事件が突発的なものでなく、数日前から予定された計画的犯行の可能性があるとして捜査を開始する。
 その後、容疑者の自室から、直筆のメモが発見された。
 メモはB5の大学ノートを半分に裂いたもの2枚で構成され、壁時計の裏に貼り付けられていた。


 私、前原圭一は命を狙われています。
 なぜ、誰に、命を狙われているのかはわかりません。
 ただひとる分かることは、オヤシロさまの祟りと関係があるということです。
 レナと魅音は犯人の一味。他にも大人が4.5人以上。白いワゴン車を所有。


 ~ページの破れ目~


 どうしてこんなことになったのか、私にはわかりません。これをあなたが読んだなら、そのとき、私は死んでいるでしょう。死体があるか、ないかの違いはあるでしょうが。これを読んだあなた。どうか真相を暴いてください。それだけが私の望みです。 前原圭一


 容疑者が、何らかの事件に巻き込まれていた可能性があるとして、再び捜査方針を転換したが、その後なんの手がかりもつかめず、メモそのものの信憑性が疑われるようになり、事件は文字通り迷宮入りの様相となった。
 しかし、後年、そのメモにひとつの不審点が浮上した。
 2枚のメモは元はB5の1ページに書かれたものを、何者かが真ん中の数行を削除するために破り捨てたのではないか・・・というのだ。
 削除されたのは2~3行で、削除した人物は容疑者以外である可能性が高い。
 また、時計裏に付着していた大量のテープ跡から、メモ以外にも何かが貼りつけられていたのはないかとの憶測も出た。
 第一発見者は、刑事の大石で、任意で事情聴取をしたが、メモの破損については否定する。


 トロフィー:鬼隠しをゲット!


 TIPS:悟史って誰?

 圭一が、魅音に悟史について尋ねると、魅音は、沙都子の様子を伺いつつ、口実を作って圭一を教室の外に連れ出す。
 誰から悟史のことを聞いたのかと魅音に問い詰められた圭一は、推理カードゲームに知らない名前が書いてあったからと答える。
 魅音は、悟史は沙都子の兄で、とても仲の良い兄妹だったが、家出なのか事件なのかわからないが、去年から行方不明だと、圭一に打ち明ける。
 沙都子が気にするから、なるべる悟史の名前は出さないようにと、魅音は忠告する。
 なんで自分に隠していたのかと圭一が尋ねると、たまたまだと答えた魅音。そして、この話はもう終わりと、ぴしゃりと打ち切って、教室に戻っていった。


 TIPS:レナの過去

 レナについて知っていることを教えてほしいと、あの手この手で看護婦を説得し、話を聞きだした大石。
 レナは、生まれ故郷の雛見沢を引っ越してから、村の守り神であるオヤシロさまの祟りが、自分と両親に降りかかってきたと話したという。
 レナは、祟りのせいで一家が不幸になってしまったから、自分達は雛見沢に帰らなければいけないと、叫んで暴れまわったそうだ。
 妄執にしたは切実でリアルと感じたため、父親と医師との相談の結果、レナは雛見沢に戻ることになった。
 そのとき、大石の横を走りぬけた車がクラクションを鳴らして、止まった。
 車から降りてきた女性を見た大石は、巴ちゃんと声をかける。
 南井巴は、県警のエリート警部補(来月警部に昇進予定)だが、大石を迎えに来たと話す。
 巴の妹のまどかが、大石の知人で、その伝で知り合いになったのだ。
 巴は、来月の昇進と同時に、妹の婚約者(父親ほど年が離れた署長)がいる県に移動になるとのこと。
 巴の妹のまどかは、お水の花道を飾ったきた子で、大石とはそっち系の店で知り合った。
 巴は、大石に頼まれて、レナが転校してくる前の学校で起こした傷害事件について調べてくれていた。


 ある日の放課後、レナは男子生徒3人とプール倉庫脇でいつものようにたむろって話をしていた。
 そのとき、レナに変化が起きた!
 いきなり金属バットを手に、仲間達を次々と殴り倒したレナは、校舎に向かった。
 そして、教室の窓ガラスを次々と割っていったのだった。
 何分もしないうちに教師たちがやったきて、レナを取り押さえた。


 お疲れさま会(鬼隠し編)追加!

 鬼隠し編は、誰もが通るお話しで、プロローグの位置づけとのこと。レナをパートナーにしたお話だが、他のメンバーをパートナーにしたお話もある。


 画像鑑賞 6.9%
 音楽鑑賞 20.1%
 TIPS 11.7%
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興宮警察署事件調書:鬼隠し編 後編


 今日のひぐらしのなく頃に粋はどうかな?


 鬼隠し編 #1 沢のほとりにて


 沢でぼんやりとしていた圭一は、いつの間にかレナとはぐれていた。
 しばらく待っていると、女性を連れた富竹に声を掛けられる圭一だが、女性の名前が思い出せない。
 圭一は、雛見沢に馴染めたつもりでいるが、出合った人の顔や、雛見沢の過去の出来事を知らないので、知っておきたいと話すと、富竹は、自分緒知っている範囲で教えると言ってくれる。


 ダム工事については、あまり詳しくはないが新聞で読んだ範囲でとのこと。
 7,8年くらい前に、ダムの計画が決まり、この雛見沢からずっと上流の谷河内辺りまでが全部沈むことになった。当然、雛見沢では反対運動が起こった。
 裁判にもなったし議会でも取り上げられたが、そのうち、いろいろな不祥事や汚職が発覚して、工事中止が決まった。


 バラバラ殺人については、事件当時、富竹は雛見沢にいたので、よく覚えているとのこと。
 4年前の綿流しの日に起こり、ダム計画に終止符を打った事件だった。
 ダム工事の現場の人たちでケンカがあり、被害者を殺してしまった。発覚を恐れた加害者6人は、被害者の遺体を6分割にし、それぞれが遺体を隠したが、6人の犯人のうち5人は自首し、残った一人は逃亡中で、彼の隠した右腕部分は、まだ見つかっていない。
 圭一が以前に拾った週刊誌で読んだ内容と同じだった。
 当時は、若い人たちはそうは思わなかったみたいだが、お年寄りたちはオヤシロさまの祟りだと、疑わなかったらしい。
 しかし、今では、若い人にも、オヤシロさまの祟りだと信じる人が結構いると、女性が付け加える。


 その後、毎年綿流しの日になると誰かが死ぬと、富竹は告げる。
 バラバラ殺人の翌年の綿流しの日、雛見沢の住人だが、ダム誘致派の男が、旅行先で、崖下の濁流に転落して死亡し、その妻は死体もあがっていない。
 当時、お年寄りたちは、オヤシロさまの祟りだと囁きあったいたらしい。
 さらに翌年の綿流しの晩、この古手神社の神主が、原因不明で急死し、その妻は、その晩のうちに沼に入水自殺したとのこと。
 村人たちは、オヤシロさまのお怒りを鎮めきれなかったとうわさしてたとのこと。
 さらに翌年の綿流しの晩、綿流しのお祭りに参加しなかった近所の主婦=2年前に転落死したダム誘致派の男の弟嫁が撲殺体で発見された。弟本人は、うわさを気にして引っ越してしまったとのこと。


 ということは、その翌年の綿流しの晩、つまり今晩、また誰かが殺されるのか?
 当然、雛見沢の人間はみなそう思い、今年の綿流しに参加しないと、オヤシロさまの怒りに触れると、ウワサしているとのこと。


 富竹は、バラバラ殺人は、酒の上の口論が原因で、犯人は全員捕まっているわけではないが判明しているし、誘致派夫婦の転落は、他殺じゃなく事故、神主は祭りの過労に体調不良が重なり急死で、神主の妻は、死んでオヤシロさまのお怒りを鎮めるという遺書を残していた。主婦殺しの犯人は、捕まっており、雛見沢の祟り騒ぎを面白がって再現したと自供しているとのことで、綿流しの日に起こったことすべては、祟りとは関係ない出来事だと話す。


 連れの女性と別れたあと、圭一は部活のメンバーと再会する。
 そして、さっそく射的の結果が発表され、ビリは富竹に決まる。
 魅音たちは、罰ゲームとして、油性マジックで、富竹の着ているシャツに、メッセージを書いていく。
 富竹は、次に来るときは、これを着て来ると約束する。


 富竹は、さっきの女性といっしょに帰っていく。


 TIPS:古手神社の神主の病死

 古手神社の神主が、不調を訴え病院で手当を受け、一時回復したが、深夜に容態が急変、死亡した。
 関係者の話では、当日開催されていた祭りの準備などで相当の心労があったと言う。
 神主の死亡直後、妻が遺書をのこして行方不明になった。


 鬼隠し編 #2 部活再開

 翌朝、教室に入るなり、圭一は、水を張ったバケツに足を突っ込んでしまう。沙都子のトラップだ。いつも通りの日常のはじまりだ。
 知恵先生から、お祭りの取材で記者が雛見沢に来ているが、取材を受けても、曖昧なことやいい加減ことは言わないようにと言われる。
 放課後の部活は、推理ゲームに決まる。事件の犯人と凶器と犯行現場の3つを当てられた人が勝ちというものだ。
 犯人、凶器、犯行現場のカードをそれぞれ1枚抜き、それが正解となる。残ったカードをシャッフルして、みんなで等分し、お互いに手持ちのカードの質問をして、抜かれたカードが何かを探るゲームなのだ。つまり、誰も持っていないカードが正解だ。
 正解がわかったら挙手し、ゲームが終了。答え合わせをし、正解なら1ポイント、はずれならマイナス1ポイント。
 本日の罰ゲームは、使いっぱしり。みんなからお使いを頼まれて、それを買いに走るのだ。
 初めてプレイする圭一は、コツが掴めない。
 トイレ休憩と言って、教室を出た圭一は、目配せしてレナを教室の外に連れ出す。
 レナもものゲームは苦手で全敗とのこと。
 圭一とレナは勝つために、カードを配った直後、他のメンバーが手元に集中している隙に、互いのカードを公開し合うことにした。


 打ち合わせしたのがバレないように、先にレナを教室に返したところ、知恵先生に呼ばれる圭一。
 圭一にお客が来ているとのことで、さっそく出向くと、中年のおっさん=オープニングで独り言を言ってた刑事が待ち受けていた。
 男は、自分の車ならクーラーが効いているといって、圭一を後部座席に座らせる。
 男は、写真を見せながら、シャツに圭一たちの署名が入っていたと話す。
 圭一が写真を見ると、富竹が写っている。
 男は、もう1枚の写真を見せる。
 そこには、夕べあった富竹の連れの女性が写っていた。
 最後にあったのはいつかと男に聞かれ、綿流しのお祭りの晩に、いっしょに話をしたと答える圭一。
 男が刑事であることに気付いた圭一は、富竹と女性の身に何かあったと気付く。
 刑事は、圭一にオヤシロさまについて知っているかと尋ねると、圭一は、毎年、綿流しの日に事件が起きていると富竹から教えてもらったと答える。
 刑事は、富竹が夕べ、綿流しの当日に死んだと告げる。
 第一発見者は、祭りの警備を終えて帰還中の警察で、時刻は24時5分前。富竹は、血まみれで道路に突っ伏しており、富竹の喉は、自分の爪で引き裂かれていた。つまり、富竹は、自分の爪で力いっぱい喉を掻き毟ったのだ。
 薬物を疑ったが、検出できなかった。
 富竹は、亡くなる直前、極度の興奮状態であったことがわかった。周囲の状況から、富竹は、自分の喉を掻き毟り血まみれになりながら、角材を手に振り回していたらしい。
 富竹の体には、本人によらない外傷があり、何者かに暴行を受けた可能性があった。
 つまり、富竹は、何者かに取り囲まれ襲われた。興奮状態で逃げ惑い、落ちていた角材を拾い抵抗を試み、その最中に錯乱し、自分の喉を掻き毟り、絶命した・・・
 死亡推定時刻は、21~23時ごろで、圭一と別れてからすぐの出来事とのこと。
 富竹の連れの女性は、夕べは自宅に帰っておらず、今も行方不明で、事件に巻き込まれた可能性が高いとのこと。
 刑事は、村人はオヤシロさまの祟りだと言って何も話してくれないので、雛見沢の人間でなく、祟りを信じていない圭一に話を聞きに来たと打ち明ける。このままでは、富竹は、綿流しの儀式のときに、無神経にカメラをバシャバシャやってたから、オヤシロさまの怒りに触れたということになってしまうとのこと。
 刑事は、不確かなことでも何でもいいから、圭一が知ったら教えて欲しいと、電話番号を書いたメモを渡す。
 そして、ここでの会話は他言無用で、特に魅音と梨花には絶対内緒にするよう、圭一に頼む。雛見沢で起こった一連の事件は、村ぐるみで引き起こされている可能性があるからとのこと。
 毎年、綿流しの日に、村の仇敵が死ぬということは、雛見沢に関係があるということだ。最初の年はダム工事の監督で、次はダム誘致派の村人が、被害者だった。その次の年の被害者の神主は、ダム騒動当時、積極的に行動しなかったため、一部の村人から反感を買っていた。
 その次の年の被害者の主婦は、誘致派の村人の弟の嫁で、今年の被害者の富竹は、ダム工事とは関係ないよそ者で、年々、敵対度は希薄になっているようだ。
 刑事は、村の敵でなく、よそ者というだけの理由で犠牲になりつつあり、来年は、圭一のような引っ越してきたばかりの人かもしれないと言い出す。
 刑事は、園崎家は、ダム騒動時、抵抗運動の旗頭で、過激だった。そして、魅音も、ダム抵抗運動時に補導歴があると話す。
 刑事は、祟りを盲信する村人を心配させたくないから内緒で、言うと、圭一は納得し、みんなには秘密にすると答える。
 刑事は、興宮署の大石だと名乗り、圭一を解放する。


 教室に戻った圭一は、先生に職員室に呼ばれてて遅くなったと謝る。
 遅くなったので、次が最後のゲームになる。
 レナがマイナス1点のビリで、圭一は0点でその次だ。
 最終戦は、罰ゲームをレナが一人か、圭一とレナが二人でやるかを決めるものとなった。
 打ち合わせ通り、レナと圭一は互いのカードをこっそりと見せ合うがが、圭一は正解がわからない・・・
 レナが挙手し、答えを告げると、正解だった。
 罰ゲームは、レナと圭一の二人で受けることになった。
 1位の魅音は、自分の買い物リストとお金をレナと圭一に渡す。魅音は、自分のお使いを二人にやらせるつもりだ。


 TIPS:無線記録

 富竹発見時の無線記録で、大石がしゃべっている。
 
 
 TIPS:犯人は4人以上?

 鑑識は、富竹の死は、自分で喉を掻き破った出血性ショック死で、爪の間に本人の皮膚片が残っているし、傷跡も一致すると、大石に告げる。
 富竹の爪ははがれ、体には無数のアザがあるので、複数人に囲まれて暴行を受けたのは明白だ。
 分泌物から、富竹は極度の興奮状態にあったのは間違いない。
 富竹が握っていた角材からは、何も出なかったため、犯人を殴っていないことがわかった。
 富竹の体つきから、生前に何かのスポーツを嗜んでいたらしく、身体能力が高かったと思われるが、角材で一度も殴れなかったことが疑問だ。
 大石は、4人なら何と富竹を襲えると想像する。
 
 
 TIPS:捜査メモ

 富竹ジロウはペンネーム?
 鹿骨市の安ホテルに滞在し、折りたたみ自転車で行動。免許の類はなし。
 自転車は、現場から300m離れた林道脇に放置。
 祭り当日は、失踪中の鷹野三四と一緒に、会場におり、9時ごろに警官に目撃されており、その後は不明。
 雛見沢には5,6年前から、季節ごとに1週間ほど滞在。
 野鳥専門のフリーカメラマン。
 遺品のフィルムには、不審物なし。
 財布が取られていないことから、単なる暴行?
 財布の内容物から、生活基盤は、東京~千葉?
 都内の住民基本台帳に、富竹ジロウの同姓同名なし。
 歯型から都内歯科へ照合。
 顔写真の送付、警視庁へ。
 各雑誌社に富竹ジロウ問い合わせ。


 鷹野三四
 入江診療所勤務の看護婦。
 趣味の野鳥撮影で、富竹と親しい。
 自宅は興宮で、独身。
 富竹と共に、祭り会場で目撃され、その後行方不明。
 誘拐?容疑者?
 富竹を殺す動機がない。痴情のもつれ?


 鬼隠し編 #3 放課後

 夕べ遅くまで起きていた圭一は、眠くて眠くて仕方がない。
 昨日の大石の話がちらつき寝付けなかったのだ。
 昼寝をしようと圭一が机に突っ伏したところ、部活のメンバーは起こすのがかわいそうだというって、圭一の席から離れる。
 そして、小さな声で、魅音が、「綿流しの晩に失踪したらしい」と話し始める。
 圭一は寝たふりをしながら、みんなの会話の盗み聞きする。
 魅音は、彼女が祟りにあったのか、オニカクシにあったのかはわからないと言う。
 そして、今年は、何が起こっても騒ぎにしないで穏便に片付けると、事前に警察と話が付いているとも話す。
 レナが、もう一人いるんだよねと尋ねると、魅音は、オヤシロさまならねと答える。
 さらにレナは、次は自分の番だと言い出すが、魅音は否定し、二人とも黙ってしまう。
 圭一は、二人の会話から、富竹の連れの女性は、綿流し以降、オニカクシ=神隠しにあい消息不明。オヤシロさまの祟りは、必ず犠牲者が2人出る。そして、祟りと鬼隠しは別のもので、必ず対になって起こる現象であることを知る。
 そして、レナは何か見に覚えがあり、オヤシロさまの祟りの標的になる確率が高いことを知っている。


 放課後、魅音は、店の手伝いに行くから部活はなしと宣言し、教室を出て行く。
 圭一は、大石のせいで昨日ろくに遊べなかった推理ゲームで遊びたいと思い、ロッカーの中から推理ゲームを探し始める。
 ところが、他のメンバーは、みんなでそろって遊びたいと言い出したので、今日の部活はなしになる。
 せっかく出した推理カードを片付けようとした圭一は、「悟志」と書かれたカードを見つける。
 この学校には悟志という名前の生徒はいないので、圭一は、悟志はこの学校から転校していった生徒なのかと、レナに尋ねる。
 レナは、去年、レナが転校してきたときに、悟志は入れ替わりで転校していった生徒だから、よく知らないと答えるが、圭一は、その答えに疎外感を覚える。
 レナも自分と同じ転校生だから、自分のこの気持ちを理解してもらえるかと思った圭一は、レナに、転校してきた当時の話を聞いてみる。
 レナは、人の名前も村の中もぜんぜんわからなくて、心細かったと答える。
 そして、レナが転校したきた当時は、部活はまだなく、放課後にみんなで残ってゲーム大会をやり始めたのがきっかけで、部活ができたと教えてくれる。
 圭一は、レナに、みんなは自分に嘘や隠し事をしてると訴えるが、レナは否定し、逆に、圭一こそ、レナたちに嘘や隠し事をしてないかな?と聞いてくる。
 みんなが、圭一にオヤシロさまの祟りのことを隠すように、自分が、富竹の事件のことを内緒にするのは、おあいこだと思った圭一は、「してない」とレナに答えるが、レナは「嘘だよ」と即答する。
 レナは、昨日圭一は職員室に呼ばれたと言っていたが、本当は、校門のところの車の中で、知らないおじさんと話をしていたと言い出す。
 レナに、誰と何の話をしていたのかと問い詰められ、知らない人とみんなとは関係のない話をしていたと答える圭一。
 「嘘だ」と絶叫するレナ。そして、圭一に内緒や隠し事があるように、レナたちにだってあるとやさしく諭すが、竜宮レナの姿をした誰かに恐怖する圭一。


 鬼隠し編 #4 本屋からの電話

 家に帰り、自室でさっきのレナに似た誰かについて考えていた圭一は、母親に、本屋からの電話だと声をかけられる。
 電話の主は、大石で、気を遣って、本屋だと言ったとのこと。
 圭一は、話を聞かれたくなかったので、子機をもって、自室に戻った。
 大石が、昨日渡した電話番号は古い番号だったので、新しい番号を教えると言うので、圭一は、それを書き留める。
 生まれも育ちも興宮だと話す大石に、圭一は、鬼隠しについて尋ねると、人が鬼にさらわれてこつ然といなくなってしまうことで、神隠しと同じ意味だと答える。
 大石は、雛見沢は昔、鬼の住む里と呼ばれて恐れらていたと教えてくれる。この鬼は、里におりて、人をさらって食い散らかしていたとのこと。この鬼が人をさらってしまうことが、鬼隠しとのこと。
 圭一は、オヤシロさまの祟りなら祟りと鬼隠しが必ず一緒に起こると伝えると、大石は初めて聞いたと答える。
 大石は、最初の事件の逃走中の犯人は、実は鬼隠しにあったのではと言い出す。翌年の誘致派夫婦の事故は、妻の死体が上がっていないので、行方不明扱い。3年目の神主の妻は、沼で入水自殺したらしいが、死体が上がってないので、これも行方不明扱い。今年は、富竹の連れの女性が行方不明。いずれも鬼隠しと呼ばれても不思議ではない。
 毎年、1人行方不明になっていることを知った大石は、去年の主婦撲殺事件で、犯人逮捕後、被害者宅の子供が行方不明になったことを思い出すが、主婦撲殺犯は拘置所内で先割れスプーンを喉に詰まらせて死亡したため、もう確かめようがないと話す。
 圭一と大石は、過去5年間、必ず死者と行方不明者が1人ずつ出ている事実に驚く。
 行方不明者は、1年目はダムの作業員、2年目は誘致派の男の妻、3年目は神主の妻、4年目は被害者宅の子供、5年目は交際相手?特に、つながりはなさそうだ。
 大石は、4年目に行方不明になった子供は、北条悟志という名前で、圭一の1つ上で去年まで圭一と同じ学校に通っていたと、教えてくれる。
 圭一は、すっかりオヤシロさまの祟り信じて、おびえてしまい、レナが次は自分の番だと言っていたと大石に話してしまう。
 それを聞いた大石は、レナについて調べると話す。
 そのとき、部屋の扉をノックする音が聞こえてきたので、電話を切ることにする。
 扉を開けると、2人分のお菓子と紅茶の乗せたお盆持った圭一の父親が立っており、レナが遊びに来てたから、お茶を持ってきたと言う。
 父親は、1時間くらい前にレナが2階に上がったのを見たと話す。
 圭一は電話に夢中で、まったく気付いてなかったが、レナは、ずっと圭一の部屋の前の廊下に立っていて、大石との電話を聞いていたのだ。


 TIPS:本部長通達

 雛見沢で起こる事件の影響で、地域住民の生活が脅かされているため、①秘匿捜査指定②情報の非開示③関係各機関緒への報道自粛要請を通達する


 TIPS:自殺を誘発するクスリは?

 大石は自殺を誘発させるクスリについて鑑識に尋ねると、自殺したくなる精神状態を誘発することはできると答えが返ってくる。たとえば、鬱状態から躁状態に転じたとき。
 鑑識は、薬によらなくても異常な精神状態に陥る可能性があると答える。富竹は犯人に囲まれて命の危険にさらされたことで、極度の緊張が続き、分泌異常が重なり、さらに打ち所が悪くて脳に障害が起こり自虐行動に走った可能性があると話す。


 TIPS:脅迫

 園崎県議と園崎市議、雛見沢の村長が興宮署にやってきた。
 その夜、大石は、高杉課長から、署長のところに議員が怒鳴り込んできたと教えられる。
 雛見沢事件の捜査の仕方で、大石を指名して陳情してきたとのこと。
 高杉は、来年定年退職する大石に、署長が退職時特別昇給を見直すかもと言っていたと話す。
 興宮署では、退職直前に特別昇格させて、給料を昇給させることで、退職金を水増しする慣習があるのだ。


 TIPS:元気ないね。

 レナと魅音は、最近圭一の元気がないことについて話している。
 魅音は、圭一が車で話していた相手が、大石だと気付いていた。そして、レナに、大石はオヤシロさまの使いだと話す。
 大石が雛見沢に来ると、必ず鬼隠しが起こるからだそうだ。
 一昨年、梨花の母親が入水したとき、その直前に尋問していたのが、大石だった。
 去年、悟志が転校する前にも来ていた。
 そして、今年は圭一に会いに来た。ということは、圭一は・・・


 TIPS:二重人格???

 TVでは多重人格についての特集をやっている。
 多重人格とは、複数の人格を持つことによる逃避と考えられている。精神を守るために脳が行う防御行動のひとつとのこと。広義でいえば、現実逃避も一種の多重人格。
 幼少期の育児体験が大きく作用しているとのこと。


 鬼隠し編 #5 入江診療所

 圭一は倦怠感と頭痛に襲われていた。
 夕べ、部屋の前に立つ誰かの気配のせいで、眠れなかったのだ。
 待ち合わせの時間を10分ほど過ぎた頃、レナが家まで迎えに来るが、今日は学校を休むと母親に伝え、そのまま圭一は眠り込む。
 圭一が起きたら、両親は仕事で出かけており、病院にいくようにとメモが置いてあった。
 圭一は、入江診療所へ行き、診察してもらうと、風邪だと診断され、3日分の薬をもらう。
 待合室の老人たちが、鬼隠しかもしれないし、東京のカメラマンと駆け落ちしたかもと話している。どうやら行方不明になった富竹の連れの女性は、ここの看護婦で鷹野という名前らしい。
 診療所からの帰り道、圭一は、車に乗った大石に出会い、いっしょにお昼を食べることになった。
 車の中で、大石は、幻覚作用のある薬を調べているが、富竹からは検出できなかったと話す。
 大石は、富竹は死ぬ前に暴行を受けていたことから、祟りではなく、人間が事件に関わっていると断言する。
 大石は駅前のレストランに圭一を連れて行く。
 大石は、自分の母親に昔話を聞いてきたといって、話し始める。
 雛見沢は、昔は鬼ヶ淵と呼ばれていた。その名前は、神主の妻が入水した沼の名前として、今も残っており、その沼の底は、鬼たちの住む国とつながっていると言われていた。
 そして、鬼たちは仙人でもあり、不治の病にかかった村人を鬼ヶ淵に運んで治してもらったそうだが、治した代償に連れ来た人間を食べるのだそうだ。逃げしたりすると、鬼ヶ淵の住人、つまり鬼が全員で追いかけてきて、捕まえて食べてしまったとのこと。
 大石の母親は、鬼の狩りのときは、絶対に邪魔をしてはいけない=獲物の人を助けたり、匿ったりしてはいけないと言っていたとのこと。鬼の狩りを邪魔しないかぎり、村人たちには危害を加えないルールとのこと。
 大石は、去年失踪した悟志の友達である、圭一の友達を調べたと話す。
 1年目の被害者の現場監督は、事件の前に、魅音と何度か取っ組み合いをしていた。
 2年目の被害者である誘致派の夫婦の娘は沙都子で、事件当時現場にいた。
 3年目の被害者である神主夫婦の娘は梨花。
 4年目の被害者である主婦は、沙都子の義理の叔母で、両親のいない沙都子を預かっていた。
 そして、4年目に失踪した北条悟志は、沙都子の兄。
 被害者たちは、なぜか圭一の友達とつながっている・・・
 レナは、去年まで茨城に住んでいたが、引越しの少し前に学校中のガラスを割って回り、3日間の謹慎処分を受けていた。その後、レナは、神経科に通院し、投薬とカウンセリングを受けていた。レナは、カウンセリングの際、オヤシロさまが夜な夜な自宅にやってきて、枕元に立って自分を見下ろしていると言っていたことが、カルテに記録されているとのこと。
 そして、大石は、竜宮家は元は雛見沢の住人で、レナが小学校へ上がるときに村を出たと付け加える。
 今年の被害者である富竹は、圭一たちとお祭りを楽しんだ仲だった。
 大石は、今年で定年で、母親の意向でここを離れる予定なので、在職中に、事件を解決したいと圭一に打ち明ける。そして、圭一が危ないことと、署長から事件を蒸し返さないように言われていることを伝える。


 鬼隠し編 #6 レナと魅音のお見舞い

 家に帰ると電話が鳴っている。圭一がとると魅音からのお見舞いの電話だった。魅音の祖母が山ほどおはぎを作ったからおすそ分けに持っていくとのこと。
 10分もしないうちにチャイムが鳴り、魅音とレナが、魅音の祖母が作ったおはぎを届けに来た。
 レナは、自分の作ったおはぎも混じってるが圭一に見つけられるかな?と話す。
 それが今日の部活をさぼった圭一への宿題だと、魅音が続ける。
 そして、魅音は、突然、圭一に、「お昼何食べた?」と問い詰める。
 大石といっしょだったことを勘繰られていると感じる圭一は、「表で食べた」と短く答えるが、魅音は圭一がレストランで食事したことを知っているかのように、「渋いおじさまとご一緒だったみたいだけど誰?」と続ける。
 圭一は、みんなの話をしてないと答える。
 魅音は、全てをお見通しってことを忘れないでくれれはいいと言って、レナといっしょに玄関を後にする。
 二人が出て行って、玄関の扉を閉じかけた瞬間、扉がぐいっと開き、扉の隙間から魅音の片目が覗き、「明日、学校休んじゃ嫌だよ?」と圭一に声をかけ、二人は帰っていった。
 玄関の扉のカギをかけ、冷静になれと自分に言い聞かせる圭一。
 魅音が、自分と大石が昼飯を食っていたのを知っているのは、お店に雛見沢の人がいて、魅音に伝えたのだろう。
 圭一は、大石が変な話を自分に聞かせてから、だんだんとみんながおかしくなったことに気づく。へんな好奇心を出して、綿流しの晩に富竹に過去の事件を聞いたのがいけなかったのだろう。そうだ、みんなが自分のために隠してくれていることを、よそ者の富竹が圭一にしゃべったから・・・
 大石も、自分にみんなを疑わせるようなことをいったよそ者だ。
 富竹も大石もよそ者で、オヤシロさまの祟りにあって死ぬべきだ。
 悪いのは好奇心を抑えきれなかった自分の方だ。みんなは悪くない。


 気をとりなおした圭一が包みをあけると、中には、漉し餡のおはぎが5つ入っており、包みの左端からAから順にアルファベットが書き込まれている。
 おはぎをよく見ると、ひとつだけ、ひじょうに丁寧に作られているのに気づく圭一。レナの手作りおはぎは、このEだ。
 まず、魅音の祖母のおはぎを一つ食べる圭一。
 続いてレナのおはぎを食べると、舌に何か触った。
 とりあえず指でつまんで取り出したモノを見た圭一は、食べかけのおはぎを壁に投げつける。
 おはぎの中に、裁縫針のような何かが入っていたのだった。
 残ったおはぎも壁に叩きつけ、圭一は、自室に戻って布団の中にもぐりこみ、殺されてたまるかよと叫ぶ。


 鬼隠し編 #7 足音

 ひた、ひたと殺したような足音が、圭一の部屋の前で止まる。
 勢いよく跳ね起きた圭一は、布団を、扉を開けた母親に投げつける。
 外は朝になっている。
 母親は、圭一がおはぎを壁に投げつけたことを咎める。
 圭一は、昨日のおはぎは、魅音やレナからの脅迫だと解釈した。
 圭一がいそいで学校へいく支度をしているとレナが迎えに来る。
 二人で待ち合わせ場所に行くと、近所の人が、魅音は二人が遅いから先に行ったと教えてくれる。
 突然、レナは、圭一に、昨日のおはぎはちゃんと食べたかと聞いてきた。
 私達の意思は伝わった?と言っていると解釈した圭一は、躊躇しながら、うまかったと返事する。
 さらにレナは、全部食べた?と聞いてきた。
 裁縫針は飲まずに済んだの?と聞いていてるのと感じた圭一は、全部は食べ切れなくて、まだ残っていると言い逃れする。
 すっかり圭一は、オヤシロさまの祟りを信じてしまい、前の学校でガラスを割って回ったレナのことを、オヤシロさまに取り憑かれただけと思い込み、人間であれ祟りであれ、自分は殺されてたまるかと妄想する。


 教室の扉を開けた瞬間、チョークの粉だらけの黒板消しが圭一の頭の上に落ちてきた。沙都子のトラップだ。
 しかし、圭一の反応は薄い。
 レナが、圭一はまだ本調子じゃないと言い訳する。
 魅音に、宿題のことを聞かれるが、食欲がなくて全部食べていないと答える圭一。


 鬼隠し編 #8 作戦会議の授業中

 授業中、圭一は、自分が置かれている理不尽な状態について考えてみる。
 自分は、レナや魅音にとって好ましくないことを知る人間になってしまい、昨日のおはぎは、その警告だ。
 そして、命を狙われているという自覚がある。
 と思ったら、今日の授業は終わってしまった。
 体調が悪いと言い訳した圭一は、一人でさっさと帰る。


 家に帰った圭一は、自分には味方が誰一人いないことに気づき、両親に打ち明けて味方になったもらおうと思ったが、きっと圭一の話は信じてもらえないだろうし、逆に余計なことを知らされた両親も被害者になりうる。だから、両親には何も知らせないことにする。
 大石は、現在の圭一の状況を理解している唯一の人間だが、町に住んでいるため、緊急時に連絡しても駆けつけるまで30分はかかる。
 いざというときのため、学校にある金属バットを、素振りの真似をして、いつも持っておこうと思いつく圭一。
 それと、圭一の身に何かあったとき、大石が捜査しやすいよう日記をつけることにした。
 圭一はノート1ページを破いて、メモを書いてみた。


 私、前原圭一は命を狙われています。
 なぜ、誰に、命を狙われているのかはわかりません。
 ただひとる分かることは、オヤシロさまの祟りと関係があるということです。


 圭一は、そのメモを折りたたんで、壁掛け時計の裏に、テープで貼り付けた。
 そして、両親に、もしも自分が死んだら、自分の部屋の時計を棺に入れてくれと頼んで、自室に戻る。


 鬼隠し編 #9 たったひとりの登校

 翌朝、誰よりも早く起きた圭一は、ひとりで登校するため、いつもより早い時間に家を出る。
 途中で、車のクラクションを鳴らされ、圭一が振り向くと。大型のワゴン車が圭一のほうへ向かってきた。
 サイドミラーが圭一の肩に当たり、圭一は路肩の泥田に叩き込まれる。
 停車したワゴン車は、田んぼから起き上がった泥だらけになった圭一を見ると、急発進で逃げ去る。
 ひき逃げされかけた圭一は、さらに警戒を強める。
 学校へ付いた圭一は、教室に生徒たちのロッカーを端から開けていく。
 とあるロッカーを開けると、金属バットと、野球チームのユニフォームが入ってるのを見つける圭一。
 そこへ、梨花と沙都子が教室に入ってくる。
 泥だけな圭一は、二人の前で着替えを始めたため、梨花と沙都子は教室の外に出て行こうとする。
 梨花は、廊下にでる前に、圭一に向かって、「そのバット、なくさないで下さいね、です」と声をかける。
 着替えをすませた圭一は、さっきの金属バットを持ち、校庭で素振りを始める。


 終業時刻になり、みんなは部活を始めようとしているが、圭一は今日も直帰するつもりだ。
 レナは、女の子と一緒に遊ぶのは嫌だった?と聞いてくる。
 そういうわけじゃねぇよと言って、教室を出て行く圭一。


 学校からの帰り道、圭一は、後ろからぴたりと自分をつけてくる足音に気づき、後ろを振り返るが誰もいない。
 警戒しながら木陰に近づいた圭一は、レナを見つける。
 どうどうと自分といっしょに下校せず、自分を尾行するようなまねをしたレナに対して、ついてくるなと怒鳴る圭一だが、レナは、家が同じ方向だからと答える。
 圭一は、レナに先に歩けと怒鳴るが、レナは、圭一といっしょに帰りたいと答える。
 バットを振り回す圭一の態度を見て、レナは、圭一の前を歩き出す。
 そして、圭一のほうへ振り返って、どうしてバットなんか持っているのかなと尋ねる。
 圭一は、突然、野球がしたくなったと答えるが、レナは、おかしいと言い出し、「どうしてバットまで悟史くんと同じなの?」と、圭一に尋ねる。
 悟史は、圭一の席を去年まで使っていた生徒で、去年のオヤシロさまの祟りで鬼隠しにあったと思われている。同居する叔母が、綿流しの晩に祟りに便乗した異常者によって殺されて、そのしばらくの後に、行方不明になったのだ。
 バットの柄の部分に張られたテープには、北条悟史と書かれている。
 悟史のものとは知らなかったが、誰も使っていなかったから借りたと、答える圭一。
 レナは、悟史は野球なんか好きじゃないくせに、野球チームに入ってたが、ある日、突然バットを持ち歩き始め、圭一のように一人で登校するようになり、圭一みたい素振りの練習を始めたと、言い出す。
 そしてレナは、悟史は転校したと、冷たく告げ、圭一も転校しないよね?と尋ねる。


 鬼隠し編 #10 謝罪の言葉

 気づくと圭一は自宅の玄関前にいた。
 玄関の鍵を開けて、家の中に入った途端、自分にぴったりとくっついて入ってきたヤツの気配を感じる。
 恐怖で後ろを振り向けない圭一は、どなたですか?と声をかけると、若い女の声が聞こえた。
 圭一は後ろを振り返るが、誰もいない。
 圭一は、手に持ったバットを振り回す。
 玄関の靴箱を破壊したところで、気配が消えた。
 しばらくして家の電話が鳴った。
 圭一が電話をとると母親からだった。
 圭一は、買出しの要請かと思い、この前買いだめした豚骨ショウガ味のカップラーメンを夕食にするから、買出しの必要はないと話すが、母親の用事はその件ではなく、圭一の両親は急な仕事で、今、東京におり、帰るのは明晩との連絡だった。
 両親不在を知られないように、車がないことが見えないようガレージをシャッターを下ろし、家中の灯りをつけて、洗濯物や郵便を取り込み、戸締りを確認うる圭一。
 そこへ、近所の人から母親あての電話がかかってきたので、今は電話に出られないとごまかす圭一。
 電話をきると、すぐに次の電話がかかってくる。
 今度は大石からだ。
 子機に持ち替えて、圭一は自室に戻る。
 圭一は、自分の命が狙われているようだと、大石に打ち明け、一昨日、大石と会ったその夜、魅音とレナから、大石と昼食を食ったことを質され、もらったお見舞いのおはぎの中に針が入っていたと話す。
 針が脅迫の証拠になると大石が言うので、圭一はおはぎを壁に投げつけた居間へ行くが、母親がきれいに掃除した後だった。
 壁の近くのじゅうたんをはがして、調べたが、針は見つからない。
 おはぎを捨てただろうゴミ袋も、中をぶちまけて調べてみるが、針は見つからない。
 母親が帰ってきたら尋ねようと思い、圭一は、冷蔵庫に「針はなかった?」と書いたメモを貼り付け、自室に戻る。
 針は見つからなかったと報告し、ついでに、今朝、ひき逃げにあったと大石に伝える圭一だが、白いワゴン車というだけで、ナンバープレートは覚えていない。
 次に圭一は、レナが去年行方不明になった悟史のことを何か知っているようだとも話す。レナは、圭一と悟史はそっくりで、このまま行くと同じ運命を辿る=転校するみたいなことを言ったと。
 この際、ついでにレナをことを聞こうと思った圭一だったが、玄関のチャイムが鳴ったため、大石に待ってもらうことにする。


 時計を見ると午後7時。来訪するには遅い時間だ。
 チェーンをしたまま玄関の扉を開けて確認すると、外にいたのはレナだった。
 レナは、圭一の夕食を心配して、お惣菜を詰めた重箱と、味噌汁、ご飯、お漬物を持ってきたと話すが、なぜ母親が不在で圭一が夕食を食べられないことをレナが知っているのかという疑問がわいてくる圭一。
 母親が今夕食を作っているから、レナからはもらえないと断る圭一。
 それを聞いたレナは、どうして圭一は嘘をつくのか?と問いただす。
 嘘じゃないという圭一に、「嘘たよ!」と一喝するレナ。どうやらレナは、圭一の両親不在であることを知っているようだ。
 そして、レナは、圭一の夕食が、豚骨ショウガ味のカップラーメンだと告げる。
 なんでそんなことを知っているのかと、恐怖を覚える圭一。
 レナは、圭一の後ろをずっとくっついていたから、セブンスマートで買ったことを知ってると言い出し、そのときの様子を話し始める。
 一緒にごはんを食べようとレナは言って、扉の隙間に手をかける。
 「帰れ」と絶叫した圭一は、ドアノブを一気に引っ張り、ドアを閉めようとするが、レナの指が邪魔でしまらない。
 痛いとレナはうめくが、圭一はますます力を入れてドアを閉めようとする。
 レナはごめんさないと謝罪を繰り返すが、圭一はドアノブを引っ張り続ける。
 やがて、レナの指がドアの隙間から抜け、ドアが勢いよく閉まり、その向こうで、レナがしりもちをついた音がした。
 圭一はカギをかけ、謝罪を繰り返すレナを放置して、一気に自室に駆け込み、大石との電話を続ける。


 圭一は、大石に、今レナが来たことと、レナが怪しいと告げ、レナのことを教えてほしいと頼む。
 他言無用でと言った大石は、レナは連続怪死事件の捜査線上に浮上したことはないので、個人で調べたためウラがとれていないと前置きする。
 圭一が大石から聞いたことは、レナは、大昔、雛見沢に住んでいたが、小学校に上がるとき、茨城に引っ越した。やがて校内のガラスを割って回り、医師の診察を受けたときに、オヤシロさまがと告白した。
 大石は、レナが学校のガラスを割った事件は、被害届が出されていないので、正式は事件ではないが、被害者の一人は片目に後遺症が残すぐらい殴られているのに、関係者一同、口が重いので、表沙汰になるのを望まない何者かがいろいろ根回ししたのだろうと話す。


 突然、雷雨が振ってきたので、窓を閉めようと外を見た圭一は、雷雨の中、カサもささずに門のところに立ち尽くす全身すぶ濡れのレナを見つける。レナは、圭一の部屋を見つめている。
 レナの口の動きは、ごめんさないと繰り返しているようだ。


 TIPS:セブンスマートにて

 セブンスマートは、市内にある酒類食料品の安売量販店。
 圭一は、色とりどりのカップ麺をどっさりカートに乗せるが、父親は、箱で選んで来いと言う。
 圭一は、豚骨ショウガ味の大盛カップの箱を見つけ、カートに乗せ掛ける。
 終わってしまった時間の世界を振り返ることはできないので、圭一はこの時間の気配をさらに鋭くするが、レナを見つけることはできない。が、確かに後ろに影の気配があった。
 圭一が走るのとまったく同じように、ぺたぺたという素足のような足音が、圭一の後ろをつけていた。


 鬼隠し編 #11 クールになれ

 結局、一晩中、金属バットを抱きながら座り込んでいた圭一は、朝になったので、窓から外を覗いてみた。さすがにレナの姿はない。
 クールになれと自分に言い聞かせた圭一は、証拠を集めるために登校することにする。
 昨日泥だらけになった制服は、洗濯機に突っ込んだままのため、圭一はジャージで登校だ。
 校庭で素振りをする圭一は、手に包帯をまいて登校してきたレナと目があったが、挨拶しない。レナは、台所でケガをしたとみんなに説明している。
 魅音が素振りをしている圭一に近づいてきて、悪いけど、素振りを今日で止めて欲しいと言い出す。
 誰にも迷惑をかけてないし、大きなお世話だと反論する圭一に、魅音は、人のバットだと答える。
 圭一は、転校生の忘れ物で、本人が取りに来るまで借りてるだけと反論し、妹は転校せず、兄だけ転校するって変わっているなと、魅音に揺さぶりをかける。
 北条悟史は、沙都子の兄で、去年、鬼隠しにあって消えたと続ける圭一は、レナから、失踪直前の悟史と同じだ、と言われたと告げる。
 そして、圭一は、これはオヤシロさまの祟りにあう前兆か?と、魅音に尋ねるが、魅音は自分は信じていないが、レナはやばいくらいに信じているから、オヤシロさまの話はうかつにするなと忠告する。
 魅音は、悟史のマネは絶対にやめてと話すが、圭一は、みんなが隠しているから、悟史のことは何も知らないと答える。
 そして、連続怪死事件のことを隠して、除け者にしたことを責める圭一は、仲間は隠し事をしないもんだ、ダム現場で事件はなかったと嘘を言った魅音は、仲間じゃないと言い出す。
 おはぎのことを聞いてみると、魅音は、自分が仕込んだと打ち明ける。
 圭一は、魅音は仲間じゃないから、自分のことは放っておいてくれと言い放ち、魅音たちが警察に疑われていると宣戦布告し、魅音がダム騒動のときに、警察沙汰になったことも自分は知っていると告げる。
 泣いている魅音を置いて、圭一が教室に戻ろうとすると、魅音は、全部バラしたのは、あの野郎かと、涙を流しながらつぶやく。
 そして、あのとき、殺しとくんだったなと続ける。


 今日一日誰からも声をかけられなかった圭一は、授業が終わると一人で、下校する。
 今日も誰かが、圭一の後ろを付いてきている。
 木陰から、尾行者を覗き込むと、レナだった。レナは、右手に鉈を持っている。
 レナは、宝探しのための鉈で、ダム現場で、新しいかぁいいの見つけたから、発掘すると話す。
 レナが圭一についてくるので、道を変える圭一だが、それでもレナは付いて来る。
 レナは、圭一が話したいことがあるはずだと言い出したので、ないと圭一は即答すると、レナは、「嘘だ」と絶叫する!
 レナは、悟史のときとは違うから、今度こそ相談に乗ってあげられると言い出す。
 レナは、悟史も悩んでいたが、レナは相談に乗ってあげることができずに悲しかった。悟史が転校したときに、すごく後悔した。それで、今度悟史みたいに悩んでいる人に会えたら、助けようと思ったと話す。
 圭一は、連続怪死事件の犯人は誰かとレナに尋ねると、レナは、ニンゲンの犯人なんかいない、全てはオヤシロさまが決めることと、答える。
 そして、レナは、オヤシロさまはいると断言し、許してもらえるまでずっとついてくると話す。
 レナは、自分のとこへもオヤシロさまが来たから、転校して、雛見沢にもどったと話す。そして、圭一のところにも、オヤシロさまが来ていると言い出す。


 圭一は、夕べ、大石から聞いたレナの話を思い出す。
 レナは、学校でガラスを割ったとき、金属バットで男子生徒3人ほど殴り、一人に片目に後遺症を残すほどの大怪我を負わせた。
 被害者が告発しなかったため、傷害事件にならなかった。
 大石は、被害者全員に話を聞こうとしたが、レナが転校した今でも怯えて教えてくれなかった。
 事件当日の放課後、レナは、親しい男子生徒3人とプール倉庫のあたりで、いつものようにたむろって話をしていたが、理由はわからないが、突然、倉庫脇にあった野球部のバットに手に取り、3人を次々に殴り倒し、そのあと、校舎に向かい教室のガラスを次々と割っていったが、教師たちに取り押さえられた。
 被害者3人は、あのとき、レナは突然人が変わったと言っている。
 被害者達は、誰も訴えず、学校は、事件の存在自体を否定したが、事件当日、病院に3人の生徒が担ぎ込まれたのはカルテに残っており、事実とのこと。
 レナは、事件のあと謹慎処分を受け休学し、神経科医のカウンセリングを受ける。
 主治医は口が堅かったので、看護婦からいろいろ聞き出したところ、レナは、主治医に、雛見沢を棄てた人は、必ずオヤシロさまに追われる、そして、自分のところにも、オヤシロさまが来たと話していたとのこと。
 レナは、雛見沢に帰らなきゃいけないと話しており、オヤシロさまは、雛見沢の守り神で、雛見沢を棄てて出て行こうとするとバチを当てるとも、言っていたとのこと。
 大石は、雛見沢には、レナの話していた通り、里を棄てると、オヤシロさまのバチが当たるという迷信があると教えてくれる。鬼ヶ淵の鬼も、俗世に出て行かないよう、オヤシロさまに厳しく見張られていたとのこと。
 つまりオヤシロさまは、この地を外界から隔離しようとする監視者なのだ。


 圭一は、レナを両手で突き飛ばして、脱兎のごとく逃げ出す。
 圭一は、ダム現場にたどり着いていた。
 向こうから村人らしき2人が歩いてきているが、様子が変だ。
 圭一が走り出すと、2人が追いかけてきた。
 圭一が逃げながらバットを振り回すと、追跡者の一人に当たり、転倒する。
 転倒した男にバットを振り下ろそうとすると、男が間合いに飛び込んできて、圭一の腹部を殴る。
 男は、さらに圭一の腹部にパンチを浴びせ、圭一の背後に回り、首をロックする。
 意識を失う圭一。


 圭一が気が付くと、そこは自室の布団の上で、枕元にレナが座っている。
 レナは、医者を呼んだから、もう大丈夫と話す。
 レナは、ダム現場に行ったら、圭一が倒れていたが、圭一は自分で歩けると言うので、肩を貸して家まで連れ帰ったと、話すが、圭一は、まったく覚えていない。
 圭一は、二人組みの男のことをレナに尋ねるが、レナは、いなかったと答える。
 トイレに行きたいと言って、レナを部屋に残して、圭一は、大石に連絡するため、電話のある居間へ向かう。
 そのとき、玄関のチャイムが鳴る。
 医者が来たと思い、圭一は無防備に玄関を開けるが、来訪者は魅音だった。
 魅音は、レナから、圭一が倒れたと連絡をもらったので、様子を見に来たと話す。
 魅音とレナに追い立てられるように布団の中に押し込められた圭一は、大石と連絡がとれそうにない。
 魅音は、レナに、監督に連絡したのかと確認すると、レナはすぐ来ると言っていたと、答える。
 監督って誰?と思う圭一に対し、魅音は、圭一が野球に興味あると知ったら、監督が喜ぶと話している。
 そして、二人して、監督が来る前に、おはぎの宿題の罰ゲームをしようと言い出す。
 レナが圭一の後ろに回り、圭一が動かないよう羽交い絞めする。
 魅音がポケットをまさぐると、小さな注射器が出てくる。そして、富竹と同じ目にあってもらうと、魅音は宣言する。
 圭一は、富竹が、自分の爪で喉を引っかいて死んだが、体からは薬物は検出されなかったことを思い出す。


 鬼隠し編 #12 ごめんさない

 圭一が我に帰ると、魅音とレナが血溜まりの中で倒れている。
 圭一の右手には、二人の血がべっとりと付いた金属バットが握られている。
 圭一は、二人を殴り殺したのが、自分だと悟る。
 レナと魅音が、富竹と同じ症状を起こさせる注射を圭一に打とうとしたので、圭一はレナを投げ飛ばし、魅音の腹を蹴った。そして、机の横にあった悟史のバットを握った圭一は、二人に何度もバットを叩きつけたのだ。
 圭一は、医者に他に監督も、ここへやってくることを思い出す。
 外で話し声が聞こえたので、圭一が窓から外の覗いてみると、門のところに4,5人の男が群がっている。
 ダム現場で圭一に襲い掛かった男によく似た雰囲気の男たちで、白衣の男も混じっている。
 あきらかに医者に変装して、玄関を開けさせる係りのようだ。
 そして、男達の後ろには、圭一をひき殺そうとしたあの白いワゴン車があった。
 圭一は、時計の裏に隠したメモを剥がそうとして、破いていしまうが、「レナと魅音は犯人の一味」と、書き加える。
 続いて、「他にも大人が4.5人以上。白いワゴン車を所有。4年前の殺人事件の被害者をもう一度よく調べてください。生きています。富竹の死は未知の薬物によるもの。証拠の注射器はこれです。」と書いて、証拠の注射器を、テープで時計の裏に貼り付ける。
 玄関のチャイムが鳴り、圭一は、さらに書き加える。
「どうしてこんなことになったのか、私にはわかりません。これをあなたが読んだなら、そのとき、私は死んでいるでしょう。死体があるか、ないかの違いはあるでしょうが。これを読んだあなた。どうか真相を暴いてください。それだけが私の望みです。」
 書き終えたメモを時計の裏に貼り付け、時計を元の位置に戻す。
 チャイムが鳴り響く玄関から、自分の靴を鷲掴み、勝手口から外に出た圭一は、すぐに男達に見つかってしまう。
 背後に誰かがぴたっと張り付いている気配を感じながら、ひたすら全力で走る圭一。
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興宮警察署事件調書:鬼隠し編 前編

 ひぐらしのなく頃に粋のプレイ開始!


 環境設定をいじって、トロフィー:設定変更をゲット!
 
 
 プロローグ


 トロフィー:惨劇に挑めをゲット!

 もうじき退職する大石刑事が、雛見沢連続怪死・失踪事件関連のファイルを開き、回想する。
 鹿骨市雛見沢地区は、人口2000人程度の集落だが、公的な権威がほとんど通用せず、伝統的に力を持った御三家と呼ばれる名家が事実上支配する、古く排他的な土地だった。そしてオヤシロさまなる土着の神を敬う民間信仰が住民の間に語り継がれ、不信心者にくだされるという祟りが近年、続けざまに起こっていた。
 しかし、いまではその集落の存在はなかったものとされて、わずかに残された人々も各地に散り散りとなっている。
 その発端となったのが、ここにまとめて数々の事件だった。


 1日目 #1 東京からの帰り道

 昭和58年6月

 男が独り言をつぶやきながらなんかをぶん殴って、血が噴き出すシーン・・・


 圭一は、先月まで住んでいた東京で行われていた親類の葬儀から、雛見沢に戻って来る。


 2日目 #1 登校

 学校へ向かう圭一は、いつもの待ち合わせ場所でクラスメイトの竜宮レナと合流する。
 さっそく今朝の朝食で食べた漬物の礼をする圭一。漬物は、レナの母親ではなくて、レナ本人た漬けたもので、おいしかった。
 次の待ち合わせ場所で、上級生でクラスのリーダー役の園崎魅音と合流する。魅音は、ゲーム愛好家で、さまざまなゲームを収集しており、魅音の部屋はゲームの博物館状態らしい。
 圭一の通う学校は、クラスが一つしかない。年齢学年ばらばらの生徒たち30人くらいが、ひとつのクラスで勉強している。
 教室の扉の前で、引き戸の上に仕掛けられた黒板消しのトラップに気付く圭一。
 北条沙都子は、圭一の転校初日から、トラップを仕掛けてきた下級生。
 沙都子の手口を思い出し周囲を良く見ると、引き手に画鋲が貼り付けられているのを発見する。
 しかし、本当のトラップは足元に仕掛けられていたが、魅音の指示で何とか回避するが、少し痛める圭一。
 「痛いの、痛いの、飛んでけ」と圭一の頭を撫でるのは、沙都子と同い年の梨花。
 圭一は沙都子に謝るようせまるが、沙都子は泣き出してしまう。それを見ていたレナは「かぁいい」と言って、お持ち帰りしたそうにしている。
 担任の先生は一人だけで、学年の違う生徒たちの面倒を見ているため、上級生は自習状態。そのため、レナや魅音は、圭一より勉強が遅れていたため、圭一が二人の勉強を見るはめになった。
 圭一は、レナ、魅音、沙都子、梨花といっしょに昼食をとる。全員のお弁当を真ん中に置き、自由におかずをとって食べるのだ。
 沙都子のお弁当は、梨花が作っているため、沙都子と梨花のお弁当の内容は同じだ。
 レナは、梨花よりも料理上手のため、みんなはレナのお弁当に進んで箸を伸ばす。
 沙都子は、ブロコッリーとカリフラワーの区別が付かないレベル・・・
 下校途中、レナと魅音から、雛見沢を一人で回れない圭一のために、明日、雛見沢を案内してあげると言われる。→「もちろん


 TIPS:うちって学年混在?

 レナは7月生まれ、圭一は4月生まれ。圭一は今は魅音と同じ年齢。
 学年混在の理由は、教室が足りないから。学校は営林署の建物を間借りしている。
 本当の学校は老朽化で廃校になって、生徒たちは興宮の学校に通うことになったが、遠くて通いたくない生徒は、ここ仮校舎に通っているとのこと。


 TIPS:うちって制服自由?

 この学校では、相応しい服であれは私服でもOK。他の生徒たちは、おそろいの町の学校の制服を着ている。レナたちは、全国の学校の制服を仕入れている魅音の親類の古着商から、取り寄せてもらっているとのこと。


 TIPS:前原屋敷

 圭一の家は、すっごく大きいので、建築中から、前原屋敷と呼ばれており、どんなお金持ちが来るのかうわさになっていた。
 圭一の家が広いのは、画家である父親のアトリエや作業場があるからと、過去の作品を飾る場所を広くとったためで、家族が生活する部分は全体の三分の一ほど。それと、自宅で個展を開くことも考えて、来客用のスペースも確保したためで、圭一の家は経済的には一般人レベル。


 3日目 #1レナたちと散歩

 翌日の日曜日、圭一は、魅音とレナに雛見沢を案内してもらうため、待ち合わせ場所に行くと、二人はもう着いていた。
 レナはボストンバッグぱんぱんに弁当箱を詰め込んで持参していた。5kgくらいありそうだ。
 雛見沢の案内というより圭一のお披露目のような散歩だった。出会う人は、皆、圭一のことを知っていた。魅音いわく、雛見沢の人間は、皆顔見知りとのことで、名前とプロフィールは知れ渡っている。
 見晴らしのいい場所でお昼にしようとのことで、階段を上りきった先にある古手神社へ。
 もうじきここでお祭りがあるとのこと。綿流しは、冬の終わりを喜ぶお祭りなので、6月に行われるとのこと。
 シートの上に弁当箱を広げていると、梨花と沙都子がやってくる。
 5人でレナのお弁当を食べることになった。
 圭一と沙都子でおかずの争奪戦が勃発→かわす
 圭一がおかずを奪おうとした沙都子をかわしたため、沙都子が弁当箱の一つに顔から突っ込み、泣いてしまう。
 弁当を食べ終わり一息ついてから、沙都子からお弁当を作ったレナへの賛辞勝負を仕掛けられる圭一。
 沙都子は、レナを萌え落とすことに成功し、レナからごほうびのリンゴのうさぎをゲット。
 圭一は、ここは、レナの好みの少女マンガチックにとクサい台詞を吐き、周囲を凍らせるが、レナは、喜んでタッパーいっぱいのリンゴのうさぎをくれ、沙都子に完全勝利する。
 と思ったら、梨花がリンゴのうさぎがかわいそうで食べれないと言い出し、レナが萌えて、圭一にあげたリンゴのうさぎを回収し、梨花に渡したため、圭一は負けてしまう。


 3日目 #2 レナとの帰り道

 みんなと別れ、圭一はレナと家路につく。
 途中で、レナから、寄り道しない?と聞かれて→「ああ、いいぜ

 レナに連れられて工事現場跡に来た圭一。そこは不法投棄による粗大ゴミの山だった。
 レナは、嬉しそうに宝の山だと言い出し、新しいゴミの山に向かう。
 それを追おうとする圭一だが、転んでしまい、レナにそこで待っているように言われる。
 そこへカメラマン風体の男が現れ、カメラを圭一に向ける。
 男は、フリーカメラマンの富竹だと、圭一に名乗る。そして、野鳥の撮影をしに、時々、雛見沢に来ていると話す。
 そこへ、ゴミの山から、レナが姿を現す。
 富竹に、レナが何をしているのかと聞かれて→「死体でも捜してんじゃないですか?」と答える圭一。
 すると、富竹は、まだ見つかっていないんだろとつぶやいて、去っていく。
 レナは、ランディくん人形(この世界のカーネル・サンダース人形)を見つけたと喜んでいるが、他の山の下敷きになっており簡単に掘り出せないともは話す。
 圭一は、弁当のお礼に手伝いと申し出る。
 そして、あの場所で何かあったのかを、レナに尋ねる圭一。
 レナは、詳しくは知らないが、ダムの工事をやっていたと答える。
 さらに圭一が突っ込んで聞き出そうとすると、レナはいやにはっきりした声で、拒否に近い響きで、知らないと答える。
 レナは、去年までよそに住んでいたので、それ以前のことはよく知らないと謝る。


 TIPS:ダム現場の怪奇殺人

 昭和54年6月26日朝刊より
 鹿骨市興宮署は、6月23日深夜、建設作業員5名を殺人の容疑で逮捕し、逃走した主犯格の建設作業員1名を全国に指名手配した。調べによると、6容疑者は、6月22日午後9時ごろ、雛見沢ダム建設現場内の作業事務所にて、上司である現場監督を手段で暴行して殺害し、そのまま逃走した疑い。
 6月23日午前8時ごろ、鹿骨市内の病院から、警察へ、殺人をほのめかす男性がいるとの通報があり、警察官が駆けつけ事情を聞いたところ、事件を自供。供述通りの場所から遺体の一部が発見されたため、同日午後、殺人の容疑で逮捕した。
 他の容疑者も即時逮捕されたが、主犯格の作業員は逃亡中。警察は行方を追っている。


 4日目 #1 部活への参加

 圭一は魅音から、ゴミ山は何年か前に中止になったダムの工事現場だったと教えてもらう。
 雛見沢が丸ごとダム湖に沈むことになり、抵抗運動が起きたとのこと。
 いつものメンバーが集まったところで、魅音が、圭一を新たな部員として我らの部活動に加えたいと発言し、他の3人は賛成を示す。
 何の部活かと圭一が尋ねると、みんなでゲームして遊ぶ部活との答え。ようするに、魅音の趣味、ゲーム収集をフル活用した部活で、日ごと魅音の所有する様々なゲームを遊び、その日によって、一番勝った者に賞があったり、一番負けた者に罰ゲームがあったりするらしい。
 会則第一条:狙うは1位のみ!ということで、いい加減なプレイは許されない。
 会則第二条:そのためにはあらゆる努力をすることが義務付けられている。つまり、どんな手段を使ってもいいらしい。
 さっそく入部試験開始。誰にでも分かるゲームとのことで、ジジ抜きだ。そして、今回は、ビリに顔面らくがきの刑となった。
 圭一以外のメンバーは、真剣にカードを見つめている。
 圭一は、カードにつけられた傷で、カードを見分けていることに気付く。
 魅音は、圭一の手札をすべて見切っており、その内容を圭一に告げる。
 そして、梨花はジジである中央に伏せてあるカードの内容を告げる。
 沙都子が一番に上がる。そして、圭一の手札を見切っているレナは、圭一の手札から、自分の上がりのカードを引き、2番目に上がる。結果は当然、圭一はビリだった。
 梨花に励まされて冷静になった圭一は、カードをよく見ると、カードにつけられた傷が特徴的で、暗記できそうなことに気付き、自分の手札のカードの傷を相手に見せないよう工夫する。そして、カードについてのヒントを聞き漏らさないようにし、カードを選ぶときの相手の微妙な反応も参考にする。さらに、カードにわざとキズをつけて、他のカードに偽装してみせた!
 圭一のカード偽装に魅音がひっかかるが、すでに時は遅く、魅音が1位で、圭一のビリは確定していた。
 魅音は、圭一に一騎打ちを申し出る。勝ったほうが1位で、負けたほうがビリになるというものだ。
 魅音は、自分の手札1枚と、ゲームにつかってなかったジョーカーを持ち、ジョーカーを当てろと言う。→読み取れ、魅音の動きを・・・・!
 魅音が、圭一の捨て札を拾って、ジョーカーの上に重ねたことに気付いた圭一は、自信を持ってジョーカーを指す。
 しかし、魅音は、裏の裏をかいた。圭一がそう考えるだろうと読んで、自分の手札の上に捨て札を重ねていたのだ!
 圭一は魅音に負けたが、入部は許可される。
 そして、魅音が、極太の油性マジックを取り出した。


 4日目 #2A 気晴らしに散歩

 レナは、ランディ君人形を掘り出しに行くらしく、速攻で帰ったため、圭一は珍しく魅音と下校する。
 圭一が、魅音にダム工事現場で昔あったことを尋ねると、戦いがあったと答える。村長や村の有力者が方々に陳情し、いろんな政治家に根回しもしているうちに、計画が撤回されたとのこと。
 殺人事件とかはなかったのかと、圭一が尋ねると、レナのときと同じように、なかっととぴしゃりと魅音に言い切られる。


 4日目 #3 時間つぶし

 圭一が家に帰ると、父親がアイデアに詰まってイライラしていた。
 父親の八つ当たりが圭一にきたので、外に出て散歩に行くことにする圭一。→宝探しへ
 圭一は、レナの宝探しを手伝いに、ダム工事現場へ。
 ゴミ山で奮戦しているレナを発見し、声をかける圭一。
 ランディ君人形は、複雑に絡み合った木材や建材に閉じ込められている。
 圭一は。レナに下がるように言い、手でゴミを取り除くが、たいして進まない。
 圭一が休憩するため、斜面に寝転ぶと、レナが、家が近いから麦茶を持ってくるので、待っててと声をかける。
 レナが家に戻っている間→ちょっと休憩・・・
 圭一は、ヒモで束ねられて捨てられていた週刊誌の束を漁り目次に目を通すと、雛見沢ダムで悪夢の惨劇!報復・バラバラ殺人!という見出しを発見する。
 記事を読むと、犯人達は被害者を滅多打ちにして惨殺し、さらに鉈で遺体を6つに分割と書かれていた!
 そこへ手に鉈を持ったレナが現れたため、驚きのあまり大声をあげる圭一。
 物置から鉈を持ってきたと話すレナ。
 もうすぐ日が落ちそうだったので、続きは明日することにして、鉈は明日借りるよと圭一は、レナに声をかける。
 圭一は週刊誌をレナに内緒で持ち帰った。


 TIPS:週刊誌の特集記事

 雛見沢ダムで悪夢の惨劇!
 6月22日、鹿骨市の雛見沢ダム建設現場で起こった血も凍る凄惨な殺人事件。
 初めは殺すつもりはなかったのでしょう。ですが被害者がシャベルを振り回して抵抗を始めると、加害者達もいっせいに得物を手にし、一気に殺し合いにエスカレートしたものです、と捜査関係者は語る。
 被害者は、日ごろから粗暴な振る舞いで容疑者たちを酷使していた現場監督。
 加害者たちは、自らの罪深さに恐れおののき、警察に出頭しようと言い出す者もいたが、リーダー格の作業員だけは、死体を隠そうを提案した。
 最後まで加担に抵抗した作業員のひとりが、乱闘時の傷の治療で訪れた病院で、告白したため、犯人は芋ずる式に逮捕されたが、リーダー格の男の行方だけは掴めておらず、彼が隠した右腕部分も発見されていない。
 リーダー格の男は、沼に捨てに行くと言ってたらしく、沼の近くに男の乗用車が乗り捨ててあったが、その後の足取りはまったくわからない。
 署内では、死体を捨てるときに謝って自分も沼で溺れてしまったのではないかと囁かれている。
 この沼は、地元では底なし沼と恐れら、その名を鬼ヶ淵と言い、沼の底の底は地獄の鬼の国につながっているのだという。


 5日目 #1 鬼ごっこ

 体育の授業中なのだが、最初にみんなで準備体操をやったあとは、先生すらおらず、みんなてんで勝手に遊んでいる。
 魅音は、部員たちで鬼ごっこを行うと告げる。
 会則第三条:ゲームは絶対に楽しく参加しなければならないの精神で、メンバーは楽しそうだ。
 鬼ごっこのルールは、授業終了のチャイムまで逃げきれた者が勝者。ただし鬼の交代はない。鬼に触れられた者も鬼になる、通称:ゾンビ鬼。
 魅音の問題に答えられなかった沙都子がゾンビ役になった。
 沙都子は、生徒たちに圭一の居場所を聞きまくって教えてもらっている。
 圭一は、嘘の伝言で、沙都子と魅音を校門に呼び出す作戦を実行する。
 一方、ゾンビは、圭一の恥ずかしいうわさを流し、怒って圭一が出てきたところを捕まえる作戦に出る。
 物置の屋根の上に隠れている圭一の下で、ソンビとなった梨花が、レナを襲おうとするが、レナは圭一を見つけて、助けてと叫んだため、沙都子とゾンビになった魅音に見つかってしまう。
 屋根から飛び押して逃げようとした圭一だったが、ゾンビに捕まってしまう。
 圭一は、レナが地球にとってかけがえのない人間だからここに呼んで欲しいと、謎理論で下級生を説得して、レナ探しを手伝わせる。
 見つけたレナを追い詰めるが、レナの、圭一はひどいことをしないというセリフで、圭一は動けなくなる。
 そこでチャイムが鳴り、レナが勝った。しかも、魅音もゾンビじゃなかった。魅音はゾンビのフリをしていただけだった。


 5日目 #2 放課後

 今日の授業が終わった→レナと宝探しだ。
 家に帰って、発掘の準備をした圭一は、ダム工事現場に向かう。
 途中で、富竹に出会い、レナがにやにやと笑いながら鉈を持って歩いていると言われる。
 富竹がここで殺されたら犯人はレナだと言って、富竹と別れようとすると、よそ者に対する警告のつもりかと富竹が言い出し、笑って去っていく。
 ダム工事現場でレナと合流し鉈を受け取った圭一は、最後の梁を壊そうとするが、なかなか進まない。
 いったん休憩する圭一は、レナに、以前はどこに住んでいたかを尋ねるとl関東のほうの田舎だと答える。
 続いて、引越しの理由を聞くと、逆にレナから尋ねられてしまい、圭一は、風景画家の父親が山奥にアトリエを移したいと言ってたからと答える。
 圭一が最後の一撃を振るうと、梁を叩き折ったと同時に、ランディ君人形の腕も折ってしまうが、無事回収できた。


 TIPS:竜宮家の食卓

 ランディ君人形をレナの家まで運んだが、レナの家の灯りは点いていない。レナの親はまだ帰っていないようだ。
 レナは、圭一に夕食を食べていくよう勧める。


 6日目 #1 レナの家について

 翌日、教室では、いつものメンバーが、圭一に竜宮家についての感想を聞いてくる。
 竜宮家は、すでに建っていた家を改修したものらしかったが、庭には未知のオブジェク(ケーキ屋のベロ出し人形、薬局前の首振りカエル、デパート屋上の空飛ぶゾウさんなど)が並んでいた。その中には、郵便ポストまであった・・・
 祭りの実行委員である梨花が、職員室から戻ってきた。
 村祭りの綿流しのお祭りのことを知らない圭一に、説明してくれる。
 綿流しとは、痛んで使えなくなった布団とかどてらに感謝して、供養しながら沢に探すお祭りとのこと。
 当然、魅音は、お祭り当日は部員達で、露店巡りをしながら部活をするつもりだ。
 さっそく本日の部活開始。
 魅音の持ってきた新品のトランプによる大貧民。みんなでトランプを改めて、仕掛けがないことを確認する。
 そして、本日の罰ゲームは、各自が罰ゲームの内容をメモに書き、最下位がそれを引くというもの。当然、「何もなし」は禁止だ。(魅音は、「何もなし」とメモに書き、そのメモの角を折って、目印にしていたが、バレた)
 初戦で負けたのは魅音で、「校長の頭をなでる」というメモを引く。
 校長は薄い頭を気にしているが、武道の達人とのこと。
 魅音はさっそく校長のところへ行くが、なにやら破壊音が聞こえてきた。
 しばらくして、ヨタヨタとした足取りで魅音が戻ってきて、「撫でた」と言って倒れこむ。
 とりあえず生きているので、ゲーム続行だ。
 次のゲームに負けたのはレナだった。そして、レナが引いたメモには「メイドさん口調でしゃべる」と書かれていた。
 「ご主人様ぁ」を連発するレナを見て、興奮する圭一。
 次もレナが負け、メモには「上下1枚ずつ脱衣」と書かれていた。
 レナは制服を脱ぐが、下に体操服を着ていた。
 次に負けたのは沙都子で、メモには「妹口調でしゃべる」と書かれていた。
 また魅音が負けて、メモには「女子スコール水着に着替える」と書かれていた。
 またレナが負けて、罰ゲームは「1位にひざまくら」で、圭一は体操服姿のレナに生ひざまくらをしてもらう。
 また沙都子が負けて、罰ゲームは「1位にご奉仕」で、圭一は沙都子に肩をもんでもらう。
 圭一以外の4人は共同戦線を張って、圭一と勝負を続けるが、とうとう梨花も負けてしまう。
 梨花への罰ゲームは、「猫耳・鈴付き首輪・しっぽ付き装備」だった。
 猫コスの梨花を見て、レナはかぁいい状態になり、梨花をお持ち帰りしたいと言い出す。
 沙都子は、レナが圭一を倒せたらお持ち帰りしていいと言うと、レナは大興奮。→や、やばい……レナは殺る気だ!
 とうとう圭一は負けた。メモには、「今まで出た罰ゲーム全部」と書かれていた・・・
 圭一は部員たちに着せていたコスを逆に着せられ、校長の頭をなでに行くが、返り討ちにあう・・・


 6日目 #2A 魅音と下校

 レナは梨花の頭を好きなだけ撫でるという権利を獲得したので、梨花たちと下校した。
 圭一は、魅音と下校し、途中で富竹に会う。富竹は祭りの写真を取りに来たと話し、宿に戻っていく。
 魅音は、富竹は年に2,3回来て、季節の風景や野鳥を撮影していると教えてくれる。


 TIPS:回覧板

 綿流しのお祭りの回覧板


 7日目 #1 魅音からの電話

 日曜の11時半、レナから圭一に電話がかかってくる。
 途中で電話は魅音に代わり、部活メンバー全員で、いつもの場所に自転車で1時に集合と言われて、予定のない圭一は了承する。
 魅音は、おとといのポーカーで圭一に負けて2位になったことを根にもっていると話す。
 圭一が魅音に連れられ、やってきたのはおもちゃ屋だった。
 魅音は、このおもちゃ屋の常連で、たまに客寄せイベントでゲーム大会を開かせてもらっているとのこと。
 今回のイベントの優勝賞金は5万円で、すべて魅音の自腹らしい。
 今回の参加者は15名。予選は3人1組で店内にあるゲームで1位を決めて、各組の1位の5名が決勝に進むというものだった。予選のゲームは参加が自由に選べるが、意見が割れて選べなければ、店のマスターに選んでもらう。
 予選敗退者は、選んだゲームの買取が罰ゲームとなるが、部活のメンバーの罰ゲームは、勝者が敗者に1つずつ命令をするというものだった。
 くじ引きの結果、部活メンバーは、全員5組に分かれた。
 圭一の予選の相手は、同じ学校の下級生の富田と岡村だった。3人の意見が割れたため、店のマスターにゲームを選んでもらい、百億長者ゲーム(ゴールしたときに、所持金を1番多く持っている人が優勝)をすることになったが、完全な運だめしゲームのため、なかなか勝機がつかめない圭一。
 魅音は何のゲームをしてのかはわからないが、開始5分で決勝進出を決めていた。
 レナは、カルタで勝負中たったが、カルタのイラストがかぁいい系で、レナはかぁいいモード発動中で、とうぜん勝つだろう。
 沙都子は、神経衰弱で勝負中。沙都子は、カードの場所をこっそり入れ替えて、勝利する。
 梨花は、電動の魚釣りゲームで勝負中というより、梨花ファンクラブ親睦会と化していた。そして、圧勝する。
 予選で苦戦している圭一に失望し、予選会場から去る部活のメンバー。
 それを見た圭一は、富田と岡村に、自分を勝たせるよう取引を持ちかける。富田で沙都子萌え、岡村は梨花萌えなことに気付いた圭一は、勝者が敗者に命令できる部活の罰ゲームを使って、自分が優勝したら、首輪付き沙都子と猫耳梨花と散歩する権利を二人にあげると持ちかけ、取引が無事に成立する。
 部活メンバー全員が決勝に残ったので、多くの人間に勝負を見てもらいたいと魅音が言い出し、いったん決勝は魅音が預かり、後日、日時とゲームを発表することになった。
 魅音は、さっき叔父さんから特売日でレジが足りないとヘルプの電話があったから、今からバイトに行くと話す。
 お店のマスターが、イベントを盛り上げてくれたお礼にと、圭一に着せ替え人形をくれる。
 が、圭一には人形を集める趣味はないので、マスターに頼んで、トランプに代えてもらう。


 TIPS:魅音の叔父さんって?

 魅音は今日は、叔父さんの店のバイトが入り、部活は欠席だ。
 魅音は部活のロッカーから、好きなゲームを出して部活をすればいいといってくれたが、部活の備品のゲームや、罰ゲーム用の衣装まで入っているロッカーをうかつに触れば、中身があふれ出して、元に戻せなくなりそうだ。
 魅音は、バイトで部活を欠席するが、不定期だった。それは、叔父さんのお店でスタッフにお休みが出たりすると応援に駆けつける便利屋のようなものだからとのこと。しかも、興宮では魅音の親戚たちがやっているお店がいっぱいあるので、パン屋とか八百屋とかラーメン屋とか部活をやったおもちゃ屋とかいろんなお店でバイトしているとのこと。
 魅音の一族は、金融業、不動産業、アバレル産業、アミューズメント産業もやっているとのこと。


 TIPS:不幸のトランプ?

 「このトランプは不幸のトランプです。これを使ったゲームで後輩の女の子をけちょんけちょんにしてしまうと以後8世紀にわたり子々孫々まで祟られることになるでしょう。その祟りを回避するためには、たとえ大勝利でもその権利を放棄して、髪が短いほうの女の子を勝利者にすることが最善です。さすれば未来永劫、あなたとその家族と子孫は幸せな運慶を全うすることができるでしょう。」とトランプの裏にメモが貼り付けてあったが、沙都子のトラップだと思い、まったく信じていない圭一。
 沙都子は、そのメモは自分が書いたものではないと否定する。
 みんなも、新品のトランプで、さっき魅音がビニールをはずしたところだと答える。
 誰が仕掛けたのだろう?


 8日目 #1 昨日の話

 低学年は5時限で解放され、6時限目の授業を受けているのは、圭一、魅音、レナだけ。
 6時限目の授業が終わると梨花と沙都子が教室に戻って来て、さっそく部活が始める。
 今日のゲームは、シンパシーだ。お題目を決め、みんなで連想する言葉を書いて、同じ答えを書いた人が2人だと2点、5人全員なら5点入るっていうゲームとのこと。つまり、みんなと同じ答えになるように考えるゲームなのだ。
 今回の罰ゲームは、圭一提案の荷物運びに決まり、1位の荷物をビリが家に運ぶことになった。
 しかし、それだけではつまらないということになり、メイド服着用でという条件が追加される。もちろん圭一でも着用可能なXLサイズも用意してある。
 最初のお題目は夏休み→圭一は宿題と答える。
 しかし、同じ答えがなかった。
 次のお題目は、魚で、お寿司と答えた圭一と同じ答えはなかった。
 次のお題目は、さくら→圭一は、口紅と答える。
 新色が出たってTVで特集を組んでた有名な口紅の商品名である「Sakura」を圭一は書いたのに、同じ答えはなかった。


 8日目 #2 罰ゲーム

 結局圭一がビリで、メイド服で魅音の家まで荷物持ちをすることになった。
 日ごろの行いが良かったせいか、家に帰るまで誰にも会わずにすんだ圭一だが、玄関で父親に会い、アトリエに連れて行かれる。
 圭一が風呂から上がると、母親から頭痛がひどくて晩御飯が作れないから、父親と外に食べに行くように言われる。
 父親は、この前見つけていいお店に行こうと話す。
 父親は駅前のファミレスのエンジェルモートに車を止める。
 駐車場に止まっている他の車のナンバープレートを見ると、関東一円からお客が集まっているようだ。
 日替わりセットを頼んで食べたが、普通のファミレスと大差ない味だ。
 しかし、このファミレスのウェイトレスは、バニーガールとメイドさんとフリフリな衣装を足して割ったようなコスプレで接客していた!
 新米ウェイトレスを見て→か……可愛い……。と思う圭一。圭一は、父親に引けを取らない制服マニアだった。
 父親が一番好きなのは、ウェイトレスのストッキングだそうだ。
 熱く制服談義を繰り広げる圭一父子の話に、突然、メイド服押しの男が加わるが、熱くなりすぎて大声を出すもんだから、ウェイトスにお盆で殴られてしまう。
 男は、すごすごと自分の席に戻ったところで、圭一がウェイトレスを良く見ると、髪形は違う(魅音はポニーテール、ウェイトレスはハーフアップ)が、魅音にそっくりだった!
 圭一が思わず声をかけると、ウェイトレスは、「もしかして、圭ちゃん?」と聞いてくる。そして、魅音の妹の園崎詩音だと名乗る。
 圭一がよく見てみると、詩音は、なんとなく魅音を雰囲気が異なっている。(魅音は元気娘、詩音はお嬢様)
 学校で詩音の姿を見たことがないから、町の学校に通っているのか?もしかして、魅音と同一人物?そういえば、魅音から詩音のことを聞いたことがないので、触れてはいけない話題かもしれないし、こちらからは聞くのは遠慮しよう。もしかして、父親の恥ずかしい様子を黙っててあげるつもりで、別人のフリをしてくれのかと、思う圭一。


 TIPS:詩音って本当にいるの?

 沙都子に魅音の家族について聞いてみると、祖母しか会ったことがないと答える。
 梨花に聞くと、園崎詩音は実在するとの返事。魅音の双子の妹だが、あまり会ったことはないとのこと。
 魅音は、家族とは別に祖母と雛見沢で暮らしており、他の家族は、興宮にいるらしい。
 そこへ魅音がやってきたので、沙都子が双子の妹について聞くと、魅音は、いるが、電話で話はするがしばらくあっていないと答える。


 8日目 パートーナー選択→竜宮レナ


 ルート:レナ #1 レナと下校


 トロフィー:嘘だッ!!!をゲット!


 放課後、部活のためにメンバーが集まったところで、魅音はバイトで欠席すると告げる。
 部長がいないので、今日は解散ということになり、レナと帰る圭一。
 レナに、画家である圭一の父親が、どんな作品を書いているのかを聞かれて、答えられない圭一。圭一は、父親が何の絵を描いているか、まったく興味がない上に、父親も、自分の仕事を圭一に見せることがなかったからで、正直にレナにそう答える。
 レナは、家族がどれだけステキなのかってわかるのは、失ったときなんだからと話す。
 そういえば、レナが家族について語るのは、圭一にとってこれが初めてだった。
 話題を変えるかのように、レナは、圭一が前に話していた本を貸してほしいと話す。
 圭一がレナを連れて家に帰ると、母親は残業で不在で、父親が料理していたが、鍋から紫の煙が上がっている。
 エンジェルモートに通っていることを母親にバレたため、外食はしにくいのだ。
 見かねたレナが、夕食を作ると言ってくれて、父親は大喜び。


 ルート:レナ #2 夕方の買い物

 圭一と夕食の買出しに行ったレナは、夕食はカレーにしようと話すが、途中で固まってしまう。
 レナの視線の先には、派手な女性がおり、「礼奈ちゃん」と呼びかけてくる。
 レナは、「リナさん、こんばんわ」と挨拶する。
 リナは、今日は3人で食事会なのに、なんで買出しをしているの?と聞いてくる。
 レナは、自分は用事ができたからと答え、リナとレナの父親と二人だけで行くように薦める。
 リナは、レナに欠席の理由を尋ねると、レナは、部活の罰ゲームだと答える。
 リナは、お勧めのカレーはコレだと言って、カゴの中にルーの箱を放り込むが、リナの姿が見えなくなった途端、レナは、コレ好きじゃないと言って、棚に戻してしまう。


 レナのカレーは絶品だった。
 後片付けのとき、家族の食事会はいいのか?と圭一が聞くと、レナは、家族じゃないと答える。
 リナは、レナの父親の友達とのこと。


 8時を過ぎた→「送っていこうか?」
 しかし、レナは圭一の申し出を断る。


 ルート:綿流しA #1 村祭り

 あれから数日後、メンバーがそろわず部活はお預けになっていた。
 今日は綿流しのお祭りの日で、久々の部活だ。
 レナが圭一を誘いに来る。
 途中で、魅音も合流する。
 古手神社は、大賑わい。
 沙都子と、巫女さん姿の梨花も合流する。
 祭りの実行委員の梨花は、祭りの神事の巫女さん役をしているのだ。
 さっそく部活開始!
 たこ焼きやかき氷、綿アメの早食い、かぁいいもの探しで勝負を繰り広げる部員たち。
 フラッシュが光り、富竹が現れる。
 明日は東京に帰る予定の富竹に、魅音は、名誉市民として、部活への入部を許可する。
 部員たちは射的屋にやってきた。魅音は、3発撃って得られた景品のデカさで勝負しようと言う。
 部員達は、一番大きいくまのぬいぐるみを狙うが、弾が当たっても揺れるだけで、落ちない。
 圭一は、弾を込めた3丁の銃を用意し、連射する。
 弾は3発ともくまの頭部に当たり、くまは棚から転げ落ちた!
 圭一を店主から受け取ったくまをレナに手渡し、いろいろと面倒を見てくれてありがとうと圭一が告げると、レナは圭一に抱きついてくる。
 神社の奥から太鼓の音が聞こえ、梨花は巫女役を務めるため、みんなと別れ、梨花を撮影するため富竹も去っていく。
 大きなぬいぐるみを抱えたレナは、人ごみでうまく動けなくなっている。
 魅音と沙都子を先に行かせて、圭一はレナに付き添う。
 レナの手を引いて圭一が祭壇の前に行くと、沙都子と魅音が場所を取っていてくれてた。
 神事が始まり、巫女役の梨花が祭事用の鍬を振って、布団の山を突っつく。
 やがて神事が無事に終わり、神社の大階段を行列が降りていく。
 沢のほとりで、町会の人が清められた布団の中身の綿を手際よく引き出して、丸めて配っている。
 レナが圭一の分の綿をもらってきてくれる。
 圭一は、レナがやるとおり、綿で順番に体を叩きながら、「オヤシロさま、ありがとう」と唱えるようにと言われる。
 オヤシロさまは、雛見沢の守り神で、ご利益もあるけど、祟りもあるとのこと。
 体についていた悪いものを、この綿に吸い取り、沢に流して、お祭りは終わりとのこと。
 何かの気配を感じる圭一→なんか、声が……聞こえる?
 

どうか嘆かないで。
世界があなたを許さなくても、私はあなたを許します。

どうか嘆かないで。
あなたが世界を許さなくても、私はあなたを許します。

だから教えてください。
あなたはどうしたら、私を許してくれますか?

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